2011年6月6日月曜日

大手門周辺検討委員会

大手門周辺がどのように整備され、臼杵の価値が高まるか。臼杵の浮沈の鍵を握っています。「臼杵市観光情報協会」でも「大手門周辺検討委員会」を立ち上げ検討する事になりました。今回は手上げ方式、参加したい方は全員参加です。昨日、第1回目の会合が開かれ、それぞれの大手門周辺についての考えを述べ情報交換を行いました。私は「委員長」という重責をいただきました。

これまで武家屋敷の保存、町なみ整備、臼杵城の整備、石畳の整備など時間とお金をかけて行ってきました。城下町の風情が残る町として体裁は整ってきています。残された課題は町の「価値」を示し「誇り」を醸成すること。

臼杵の価値はその歴史性にあります。「臼杵石仏」「大友宗麟」「臼杵城」「道筋と町なみ」「稲葉藩政時代」「明治の偉人たち」「祭り」「食」。これまでの臼杵の来し方をきちんと示し、これからの臼杵の行く末を示す、そんな施設であらねばなりません。ありていに言えば「臼杵歴史文化産業博物館」。堅苦しいイメージですが、それらの内容をいかに簡潔に楽しく見せるかが勝負。知恵者の出番です。観光情報や散策ルート情報の提供、産業・物産の紹介も。

臼杵はその歴史を示す「現物」が残っているところに「売り」があります。他のまちで「現物」が残っているところはそうはありません。「・・・博物館」で知識を得て、あとは興味に従い現地で「現物」をどうぞという仕掛けです。

臼杵の中心であり、臼杵城の足下、この場所でなければならないというものが求められます。「物産館」「ギャラリー」「市役所機能」などという意見もありますが、いずれも「人を集める」という視点。そうではなく「臼杵の価値を高める」「臼杵を輝かせる」という視点で考えたいと思います。そうすれば自ずと人が集まり、臼杵の浮揚につながると思うのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿