2016年12月13日火曜日

「若林純一」市政報告会

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「若林純一」市政報告会します。

12月13日(火)18時から「市浜クラブ」
12月16日(金)18時から「久保公民館」
12月18日(日)18時から「新地公民館」
12月21日(水)18時から「あすとぴあ公民館」
12月23日(金)18時から「臼杵市観光交流プラザ」
12月25日(日)13時から「市浜コミュニティセンター」

時間はいずれも一時間弱を予定しています。
ぜひご参加ください。

2016年12月2日金曜日

12月議会 質問通告内容

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http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300666/file_contents/H2812daihyo.pdf

http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300666/file_contents/H2812ippan.pdf

■若林の一般質問通告内容

臼杵庁舎について

市長は来期に臨む決意の中で「臼杵庁舎の抜本的な対策につきましては、次の任期中に方針を決定したいと考えています。」と述べている。
昨年の9月議会において「抜本的対策については、市全体のまちづくりの議論を行う中で、市民のご意見をいただきながら検討を進めることとしました。」としてから1年以上が経過したが、検討状況はどのようになっているか?また、抜本的対策についての市長の考えは?

少子化対策について

市長は積極的に取り組む最重要課題のひとつとして少子化対策をあげ「安心して子供を産み、子育てできる環境づくりをさらに推進し、若者が希望を持てる施策に取り組みます。若い世代が臼杵に住みたい、臼杵で子供を産みたい、臼杵で子供を健やかに育てたいと思えるよう、結婚、妊娠、出産、育児がしやすい環境づくりに積極的に取り組みます。特に、若者が臼杵で結婚し、安心して住んでもらえるような、婚活支援と若者のための住まい確保の施策を強化していきます。」と述べています。
一般論に終止する中「若者のための住まいの確保の施策」というくだりがあるが、どのような施策を想定しているのか?

企業誘致について

同じく9月議会の市長答弁で「企業誘致にも積極的な展開を行い、若者の雇用の場づくりにつなげていきたいと考えています。」と述べているが、「積極的な展開」とは具体的にはどのようなことを考えているのか?

観光振興について

「観光振興においては、全市的に広がる仕組みづくりに取り組みますが、まず、その核となる中心部の観光化対策に注力をしていきます。」と述べているが「全市的に広がる仕組みづくり」「中心部の観光化対策」とは具体的にはどのような仕組みや施策を想定しているのか?

中野市長の出馬表明

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大戸議員ご質問の市長の任期満了が間近なことに伴う市長の自己評価と今後の方針についてお答えいたします。

 私は、平成21年1月に、新臼杵市の2代目の市長として市政に携わり、1期目は自主的な選択をした合併を、他のどこにも負けない合併に仕上げるため、希望・安心・活力の笑顔ゆきかうふるさとづくりに全力投球し、平成25年1月からの2期目は、1期目の成果を踏まえつつ、就任当初にお伝えしていました時代の流れの3つの波を乗り越えるため、時代を先取りし、新時代の5つの基盤づくりを柱に、市民力で心の通い合う安心社会の実現に向け、各施策に全力で取り組み、一歩一歩着実に実行してきました。
 この間、合併10周年の記念すべき年を市民皆様方と融和の中で迎えることができ、また臼杵の将来像を定めた第2次総合計画と臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略を先駆けて策定し、少子化対策や移住定住対策に力を注いできました。
 2期目の3年8カ月間の成果と課題につきまして、私が掲げた5つの基盤づくりをもとに総括いたします。
 まず、1つ目の子どもたちが希望や誇りをもち、たくましく育つまちづくりについてであります。
 子育てにつきましては、私の2期目の政策の大きな柱でありました子育ての中核施設、子ども・子育て総合支援センター、いわゆるちあぽーとを本年1月に開設し、妊娠期から18歳までのあらゆる子供たちに、そしてまた保護者が集い、相談し、行政サービスをワンストップで提供できる場が整いました。また、保育につきましては、市内認可保育園の改築がほぼ完了するとともに、昨年から保育料を大幅に見直すなど保育環境の改善を図りました。
 医療費におきましては、小中学生の入院医療費を無料化し、通院医療費の助成も実現しました。
 教育分野では、学校施設の耐震化を完了させ、また全小中学校への学校図書館専門員を配置し、読書のまちづくりを推進してきました。
 多くの保護者の皆さんから切望され、懸案でありました、遊具を備えた公園の整備につきましては、臼杵市総合公園と野津吉四六ランドに、子供たちが楽しく遊べる大型の複合遊具を設置したことで両地域の核となる公園が整いました。親子連れや子供たちなど多くの方々にご利用いただいております。
 次に、2つ目の高齢者が安心して生き生きと暮らせるまちづくりにつきましては、まず健康寿命を延ばすための取り組みを大きな柱として、子供から大人までの連続した生活習慣病対策や食育の推進に取り組み、特に臼杵市医師会とは、様々な連携が円滑に進むよう、顔の見える関係の構築に努力してきました。
 また、うすき石仏ねっとについては、医師会を中心に医療、介護、行政の官民一体となったネットワーク、とりわけ関係機関の人的つながりが、どこにもまねのできない取り組みとして全国的に評価されております。
 この石仏ねっとを初め、医療、介護、高齢者施策の様々な取り組みを進めてきました。また、医療、介護関係者と共同で取り組んだ在宅の医療介護事業プロジェクトZは、住みなれた地域や自宅でいかに医療と介護を提供できるか、具体的ケースを対象に検討する仕組みができ上がるまでに至りました。
 認知症対策では、医師会、大分大学などと共同で、認知症を考える会を組織し、啓発、予防、早期発見、早期治療を掲げ進めております。こうした対策が評価され、平成27年度からは、大分県、大分大学、東芝、臼杵市が連携し、生活習慣と認知症発生の関連を探る産学官連携の実証研究を進めております。また、認知症を初めとする高齢者や子供たちの見守りにも有用なICTを活用したシステム研究を進めています。費用対効果などの検証を進め、活用が可能になれば、安心・安全に大きく寄与するものと考えております。
 次に、3つ目の安全性を高め、災害に強いまちづくりにつきましては、東日本大震災以降、地域防災の基盤を強固なものにするため、防災訓練や研修など、防災・減災対策に積極的かつ継続的に取り組んできました。市民の防災意識が一段と高まり、防災士の人数は人口比率で日本一を誇り、また、全国初となる女性防災士連絡協議会も発足し、自主防災会や地域振興協議会とともに自主的な啓発活動が活発化しており、連携強化も図られてきました。
 今後も引き続き、様々な災害に対応した訓練を重ね、自助、共助、公助の連携により地域防災力の向上を図る必要があると考えております。
 また、庁舎のあり方につきましては、現在の臼杵庁舎は、喫緊の対策として、耐震補強することとし、今月工事着工し年度内に完了させる予定です。抜本的対策については、市全体のまちづくりの議論を行う中で、市民のご意見をいただきながら検討を進めることとしました。野津庁舎は今年度、庁舎基本構想策定に取り組み、行政機能と地域活性化の観点を踏まえて進めていきたいと考えております。
 また、新臼杵港のアクセス道路につきましては、大分県と今協議を進めているところであります。
 次に、4つ目の産業を盛んにして、活力のあるまちづくりにつきましては、臼杵の豊かで特色のある資源を生かして、産業や観光の活性化に積極的に努めてきました。
 観光振興では、「臼杵で充電中。」をキャッチコピーにした観光戦略と、観光PRキャラクターほっとさんを活用し、県外への誘客活動を積極的に行い、特に東九州自動車道開通以来、福岡、宮崎へのPRによる効果があらわれていると感じています。
 平成26年5月には、観光客が最初に立ち寄る場として、臼杵市観光交流プラザをオープンし、臼杵の魅力を発信する拠点として機能を発揮しております。イベント開催や各種展示会などにより、中心市街地の活性化にも寄与していると考えております。
 また、サーラ・デ・うすきは、新たなまちのにぎわい創出の拠点とするため、臼杵の豊かな食の魅力を発信する臼杵の台所をコンセプトにリノベーションを行い、10月末にはオープンする予定としています。施設内には、加工施設を設置しますので、新たな加工品開発により、臼杵ブランドの6次産業化も進めていきます。
 農業振興では、安心・安全な農産物を提供する有機の里づくり推進によるほんまもん農産物の拡充や土づくりセンターでつくるうすき夢堆肥も定着してきました。
 水産振興では、海のほんまもん漁業推進協議会を新設し、旬の魚のPRや魚食普及の推進により、魚価の向上を図るとともに、海鮮朝市や海鮮食堂を開設することができ、地魚にこだわった多様な食、あるいは食文化の魅力発信を進めております。
 林業振興では、水源涵養の森づくりとして、間伐による森林整備を進め、里山整備にも取り組んできました。また、鎮南山一帯の景観を守るため、散策などで親しめる空間として環境林整備に着手しました。
 商工振興では、企業立地促進条例を見直し、企業進出や工場の新設・増設を促進する助成金交付制度を拡充するなど地場企業の支援や企業誘致に努め、雇用創出ができるよう環境を整備してきました。
 移住定住の促進につきましては、空き家バンクの登録制度や居住支援制度を創設し、充実させるとともに、移住モニターツアーを実施するなど幅広い取り組みを行い、加えて、子育て支援や教育、医療などを関連づけ、総合政策としてうすき暮らしを推進しております。
 また、移住定住や観光、食などの情報発信や暮らし体験に欠かせないものが、野津地域を中心とするグリーンツーリズムによる農泊体験であります。教育旅行を初め、移住希望者や外国の方々、観光イベントと連携した滞在プランによる観光客受け入れなど、年間を通じて多くの方々に臼杵の暮らしを満喫していただいており、交流人口の拡大に大きく貢献をしております。
 次に、5つ目の持続可能なまちづくりにつきましては、市民が主役のまちづくりを基本理念とする臼杵市まちづくり基本条例を平成25年4月に施行し、条例の理念と精神をまちづくりの基本と位置づけ、市民の方々と議会や行政が、ともに役割を担い、連携・協働しながら、市民が幸せを実感できるまちの実現を目指して進めております。
 また、総合計画で掲げたまちの将来像は、日本の心が育つまちから日本の心が息づくまちへと、古きよき日本の心が暮らしの中に溶け込んでいるまちにしたいという思いを込め、人や地域のつながりを未来に引き継ぎ、臼杵に愛着と誇りを持つことができる持続可能なまちを築いていけるよう目標達成に努めております。
 財政運営につきましては、合併算定がえの縮減を踏まえ、財源や資産の有効活用を図り、健全な財政運営を進めてきた結果、これまで主要な財政指標の改善が見られ、順調に推移し成果があったと判断しております。しかしながら、今後も少子化、高齢化や、そして人口減少による地方交付税や地方税の減少が見込まれるため、引き続き新たな財源確保に努めるとともに、行財政の改革を推進し、財政力の維持向上に努めなければならないと考えております。
 以上、述べましたように先行き不透明で時代の変化が激しく、人口減少時代にありながら、市民目線、市民に寄り添う姿勢で豊かなふるさと臼杵の将来のために、脈々と息づく歴史や文化、風土、暮らしを大切にするとともに、時代の変化にも臨機応変に対応しながら、新しいことにも積極的にチャレンジしてまいりました。
 振り返りますと、これまで市議会のご理解をいただき、市民との協働により各種事業を展開してきた結果、市民一人一人がみずからの手でみずからのまちを元気にしようという機運の高まりも実感でき、様々な分野で成果を上げることができたと考えております。
 しかしながら、積み残した課題もあります。

 また、2期目の任期中に、想像以上の大きな変革の波がありました。それは、消滅可能性都市の指摘であり、国の地方創生の提唱であります。
 臼杵にとって、加速化している人口減少に歯どめをかけることが、私は喫緊の課題であると考えています。人口の自然減を少しでも緩和し、社会減に歯どめをかけるため、あらゆる分野において、ハード、ソフト両面からチーム臼杵で取り組んでいかなければならないと考えております。
 そのために、昨年、臼杵市まち・ひと・しごと総合戦略を策定し、事業展開をしてきました。雇用の場づくり、移住定住策、子供を産み育てる環境づくりなどは、スタートさせたばかりであり、まだまだ事業を強化していかなければなりません。また、防災体制整備の取り組みもさらに充実する必要があると考えています。
 本格的にスタートした石仏ねっとや認知症対策などの医療、福祉、介護事業の推進もまだ道半ばであります。
 私には市政に携わる思いの根底には、人と人との信頼関係を大切にしたい、人と人とのつながりを大事にしたい、そして何よりも未来を担う子供たちに思いをつなげたいとの信念があります。その思いが自治会を初め、地域振興協議会や自主防災組織などの、そういうものへの支援や、子供や保護者に対する子ども・子育て支援、また、認知症対策や石仏ねっとの事業推進の原動力でもありました。そして、移住定住施策においても、遠方から移住してくる方々と、住みなれた地域で暮らしている人たちとのつながり、婚活活動における男女のつながり、そしてそれら人と人とのつながりを大事にしながら取り組んできた施策には成果が見られると、私の考えは間違っていないというふうに思っております。
 これまでの成果や私の思いについて、市民はどのように評価してくださっているのか、もう一度民意に問いたいという思いに至りました。
 このようなことから、私は次期市長選への出馬を決意いたしました。
 3期目は順調に進んできた施策は継続発展させ、強化すべき施策は重点的に進めていきます。これまでの希望、安心、活力をキーワードにした施策を継承しながら、特に昨年からチャレンジしてきた少子化対策、産業の活性化、そして、うすき暮らしの促進を3つの最重要課題として積極的に取り組みます。
 1つ目の少子化対策は、安心して子供を産み、子育てできる環境づくりをさらに推進し、若者が希望を持てる施策に取り組みます。若い世代が臼杵に住みたい、臼杵で子供を産みたい、臼杵で子供を健やかに育てたいと思えるよう、結婚、妊娠、出産、育児がしやすい環境づくりに積極的に取り組みます。特に、若者が臼杵で結婚し、安心して住んでもらえるような、婚活支援と若者のための住まい確保の施策を強化していきます。
 2つ目は、臼杵の資源を生かした各種産業の活性化の取り組みを行い、活力あふれるまちにしていきます。既存の商工業の振興はもちろん、臼杵の宝を生かした新たな産業の育成に努めます。これまで進めてきました有機の里づくり、ほんまもん農水産物の流通拡大、臼杵ブランド開発、6次産業化、水源涵養の森づくりの産業を育てる施策に取り組みます。
 また、観光振興においては、全市的に広がる仕組みづくりに取り組みますが、まず、その核となる中心部の観光化対策に注力をしていきます。野津地域の中心市街地についても、にぎわい創出に積極的に取り組みます。
 さらに、企業誘致にも積極的な展開を行い、若者の雇用の場づくりにつなげていきたいと考えています。
 3つ目は、移住定住によるうすき暮らしのための環境整備を促進します。
 自然、文化、風土、食、どれをとっても満足でき、住んでよかった、住み続けたいと誰もが思えるまちづくりを進めます。これにより、移住、UIJターンを考える方々が、何か懐かしさや新鮮さを覚える日本の心のふるさと臼杵を実感し、臼杵に住みたくなるような施策に取り組んでいきます。
 また、この3つの重要課題に加え、将来のまちづくりの基盤となる道路網の整備といたしましては、10年先を見据え、産業振興、交流人口拡大のための東九州自動車道の4車線化や防災道路も兼ねた南部環状線の検討とともに、幹線道路や生活道路の改良にも取り組みます。
 さらに、防災対策の重要課題であります臼杵庁舎の抜本的な対策につきましては、次の任期中に方針を決定したいと考えています。そして、未来につなげる2つの夢のある構想に着手をいたします。
 1つは世界記憶遺産の登録です。
 専門家は、世界が注目し今解明が待たれているマレガ史料と臼杵藩の史料は十分に価値があると評価していただいております。
 2つ目は、仮称でありますが祈りの回廊をつくることです。キリシタン大名、大友宗麟の風情を残す城下町の景観と、仏教文化を代表する国宝臼杵石仏、そして日本で唯一完全な形で残る下藤地区のキリシタン墓地を結ぶ祈りをキーワードにした包括的なストーリーをつくった上で、国内外の人間の心とか、宗教に関心を持っている人たちに訪れてもらう構想づくりを始めます。
 臼杵に残る類いまれな財産を世界に発信できるプロジェクトを立ち上げ、新たな臼杵の魅力づくりを行いたいと思っています。
 以上のような方針のもと、この生まれ育った臼杵市が厳しい荒波に負けず、九州の東海岸の一粒の真珠として光り輝くために、ふるさと臼杵を発展進化させたい。そして、さらに臼杵を住み心地一番のまちにしたい。その思いが強く、市民の信任をいただき、来期も市政の先頭に立ち、全力挙げてかじ取りしてまいりたいと考えております。
 以上です。

2016年11月28日月曜日

3ヶ月遅れの市長の行政報告

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さきの6月定例会以降、現在までの市政運営事項等についてご報告申し上げます。

 まず初めに、6月18日、食育月間に合わせ、生きる上での基本である食の大切さをみんなで考え、健全な食生活を送っていただくことを目的に、第4回「うすき食育フェアwith給食フェスタ」を開催しました。「食と防災はつながっちょる!」をテーマにした講演や、別府大学短期大学部食物栄養科の皆さんによるステージ、生活習慣病の予防改善を意識した内容の各コーナーをめぐる食育スタンプラリーなどで健康的な食の普及啓発を行いました。
 小さいころからの食生活を初めとした生活習慣の積み重ねが、将来の生活習慣病や合併症からくる介護予防にもつながります。
 今後も、食にかかわる多くの関係機関、関係部署の皆さんと協力して食育を推進していくことで、健康で笑顔のあふれる家庭・地域が増えていくことを期待しております。
 次に、6月27日、男女共同参画講演会を開催しました。「ワーク・ライフ・バランス 男性も女性も自由になろう」と題して、元アナウンサーで現在タレント、エッセイストとして幅広く活躍中の小島慶子さんをお招きし、ご自身の経験や子育て、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の重要性を、そしてまた日本社会が抱えるこれからの課題について講演をいただきました。
 今回の講演会は、現在活躍中の著名な方が講師であることから、当日は悪天候にもかかわらず多くの方々に来場していただきました。男女共同参画社会実現のため、家庭、職場、地域において男女にかかわりなくその能力を発揮できる男女共同参画社会について深く考える時間となりました。今後も、市民、事業所、臼杵市が連携し、男女共同参画社会の推進に努めていきたいと考えております。
 次に、7月6日から、臼杵市歴史資料館で、企画展「いきものにまつわるエトセトラ~臼杵のひとといきもの関わり史~」を行っております。
 臼杵の山や海、川を舞台にした「ひと」と「いきもの」とのかかわりについて、臼杵市所蔵の古文書や典籍、絵画資料を中心に展示しております。内容は「獲る」「使う」「祈る」をキーワードに、臼杵でたびたび鯨が捕獲されていたことや藩が運営する牧場が設置されていたことなどを紹介しています。
 今も身近にいる生き物と人との関係を示す歴史資料を展示することで、昔から受け継がれてきた臼杵の豊かな自然への思いを深めるとともに、市所蔵の絵画等に実際描かれているものを目にすることで、臼杵の歴史に対する興味関心を高め、地域に残る文化財を保護することの大切さが伝わってくることを期待しております。
 なお、この企画展は9月26日まで開催しています。
 次に、7月13日から15日まで、東京ビッグサイトで行われました一般社団法人日本経営協会主催の「国際モダンホスピタルショウ2016」において、「うすき石仏ねっと」が「自治体総合フェア2016」の「協働まちづくり表彰」で準グランプリを受賞したことを評価され、主催者の強い依頼により、「求められる連携と地域包括ケアの充実について」のテーマのもと先進的な事例として出展し、事例紹介を行いました。
 この国際モダンホスピタルショウは、保健・医療・福祉の領域では来場者8万人を超える国内最大規模級の展示会です。「うすき石仏ねっと」は、医師会・歯科医師会・薬剤師会・介護事業所・消防署・行政が連携し、他に類を見ない官民一体となった運営が評価されて出展に至りました。当日は、出展ブースに多くの来場者が訪れ、「うすき石仏ねっと」に対する関心の高さがうかがわれました。
 また、医療・福祉施設等の参加率の高さや市民の加入率を示すカード保有率の高さも誇っており、加入者が8月中に1万人を超え、9月1日に、1万人目の加入者に対し石仏カードの交付及び記念品の贈呈を行いました。加入者におきましては、高齢者だけでなく子育て世代などにも加入していただくため、今後、母子健康手帳内容などの情報も「うすき石仏ねっと」で共有できるよう整備していくことで、幅広い世代の加入者を増やし、より多くの市民の皆さんに安全で質の高い医療・介護サービスや、いざというときの安心を提供していただきたいと考えております。
 次に7月20日から、臼杵市緊急観光振興事業として「臼杵を観食!お得や券」の食事クーポン券発行事業を始めました。この事業は、ご案内のように本年4月に発生した「熊本・大分地震」の影響による風評被害で減少した観光客数の回復とともに、キャンセルが相次いだ飲食店の誘客を目指すため、臼杵市観光情報協会、吉四六の里観光協会、臼杵商工会議所、野津町商工会で臼杵市緊急観光対策実行委員会を組織し実施しています。
 市内の有料観光施設、例えば、臼杵石仏など7カ所のうち1カ所に入館していただき、その際に専用チラシにスタンプを押し、臼杵市観光交流プラザへお持ちいただければ、2,000円分の食事クーポン券である「お得や券」と交換することができ、市内の取り扱い店舗で食事代の支払いに利用できます。さらに、交換時には抽せんで250名に「ふぐフルコースペア食事券」など臼杵の特産が当たる「Wチャンス」も行っています。
 この「お得や券」は、2,500部発行としており、期間は9月30日までとなっております。8月31日までの発券数は1,807部で、市内飲食店から事業実施への好評を得ています。また、有料観光施設、特に臼杵石仏の入館者が、お得や券交換のために観光交流プラザを訪れていただくことで、中心市街地での飲食や町並み散策などへの波及効果もあらわれています。
 また、臼杵石仏の入館者は、4月から6月までは地震の影響で前年比4割とか5割減となる厳しい状況でしたが、7月には客足が戻り、8月には前年を上回る結果となり、この「お得や券」の効果もあらわれているというふうに考えております。
 今回の観光振興事業の取り組みに際しましては、アンケート調査も行っていますので、期間終了後に分析するなど、今後の観光行政に十分に反映していきたいと考えております。
 次に、7月22日、結婚支援員「イランショワさん」の登録証を、女性10名、男性2名の12名の方に交付を行いました。これは、臼杵市で若年層における未婚率が男女ともに全国平均よりも高くなっている現状を踏まえ、昨年度より本格的に婚活事業の取り組みを開始しており、この取り組みの一つとして結婚支援員を設置し、婚姻率の向上を目指すものであります。
 イランショワさんとは、お世話やきやおせっかいに似た意味で、臼杵ではなじみのある方言で「いらんしょわ」を使った名前ですが、誰かと誰かを引き合わせてご縁をつないだり、積極的になれない方の背中を後押ししたりして、そんな素敵なよい意味でのおせっかいをやいてほしいという思いを込めています。
 イランショワさんには、結婚を望む独身の相談者に対し、出会いの機会の仲介や婚活イベントの紹介などの支援活動をボランティアで行っていただきます。
 こうした各種婚活事業の取り組みにより、婚姻率を伸ばし、少子化対策へつなげていきたいと考えております。
 次に、8月1日、臼杵市との包括連携協定を締結している大分県信用組合と連携し、大学等への就学のために教育ローンを借り入れした保護者に対し、市が利子相当分の補給を行う「夢応援教育ローン利子補給事業」の平成28年度入学者分の募集を開始しました。
 この制度は、生徒の進学への希望実現と保護者の経済的負担の軽減を目的に、子育て環境の向上施策の一つとして創設した制度です。大分県信用組合からの融資上限額300万円までの2%利子相当分を補給するものであります。対象者の要件は、本市に住民票を有し、当該世帯の所得状況が一定基準以下であること、生徒本人の高校における学業等の成績が基準以上であることなどの資格審査に適合し、その後、大分県信用組合での借入審査手続を完了した方としております。
 平成29年度入学者を対象とする募集につきましては、本年10月から12月末日までの予定にしております。また、本市と包括連携協定済みの他の3つの金融機関につきましても、本制度の連携について現在協議中であります。
 次に、8月2日、平成28年度の子ども市議会を開催しました。今年度は、市内の小学校13校より15名の小学生が議長、副議長や議員を務め、臼杵の観光や文化財の保護、防災・ボランティア活動、空き家対策など、日ごろの生活や総合学習で学んだことに、小学生らしい元気な態度で質問を行いました。
 子供たちには、この貴重な経験を生かして臼杵市の将来を担う人材になってもらいたいと期待をしているところであります。
 次に、8月17日から、昨年度に引き続き、ジュニア防災リーダー養成講座を開講し、今年度新たに20名を認定しました。
 市内の中学2年生を対象とし、防災に関する知識や技術を習得することにより、災害対応の責任感・連帯感を養い、この講座を通して、地域の防災リーダーや消防団員として活躍できる「ひと」づくりにつながっていくことを期待しています。講座では、地域の防災活動や消防団活動について学び、また応急手当の方法や地震体験、火災消火体験などによる実技指導も受けました。
 ジュニア防災リーダーの皆さんには、30年以内に70%の確立で発生すると言われている南海トラフの地震・津波を初めとして、全ての自然災害から「自分の命を守る」ことができるようになり、家庭や学校や地域においても積極的に防災啓発活動に携わっていただくことを期待しているところであります。
 また、本年10月30日に予定している臼杵市一斉総合防災訓練では、地域住民や小学生へ応急担架作製の訓練指導を行うとともに、避難所運営を体験することにより、災害時における社会貢献について訓練を通して学んでもらいたいと考えております。
 次に、昭和54年に開館し、生涯学習の拠点として年間10万人の市民に利用していただいている「臼杵市中央公民館」のホールとトイレの改修工事を6月から8月末までに行いました。工事期間中は、多くの市民の方々にご不便をおかけいたしましたが、ホールでは、つり天井の改修を行い耐震性が確保されるとともに、照明機器・音響設備のリニューアルにより機能強化された明るいホールとなりました。トイレも洋式化に加え、多機能トイレも設置されました。高齢社会にも対応できるトイレとしての改修やホールの機能強化により、今後も多くの利用者に親しんで活用していただける施設として運営してまいります。
 次に、8月24日と29日に、人権・同和問題講演会を野津地域、臼杵地域でそれぞれ開催しました。「あなたの個人情報がねらわれている~身元調査と登録型「本人通知」制度~」と題して、山口県人権教育啓発センター事務局長の川口泰司さんを講師にお招きし、講演をしていただきました。2011年に発覚した住民票や戸籍の附票などの個人情報大量不正取得事件や最近の個人情報の流出事件などの概要と、それらの事件が私たちの生活にどのように影響しているかを解説していただくとともに、これらの戸籍の附票や住民票の不正取得を防止するために、当市でも取り組んでおります登録型「本人通知」制度の意義について分かりやすく説明されました。また、両会場とも、登録型本人通知制度の制度説明コーナーを設置するとともに、『登録型「本人通知制度」の特別受付』を開設し、来場者の登録促進に取り組むなど、多くの方に人権について考える機会を提供することにより、人権意識の高揚を図ることができたと考えております。
 今後も人権尊重社会の実現に向け、各種啓発事業を継続的に実施し、同和問題を初めとするあらゆる差別の解消に向けて取り組みを行なっていきます。
 最後に、移住定住施策事業実施について報告いたします。
 都市部からの地方移住に対する意識が高まっている中で、全国の多くの自治体が移住者獲得のため、東京などの都市部への情報発信の取り組みや、移住希望者を対象としたモニターツアーなどを実施しております。
 臼杵市では、これまでの移住定住策に加えて、東京都内にあるオーガニック店舗を活用した「うすき暮らし情報発信事業」を始めました。臼杵の特色や暮らしの情景を効果的に発信していくため、都市部の人が特に注目している食、オーガニックという観点から臼杵の魅力の発信に取り組みます。店舗内において、臼杵のパンフレット、ガイドブック、オーガニックに関するPRスペースを設置するとともに、7月11日から18日の期間中には「臼杵フェア」として、ほんまもん農産物などの臼杵の素材を使ったメニュー提供のほか、臼杵のPR、移住セミナー、相談会を開催しました。
 なお「臼杵フェア」は、9月と来年1月にも開催を予定しております。この取り組みにより、年間を通じ臼杵の情報を発信することが可能になります。今後、移住に関する全国イベント、大分県主催のイベントとも連動した開催とすることで、交流が促進され、より多くの人のつながりをつくり、臼杵ファンを増やしていきたいと考えており、その中から実際に移住者が増加していくことを期待しております。
 また、7月29日から31日まで、移住希望者向け体験ツアーを実施しました。臼杵への移住を考えている方に、移住する前に臼杵市のことをより知ってもらうということと、臼杵のことを体感し理解した上で移住を決めてもらうことを目的としています。
 一昨年から開催しているこのツアーは参加者から好評をいただいており、実際に移住をした参加者も多くいます。今回のモニターツアーにも、東京都、埼玉県より3世帯4名の参加をいただき、移住支援制度説明会、相談会、グリーンツーリズムによる農泊、空き家バンクの物件見学、移住者のお宅訪問、しいたけ農家訪問といった盛りだくさんの行程を組み、臼杵を体感していただきました。その中で、移住に前向きな方もいらっしゃいますので、今後、具体的な対応を進めてまいります。また今年度、さらに2回実施する予定ですので、引き続き、地域の風土や人柄、新鮮な食を知っていただけるよう、農村民泊などを通じて臼杵の魅力を紹介するツアーを実施し、移住定住の促進を図ってまいります。
 このような移住定住施策を推進する中で、市外より臼杵へ移住を考えている方や移住した方の不安や悩みを軽減し、移住希望者や移住者に一層寄り添った支援が必要であり、また大変重要であります。そのため、行政のみではなく、市民皆さんの目線で必要な相談や支援を行っていただける「移住定住サポーター」を設置しました。サポーターは登録制として、既に移住されている方および市内の郵便局長さんの22名の方に登録していただき、8月17日に登録証の交付式と第1回のサポーター会議を開催しました。
 行政の窓口のみでは対応できない個人的なことや転入地域独自の慣習などにつきまして、気軽に相談対応できる場の設置により、移住者がスムーズに地域になれ親しんでいただけるような環境づくりを目指します。また、移住定住情報の発信や移住モニターツアーへの協力など、移住定住支援活動を行っていただきたいと考えております。さらに、移住後におきましても、交流会の開催を積み重ね、定住の定着に向けたサポートも期待されているところであります。
 また、既に導入しています空き家バンク制度では、8月末現在で登録物件数が67件、このうち成約に至った件数は30件となっています。ただし、利用希望者登録件数は増える一方で、登録物件がまだまだ不足していることから、今後あらゆる角度から空き家情報を得ることが重要であり、所有者の意向も把握した上で支障となる課題等を解決する方法を探り、物件の増加につなげていきたいと考えております。
 また、移住者の居住支援促進事業につきましても、様々な補助制度の利用実績は、平成27年度が76件の166名でした。平成28年度8月末現在、つまりこの5カ月間で既に49件の132名の利用があり、さらなる利用促進のため、引き続き情報発信に努めていきたいと考えております。
 今後とも、こうした移住定住の政策に着実に取り組み、人口減少に歯どめをかけられるよう成果を上げていきたいと考えているところであります。
 以上、報告しました「うすき石仏ねっと」やジュニア防災リーダー、食事クーポン券の「お得や券」、移住定住・婚活事業の取り組みを初め、子ども・子育て支援、高齢者対策、産業振興施策など私が市政2期目に掲げた5つの基盤づくりの各事業と、昨年から取り組んでおります臼杵市まち・ひと・しごと総合戦略による様々な事業は、いずれも市議会はもとより、市民皆さん方のご理解とご協力のもと協働で取り組んだ結果、成果としてあらわれてきているものと手応えを感じております。
 つきましては、これまで手がけてきた施策に一層磨きをかけ、臼杵市のさらなる発展、進化に向け、改めて決意を持って取り組んでまいりたいと、そういうふうに考えているところであります。
 以上、6月定例会以降の市政関連事項につきまして、報告を終わります。

2016年11月24日木曜日

討議資料(テキスト版)

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一粒の真珠「臼杵」を目指して

文豪 野上弥生子先生が「臼杵小学校創立100年」に寄せた祝辞に次のようにあります。「一粒の真珠は、他のけばけばしい宝石より、より貴重なものとされます。資源や土地に乏しい臼杵とても運営しだいで、よそでは欲しくとも手に入らぬ九州東海岸の真珠に育てあげられるはずです。好ましい風土のみでなく、歴史、文化の条件においても特殊にゆたかな温床をもっているんですもの」皆さまと共に、一人ひとりの輝きは小さくとも、その輝きが増し、まち全体が希望の輝きに満ちる「臼杵」にいたします。

若林純一の掲げる政策の柱『活力』『安心』『協働』

『活 力』

◯地場産業の育成 (中小企業への支援・地元優先発注・市街地の駐車場)
◯観光振興 (情報発信・宗麟フェスティバル・滞在型観光の推進)
◯有機農業の推進 (無農薬・無化学肥料栽培の推進とブランド化)
◯市民活動への支援 (市民提案型事業への支援・ボランティア券)

『安 心』

◯まちのビジョン(将来像)づくり (市庁舎建て替えを軸に)
◯公共交通の充実 (コミュニティーバス・乗り合いタクシー)
◯健康寿命の延伸 (サロン活動の充実・うすき石仏ネットの活用)

『協 働』

◯市民の声が反映する市政 (市長だより・懇談会・電子掲示板)
◯効果的・効率的な予算の執行 (事業仕分けの実施)
◯誇りを持って市民と協働するスリムな市役所へ (持ち家手当て撤廃・給与水準を全国平均並へ)

市民の皆さまが主役の開かれた市政の実現! 【討議資料】

討議資料(一粒の真珠「臼杵」を目指して)

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2016年11月7日月曜日

南津留地区コミュニティーセンター建設の経緯(変更に至る経緯)

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変更に至る経緯です。赤字の部分は市長判断の部分です。

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南津留地区コミュニティセンター建設に関する経緯

平成27年4月に地元住民より市へ電話連絡有り

南津留地区コミュニティセンターの建設について
・南津留連絡事務所の建て替えは必要ない
・特認校の臼杵南小学校の設備など少子化対策に予算を使うべき

その後、7月に地元住民と話し合いを行う

(地元住民)
・コミュニティセンターは高齢者ための施設ではないか。学校施設は子どもたちのために使うべき
・臼杵南小学校はグラウンドが狭く、子どもたちが遊ぶスペースがないので南園舎を早く壊して、子どもの遊び場を広くすればよい
・小学校の駐車場が狭いので園舎を壊して駐車場にすればよい
(市)
・建設は長年にわたる地元からの要望に応えるもので、地域の様々な団体の皆さんが使用するコミュニティセンターとしての建て替えである
・各区長から各地区住民へセンター建設については周知をしてもらっており、理解されていると認識している。
.・コミュニティセンターでは、世代を超えた取り組みが可能となり、地域で子どもを育てる環境づくりができる
・区民を対象としたコミュニティセンター建設の説明会を行いたい

7月14日 地域振興協議会役員と話し合い

コミュニティセンター建設に対して一部の地元住民から反対意見が出ていることを伝えセンター建設について説明会を行いたい旨を伝える

7月23日 南津留連絡事務所においてセンター建設の説明会を実施

市からセンター建設の経緯及び施設の概要を説明
(出席者からの意見)
・南園舎跡地では浸水の心配がないか(アスファルトから50cm上げる予定)
・敷地への入り口が直角で狭く、車が通りづらい
・できるだけ早く3月中には完成してほしい(予定通りに年度内の完成を目指したい)
・日当たりが良い向きにしてほしい(部屋は南向きにする予定)
・センターの駐車場は十分確保できるのか

8月以降、センター建設に反対している地元住民や地域振興議会役員との話し合いを継続

南園舎跡地でのセンター建設について合意には至らず

9月3日 市長にこれまでの経緯を報告

・南津留地区コミュニティセンターの南園舎での建設について、地元地域の中で意見が分かれている
・コミュニティセンターを地域を活性化させる活動拠点にするためには、地域の総意が必要だと考えられるので、建設については慎重に進めてほしいと指示があった

10月22日 地域振興協議会役員ら7名が市長を訪問

(地元役員)
・市として早期にセンターの着工をしてほしい
(市長)
・センターの建設は、当初、地域総意の要望として受け止め、準備を進めてきたが、この段階になって地域の中で反対が出るのはどうしてかという思いがある。
・センターは地域の皆さんに喜んで使っていただくことが一番なので、今一度、建設について地域の中でよく話し合ってほしい

平成28年1月12日南津留・中臼杵・東神野地区区長会総会

市からこれまでのセンター建設の経緯について説明
平成24年に南津留地区コミュニティセンター建設の要望をいただいて以来のこれまでの経緯を説明
平成27年に地元住民から
・学校用地に隣接した敷地は、子どもたちの教育施策の場所として活用すべき(特認校としての施策もあるはず)
・駐車場の確保が難しい
等の反対意見があったことについて説明を行った。

(市としての考え方)
コミュニティセンターは地域が一体となって喜んで使っていただく施設であると考えており、地域内の問題となることは望ましくなく、南津留地区コミュニティセンターの建設について、地域の中で地域振興協議会としての活用のあり方や建設場所についてどうあるべきかを再度検討していただきたいと考えている。市としても検討にあたっては地域に協力したい。

(地元役員)
(出席者からの南園舎でのセンター建設が現候補地で困難であるならどこが良いのかとの問いに)
区長会役員としては、連絡事務所横のJA野菜集荷場の土地が適していると考えており、JAに譲渡が可能か確認したいと発言。

地元地域振興協議会では、新たにコミュニティセンター建設委員会を作り、今後センター建
設の方針と具体的な活用方法の検討、地元住民への周知、総意の集約を委員会で取り組むことにした。

1月15日 JA関係者と話し合い センター建設委員会3名

(建設委)
・JA南津留野菜集荷場について現状を聞き、センター建設候補地として譲渡が可能かどうか教えてほしい。
(JA側)
・JAとしては、できるだけ地元地域のために協力したいという考えはある
・集荷場内は現在農林公社に農機具用の保管場所として無償で貸与している
(市)
・現在の集荷場の土地の状況や利用状況を知りたい
.仮に集荷場の土地を譲渡する場合は何か条件が必要か

2月15日センター建設委員会と市担当者で、コミュニティセンターの活用についての打合せ

・KMN盆踊りのようにセンター活用について皆で何度も意見を出し合って考えたい
・地域が広く健康教室の開催が2箇所になる。登録者は多いが交通手段がなく、実際は参加者が少ない
・以前のように男性の料理教室が再開できれば
・料理教室も中臼杵と南津留で別々の開催になっている
・他の地域と違うお金や手間をかけずにできる取り組みをしたい
今後は地域で色々な団体で話し合ってもらい、センターの活用方法を市に提出してもらうこととした

4月5日 JA側と協議

(市)
・土地全体ではなく、部分的な購入は可能か
・集荷場の建物や土地の図面や地質データはあるか
(JA側)
.土地の部分的な譲渡については検討する
・集荷場の建設年が古いため図面やデータは見つからない

4月12日南津留地区地域振興協議会が市に要望書を提出

・地元ではJA所有の南津留野菜集荷場の敷地でのコミュニティセンター建設を要望

市として、地元の要望を受けて、JA側と今後正式に譲渡に関する協議を行うことを検討する





南津留地区コミュニティーセンター建設の経緯(当初)

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南津留地区コミュニティセンター建設の経緯について情報公開していただきましたのでご報告します。以下の報告書については平成27年8月24日に起案され、課長決済の下、9月3日に市長報告された内容です。
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南津留地区コミュニティセンター建設の経緯

○平成20年4月1日臼杵幼稚園南園舎廃園

○平成23年10月25日市政懇談会
・南津留連絡事務所の裏庭が大変危険な状態になっている。
・連絡事務所が危険なので南園舎跡に移してはどうか。

○平成24年2月南津留地区地域振興協議会が設立

○平成24年3月30日南津留区長会会長より「南津留地区コミュニティセンターの建設について」の要望書が提出される。
・平成24年度から臼杵南小学校が地域と一体となった学校づくりとしてコミュニティスクールを開始。地区民をあげて学校の運営に協力したい。
・小学校に隣接した南園舎跡にコミュニティセンターとして連絡事務所を移転して欲しい。

○平成24年6月8日要望書に対し回答
・現施設の老朽化、崖下の立地状況を勘案し、区長会提案の南園舎跡地の活用も含め施設整備のあり方について、区長会と協議を図りながら検討していく。

○平成25年度 要望を受け、公共5カ年計画に事業を計上する

○平成26年度当初予算に設計委託料が計上
・南津留区長会に設計予算が計上されたことを伝え、事業の説明をする。
・設計内容について区長会と協議を重ねる。

○平成26年12月22日
「平成26年度南津留地区コミュニティセンター新築実施設計委託」契約
契約額5,076,000円

○平成27年度当初予算に工事費が計上される。
当初予算額92, 347, 000円

木造平屋建て延床面積2.53.60㎡
多目的ホール(約50畳)、調理室(約16畳)、和室1 .和室2


2016年11月5日土曜日

うすき竹宵20周年事業について

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竹宵のコンサートについて様々ご意見を頂いております。これまでの議会関係の情報をお示し致します。
いよいよ、今宵と明日の宵は「うすき竹宵」。20周年記念コンサートも含め、大成功を収めますよう祈念いたします。

-------以下は、平成28年3月議会予算委員会での質疑応答

○委員(若林純一)

うすき竹宵の20周年事業補助金のうちイベント費ですが、コンサートに351万4,000円ということですが、通常コンサートは入場料金で賄うというのが普通なのですけど、この際の入場料金等の考え方はどうなっているのかということと、

もう 1つはコマーシャルで225万6,000円と聞きましたが、竹宵は毎年きちっとやっていくことでこれだけの人を集めるイベントに発展してきたわけですけども、ことさら20周年をコ マーシャルで打つという必要があるのかどうか。

これまでやってきた宣伝広告の中で20周年ですということと例えばイベントやるならばイベントを併せてきちっと広告すれば、特別に費用をかけるという必要はないんじゃないかと思うのですが、その辺りのお考えをお聞かせくだ さい。

◎産業観光課長(平山博造)
イベントのコンサートが有料か無料かでございますが、これは最終的に正式決定しておりま せん。今後、実行委員会と詰めていく予定でございます。

20周年のコマーシャル費でござい ますが、うすき竹宵も20年前に大分県で初めて開催して、今では竹楽、千年あかり、県外でもかなり竹ぼんぼりを利用したイベントが見られておりますので、ここでお金を使って改めて、うすき竹宵が元祖であるということを含めてPRを行いたいと考えております。以上でござい ます。

○委員(若林純一)
イベントですけど、イベントにどれだけ費用がかかって、どれだけ入場収入があるかがわからないと補助金の額が決まってこないと思うのですけど。それすら決めてなくて補助金の額が先に決まるというのはいかがなものかと思いますが、その辺のお考えはどうでしょうか。

◎産業観光課長(平山博造)

コンサートにつきましては、まずはギャランティーとやれる範囲のスペース、それから警備体制等を考えた場合の積み上げの金額でございまして、今後場所等決めて有料か無料かという 議論はこれからになると思います。あくまでもイベント事でございますので、安全第一によい 20周年の記念行事としたいと考えています。

○委員(若林純一)

コンサート開くわけですから、警備費も含めて普通にコンサート開くのにいくらかかるかという話が351万4,000円なのかなと気がしますけど、そうすると全部市の補助金でまるがかえになるのでイベント収入が全部どこにいくのかなという考えになるんですけど。

今のい くらかかるかわかりませんという説明だと補助金の額が適正かというのがわからないという話になるので、そこらあたりきちんとこういうコンサートでここまで補助金を出します。コンサ ートの主体と入場料がいくらでこれくらいの入場金で見込めて補助をいくらにするという仕組みがセットじゃないと、無料か4,000円かわかりませんというイベントに対して補助金の額を決定するというのは非常に難しいと思うのですけど。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

現時点の実行委員会の考えなのですけど、このコンサートについては実行委員会では無料で コンサートを行いたいと考えています。

この費用につきましては入場料金を取らなければ県の補助金も最終的に対象となります。入場料金を取るんであれば県の補助金は対象となりません。実行委員会としては無料で行いたいと考えております。

○委員(若林純一)

無料ということになると開催時期等、日にちの設定によっては外からのお客さんなのか市民なのかそこらあたりがどうなのか。

市民会館と思われるのですけど、市民会館で大丈夫なのか といういろんな心配がありますけど、そのあたりはどのようにお考えなのでしょうか。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

小室哲哉さんのコンサートについては、現時点の考えなのですけども大手門公園で開催した いと実行委員会のほうでは考えさせていただいています。

○委員(奥田富美子)

関連です。大手門公園ということは竹宵をしている当日にということでいいですね。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

竹宵の当日に小室哲哉さんのコンサートをできればなと考えています。

○委員(若林純一)

今実行委員会ということで説明を聞く範囲では、お金取るということは考えられないので、 全額補助金でほぼ賄う形ということでよろしいんですね。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

現段階ではそのような計画で進めさせていただいています。

-------以下は、最終日本会議における私の反対討論

平成28年度臼杵市一般会計予算のうち、うすき竹宵実行委員会補助金1,100万円、この1,100万円につきましては例年補助しております400万円に加え、うすき竹宵が20周年を迎えますことから700万円を補助する内容でございます。

700万円の内訳といたしましては、野外ステージイベントに351万4,000円、県外向けのテレビコマーシャルに225万6,000円、その他竹の加工用具などに補助するということになってございます。

反対の理由といたしましては、うすき竹宵20周年事業は打ち上げ花火的なイベントではなく、今後これからうすき竹宵が継続的に発展するような内容の事業にすべきという考えでございます。例えば、うすき竹宵の雰囲気を臼杵にいつ来ても味わえるような、そういう仕掛けづくりなどが考えられると思います。

また、県外向けテレビコマーシャルでございますが、竹宵はこれまでの地道な取り組みにより、既に多数の来客がございます。ことし限り20周年ということでコマーシャルを打つ必要はないというふうに考えますので、このうすき竹宵20周年事業700万円については反対いたします。

2016年11月2日水曜日

市庁舎の位置について

4 件のコメント:
コメントいただきました。
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市長選挙は市役所の位置が争点の一つになりそうですが、若林議員の意見を教えてください。
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「臼杵商業高校跡地」にすべきと考えます。


2016年10月20日木曜日

「すっきりしない方針転換」へのコメント

5 件のコメント:
コメントいただきました。
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次に議会の責任についてですが、市長の説明責任を果たしていない曖昧な説明
で予算を承認したことは、議会としての職務怠慢。責任感の欠如であり、責任
能力の欠如が疑われます。

↑これって、あなたも議員として、その場にいたんでしょ?そして、不本意と
か言いながらも賛成したんでしょ?
なんか、言ってることとやってることがチグハグで信念がないなあ・・・
議会が怠慢と感じたなら、他の議員に面と向かって主張した?議員という立場で、他の議員を誰一人説得できずに、しまいには不本意だけど「賛成」って?
「賛成」したことに責任が持てないなら、最初から反対って通しなさいよ。
-------
今回の方針転換に関して、議会前に耳にしていた事柄があります。概略は以下のとおりです。

1 当初は、一人の反対意見であった。
2 市は当初の位置で建設できるよう説得を試みた。
3 位置の変更により、各方面に迷惑をかけることになる。
4 地元調整できなければ、建設予算は流れて、建設が先送りになると市から言われた。
5 このような決まり方で本当によいのか疑問であると考える人がいること。

それらの点について疑問を払拭するため、まずは議場において予算案についての「議案質疑」をしました。しかし、納得のいく回答は得られませんでした。議案質疑は2回までと制限されていますので追求は困難でした。

たとえ少数の反対意見であっても妥当性・合理性があれば当然聞き入れるべきものです。よって、
その後の予算委員会で、納得のいく詳細な説明を求めました。しかし、納得のいく説明はありませんでした。

特に変更箇所での「地元の要望書」は重要な意味を持ちますので、上記4についてそのような働きかけをしたかどうか問いましたが、そのような働きかけは無いとの回答でした。

何度かのやり取りを経ましたが、資料もなく口頭での質疑応答を続けても実のある議論ができないとの判断から、変更前と変更後の比較検討資料を求め、それに基づき妥当性・合理性を確認しようと、質疑を一旦中断しました。

その後、予算委員会に比較検討資料の提出があり、審議が再開されるものと思われました。しかし「比較検討資料の必要性について賛否を問う」との突然の委員長提案があり、「必要なし」との多数意見(求めるべきとしたのは2名)によりこのことについての審議は打ち切りとなりました。

最後に発言が許されましたので、「総合的に市が判断したということでよいか?」と問うたところ、そのとおりとの回答でした。場所を変更しての地元要望書も提出されているとのことから「反対」するのは無理と考えたところです。

2016年10月14日金曜日

すっきりしない方針転換

16 件のコメント:
今朝の大分合同新聞に「南津留地区コミュニティーセンター」の方針変更についての記事が掲載されていました。このことについては、私も報告させていただいたところです。
http://usuki.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html

記事では「予算は全会一致で承認された」となっています。私としては大変不本意な「賛成」でした。

議会には、新聞記事にあるように「さまざまな利益に応え、慎重かつ果断に判断する-。」ことが本来求められるところ。

今回、議会は設計まで終えた当初案と変更後の案の比較検討資料の提出も求めず「市が総合的に判断して決定した」という報告のみをもって承認しました。

変更位置で地元の再度の「要望書」が出されたとはいえ、設計費507万円が浪費され、用地購入費2000万円が余分にかかり、予定地に立っている農協の集荷場も解体しなければなりません。

集荷場の解体費用は予算に計上されていませんが、「農協が解体して更地にした土地を2000万円で購入する」との説明。解体費用は農協持ち?集荷場がなくなっても支障がないのでしょうか?地元のために農協も協力するということでしょうか?

「すっきりしない方針転換」です。

2016年10月12日水曜日

誇りを持って市民と協働するスリムな市役所の実現

11 件のコメント:
誇りを持って市民と協働するスリムな市役所の実現

国の財政状況や人口減少により地方交付税や市税が減り、財政は一層厳しくなり、使用料の値上げや公共事業の削減などが予想されます。人件費の削減も聖域ではありません。市職員の数は、大分県の他の市に人口当たりで比較すると少ない方となっています。今後は、組織を簡略化し管理職を減らすこと、給与水準の適正化などが課題です。

給与水準を全国と比較すると、臼杵市と産業構造や人口が似通った市のグループには170ほどの市が属し、給与の平均指数は96.6%です。臼杵市は100%ですのでその差は3.4%、年額では約6600万円が余分に支払われているといえます。グループの平均指数に近づけていく努力が必要です。また、既に国や県が廃止した「持ち家手当て」が未だ残っていて年額約850万円が支給されています。即刻廃止すべきです。

一方で、イベント対応などの休日出勤や超過勤務による「振替休日」が消化できないなどの実態があると聞いています。給与水準の引き下げや「持ち家手当て」の廃止などで生まれた財源をあて、適切な給与支払いを担保すべきです。

「うすき夢堆肥」を活用し、「健康な米と野菜」で「健康に」

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「うすき夢堆肥」を活用し、「健康な米と野菜」で「健康に」

「うすき夢堆肥」を使用し、化学肥料と化学合成農薬を使わずに栽培した「ほんまもん農産物『金マーク』」。体によいものを取り入れることは健康づくりの基本です。市民の皆さまの口に入るよう栽培量を増やしたいものです。

米作りにおいても「うすき夢堆肥」を活用して化学肥料と化学合成農薬を使わない栽培に取り組み「安心安全なおいしいお米」として独自の販売ルートにより高収益を上げている例があります。夢堆肥は手間をかけ熟成された完熟堆肥で、税金を投入することにより安価に手に入れることができるようになっています。夢堆肥を活用した米の栽培の研修制度、ブランド化や販路開拓に積極的に取り組みたいところです。

公共交通の充実で年齢を重ねてもいきいきと暮らせる町を目指します

19 件のコメント:
公共交通の充実で年齢を重ねてもいきいきと暮らせる町を目指します

これからは免許を持たない人が増えます。私の父も免許を返納後「コミュニティバス」で外出や買物を楽しんでいます。市内のどこに住んでいても、買い物や病院通いのために公共交通で出かけられるよう、その充実が必要です。

市内循環バス「ふぐバス」は大変好評ですが、乗車賃では採算がとれていません。かなりの額の税金が投入されていますが、公共交通の充実は切実な課題です。的確なニーズ調査を行い、多くの利用が見込まれる路線にはコミュニティバスを導入し、その他の地域においては「乗り合いタクシー」の導入により公共交通を充実させたいところです。

野津庁舎の古い部分は解体へ 跡地を野津地域の中心・人の集う場所に

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野津庁舎の古い部分は解体へ 跡地を野津地域の中心・人の集う場所に

好位置にあり、野津地域の中心として整備したいところです。コミュニティバス・乗り合いタクシーの結節点、野津地域の物産の販売所、手軽にお昼ごはんが食べられる場所、トレーニングジム、テレビゲーム・囲碁・将棋・おしゃべりができるロビー・サロンなど。お隣には臼杵市役所野津庁舎があり大変便利な集いの場所となりえます。

ただし、市役所の本庁舎・分庁舎のあり方、コミュニティバス・乗り合いタクシーの導入、地域振興協議会との役割分担など、同時に検討すべき課題が山積しています。一度作れば50年は動かせないもの。じっくりと検討した上で取り組みたいところです。

健康寿命を延ばす取り組みに力を注ぎます

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健康寿命を延ばす取り組みに力を注ぎます

週1回~2回集まって体を動かすことは筋力の低下を防ぎ、認知症の予防などに大変効果的です。健康教室に通う方からは「元気でいられるのは、健康教室のお陰」との声を聞きます。これまでに多くの「ほっといきいきサポーター」の方が養成され、高齢者の健康づくりを支援するために出番を待っています。各地区で「健康教室」が開催されるようになるためには、講師や会場の確保、呼びかけなどの立ち上げ支援が必要です。

公民館や空き家を活用しての「サロン」も健康寿命を延ばすことに繋がる取り組みです。お茶をしながらのおしゃべりなど、他市では、民家を借りて食事の提供まで行っている「サロン」もあります。このような「サロン」が各地区に広がるよう取り組みます。

ボランティア活動への支援の仕組みが必要です

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ボランティア活動への支援の仕組みが必要です

「うすき竹宵」は、ぼんぼりづくりや設営・片付けなど、多くのボランティアに支えられています。地域振興協議会や社会福祉協議会などのイベントにも多くのボランティアが見受けられます。それぞれの団体に市から補助金が支出されていますが、それに報いることができないのが実情です。もとより報奨を望んではいないと思われますが、少しでも苦労が報われ、ボランティア活動がますます活発になればと願うところです。

一つの仕組みとして「ボランティアをした人だけが購入できるプレミアム商品券」はいかがでしょうか。ボランティアした方には券を渡し、それが貯まれば商品券を購入できる仕組みです。1時間あたり1枚、10枚貯まれば1万円で額面1万3千円のプレミアム商品券が購入できます。1万枚(1万時間分)のボランティア券の発行に市が3百万円のプレミアム分を負担することになります。また、臼杵市でのみ使用できる「地域通貨」の発行も有力な方法と思われ検討に値すると思います。

市民活動を応援する仕組みづくり

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市民活動を応援する仕組みづくり

臼杵市では市民活動が活発に行われ、町の活性化に大きく寄与しています。しかしながら、運営面で苦労する場合が少なくありません。新たな活動を起こしたいと思っても資金面の壁があります。活動団体が、資金面の応援を受けたい市民活動を市に登録し、市民が直接応援したい活動を選び支援が行えるような仕組みが必要です。

例えば、大分市では「1%応援事業」として、事前に登録された「市民活動」の中から自分が応援したい活動を選んで「応援届出」を行えば、前年度に収めた個人市民税の1%相当額がその市民活動に補助金として交付される仕組みで市民活動を支援しています。

元気な人が、支援を必要とする人を支える「互助」のまちを目指します

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元気な人が、支援を必要とする人を支える「互助」のまちを目指します

地域の元気な方が、軽易な家事援助や通院外出時の介助などを必要とする方のお手伝いをする取り組みが一部の地域で行われています。「お達者長生きボランティア制度」として、ボランティア活動した際にポイント(お金)を発行する仕組みとなっています。実際の運営には、利用者とボランティアの橋渡しが大変重要なポイントとなります。

仕組みを広げていくためには、地域のお世話役といえる大事なポジションのコーディネーターを配置する必要があります。臼杵市では旧小学校区ごとに「地域振興協議会」の設置を進めており、その役割を果たせるように条件整備を進めることが理想です。

観光振興のためには情報発信のための組織強化が必要です

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観光振興のためには情報発信のための組織強化が必要です

まちなみを散策した人は「いい町ですね。なぜもっと宣伝しないの?」と口にします。現在、市の関係する観光関連の組織は「臼杵市おもてなし観光課」と「観光情報協会」があり、また、サーラ・デ・うすきにも観光を意識したレストランが整備され「㈱まちづくり臼杵」が運営します。また、グリーンツーリズムによる「農泊」が好評を得ていますが、受け入れのための事務局も別組織となっています。また、観光ガイドの窓口も別組織となっているのが現状です。

臼杵を訪れる人を増やすには情報発信力の強化が必要です。臼杵に関する観光情報やイベント情報を全て網羅するホームページを整え、同時に観光関連組織の連携や人材の活用を図るためには観光組織を一本化することが必要です。

中小企業振興条例が必要です

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中小企業振興条例が必要です

地域経済の中核をなす中小企業の振興は重要課題です。中小企業の果たす役割の重要性について、市民の皆さまに改めて認識していただくとともに、中小企業の自助努力を基本としながら、行政、中小企業支援団体、大企業、そして市民の責務や役割を明確にし、一体となって中小企業を応援するための条例制定に取り組みたいところ。

現在の「企業立地促進条例」は、新設の場合は設備投資額及び用地取得費の合計が5000万円、増設では2700万円を超える場合にのみ助成を行う内容。中小企業であっても優良な企業を支援するきめ細かな仕組みが必要です。また、公共調達(公共工事や物品の購入)においても適正な競争原理のもとに公平性を確保した上で、目標を掲げての地元企業への優先発注の促進に取り組むべきと考えます。

予算の効果的・効率的な執行のための「事業仕分け」の実施

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予算の効果的・効率的な執行のための「事業仕分け」の実施

時代の変化とともに必要性が低くなった事務事業や補助金があります。しかし、それぞれに受益者が存在し見直しは困難となっています。事務事業評価のための「行財政活性化推進委員会」の評価結果は、ほぼ全て「現状のまま」です。また、議会での見直し結果も「現状のまま」「重点化する」となってしまっています。

人口減少、少子高齢化に伴う社会のニーズの変化に応じて事務事業の改廃が必要です。「事業仕分け」とは、「そもそもその事業は必要か?」の視点で利害関係のない仕分け人や市民仕分け人が公開の場で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を行い「現状のまま」「改善」「民間で行う」「廃止」に仕分けます。的を射た批判や信頼感の醸成、市民の市政への主体的参画のきっかけとなります。

臼杵の将来ビジョンを描き、早急に新市庁舎の位置を決める必要があります

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臼杵の将来ビジョンを描き、早急に新市庁舎の位置を決める必要があります

市庁舎の検討が先送りにされたまま、臼杵商業高校跡地に、臼杵市社会福祉センターなどの施設が計画されようとしています。また、今議会で、道路網などの将来計画を描く「都市計画マスタープラン」策定費1500万円余りが予算計上されました。

臼杵の将来像を描く上で重要な要素である市役所のあり方や位置も決まっていないままことを進めれば、すぐに見直しが必要となり、後に禍根を残すことにもつながります。

皆さまの声が反映する市政を目指します

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皆さまの声が反映する市政を目指します

「若林純一の活動日記」(ブログ)で考えを述べ、情報提供してきました。一番大切にしている点は、誰からの投稿であっても(匿名でも)公のため、臼杵のためになる意見や要望には真摯に対応するという点です。これは私の政治姿勢の原点であります。

市政においても同様。公のためであっても、物申すのがはばかられる人はいます。意見が反映される仕組みとして、ネット上に「掲示板」「電子会議室」を用意する必要があると考えます。匿名も認めれば、誰でも気兼ねなく自由に意見を述べることができます。

大事な点は、届けられたご意見に対し「聞きっぱなし」ではなく、責任を持って吟味し、責任ある回答を返すことです。行政が、責任と覚悟を持ってこれを行うことは大変難しいことです。実務上・財政上対応可能かどうかの吟味が必要となります。また、言いたい放題となる恐れがあり、それを制御する仕組みも同時に必要です。大変困難なことですが、これを実現し、市民の声が反映する市政を目指します。

市政に直球、真っ向勝負!

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住民参加の政治の実現を目指し「市政に直球、真っ向勝負!」
信念に基づき是々非々を貫いて参りました。皆さまのお陰で2期目の当選をさせて頂きました。
これからも、皆さまの代弁者として初心を貫き臼杵の発展に尽くして参る所存です。

■我田引水ではない、公平で私心なく、不正や隠し立てない政治の実現

■結果のお知らせだけでなく、過程の公開をする市政の実現

■先送りではない、子供たちにツケをまわさない行財政改革の推進

■依存ではなく、自助自立する個人を尊重し、共助公助を充実します

議員だより 2016年秋冬号

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2016年9月13日火曜日

市長の三ヶ月遅れの行政報告

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◎市長(中野五郎君) おはようございます。6月定例市議会の開会にあたりまして、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますことに感謝申し上げます。

 さきの3月定例会以降、現在までの市政運営事項についてご報告申し上げます。

 まず初めに、4月に熊本県、大分県を震源とする大地震が発生し、両県内の各自治体に甚大な被害をもたらしました。この熊本・大分地震に係る臼杵市の状況及び対応について報告をいたします。
 4月14日21時26分ごろ、熊本地方を震源としたマグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県益城町で震度7、臼杵市でも震度4を観測しました。また、4月16日1時25分ごろ、熊本地方を震源としたマグニチュード7.3の本震が発生し、熊本県益城町で震度7、臼杵市でも震度5弱を観測しました。この地震により、4月14日から現在まで、震度1以上を観測したのは、臼杵地域で36回、野津地域では16回となっています。
 災害警戒対応につきましては、4月14日21時40分に災害情報連絡室を設置した上で、市内の被害状況や避難状況などの情報収集や市民への地震対策の啓発や注意喚起を行い、余震の発生も長く続いたため、引き続き警戒にあたりました。その後、余震も少しずつ減少しました4月25日12時に、災害情報予備連絡室を解散しました。
 この間の避難者につきましては、自主避難者が、臼杵市中央公民館、市浜地区コミュニティセンター、諏訪山体育館、野津中央公民館の4カ所で、4月17日0時時点で最大52世帯127名となりましたが、4月23日には全避難所を閉鎖しました。
 市内の被害状況につきましては、道路、水道、下水道などのライフラインに被害はありませんでしたが、一部観光施設の壁面にひびが入り、漁港の照明灯が破損するなどの被害があり、今議会で補修費の補正予算を計上させていただいております。

 次に、被災地及び被災者への援助につきましては、緊急消防援助隊として、地震発生直後の4月14日に臼杵市消防隊員が益城町へ出動し、救援活動にあたりましたが、16日の本震発生により大分県内でも災害が発生し、臼杵に帰還しました。
 また、大分県市長会からの要請に基づき、熊本県南阿蘇村に職員を派遣し、これまで避難所運営や被災家屋調査などの支援を行っています。今後も継続的に職員派遣を行っていきます。

 次に、被災地への義援金につきましては、臼杵庁舎、野津庁舎などの窓口で受け付けをしており、6月30日まで開設しています。6月10日現在で190万5,979円集まっており、いただいた義援金は、市町村を特定希望する以外は、日本赤十字社を通じて被災地へ送られます。
 また、被災者で住宅に困っている方を対象に、避難場所として市営住宅を無償で提供することにしました。戸数は4戸で、入居期間は6カ月を基本とし、家賃は無料としていますが、現在、利用者はおりません。
 臼杵市といたしましては、今後も被災地への支援を継続するとともに、市内の災害発生などに備えて、連絡体制の徹底や迅速な初動体制の確保、防災対策マニュアルの見直し、避難所の開設及び運営のあり方の検討協議、災害発生時の連絡体制の確認などを進め、「自助」「共助」「公助」の連携を深め、継続的な防災対策により地域防災力の向上を図っていきたいと考えています。
 また、この地震で、九州、大分県全体で観光業界に多大な影響があり、臼杵市内への観光客数も、臼杵石仏のゴールデンウイーク中の拝観者数が前年に比べておよそ5割減となっております。また、グリーンツーリズムの農泊受け入れも、外国の団体や教育旅行の予定がキャンセルされるなど、厳しい状況となりましたので、県全体の取り組みとあわせて、臼杵市独自の観光客誘致のためのアクションを起こしていきたいと考えています。

 また、4月16日の「第4回ANJINサミット」及び17日の「ウイリアム・アダムス顕彰献花式」は、本震発生により中止とする判断をいたしました。昨年8月のプレイベント「按針寄席」や佐志生地域振興協議会による「按針祭」を初め、市内各団体主催の様々な関連イベント開催など、多くの団体や地域にかかわっていただきながら機運を盛り上げてきただけに、中止となったことは大変残念でなりません。
 なお、関連事業でありました4月29日の帆船「みらいへ」臼杵湾クルーズも中止となりましたが、その代替イベントとして、操舵室見学や船上で帆を広げる作業体験などの無料船内見学が行われ、市内外から親子連れなどの方々に楽しんでいただきました。
 ANJINサミットは、三浦按針ゆかりの連携4市で持ち回り開催し、臼杵市が4回目として「トリ」を務める予定でした。今後、連携4市で、どのような方向性で、どのような事業に取り組んでいくかなどについて協議を行う予定としております。

 次に、平成22年に発見された下藤地区キリシタン墓地について、発掘調査を進める中で、全国初の遺構が完全に残る16世紀代のキリシタン墓地であることが判明したことで全国規模で注目されています。平成25年には大分県史跡にも指定され、極めて歴史的価値の高い史跡であります。
 調査は平成27年度に終了し、報告書も刊行したため、本年3月から、保存対策のため、史跡のうち発掘を行った範囲を埋め戻ししています。これは、直射日光を遮断し、土の中の温度がほぼ外気の影響を受けずに定温状態で保てることから、遺構の劣化を防ぐための処置であります。現地では実物の遺構を見学することができませんが、昨年度、史跡の全容がわかる解説板を設置しましたので、調査終了時点の状況が理解できるようになっています。
 今後は、遺構の保存維持を第一に、また、見学する方々が視覚的にも当時のキリシタン墓地のありさまをリアルに体験できるような公開整備の方法につきましても考えていきたいと考えております。

 次に、3月13日、臼杵市出身で「早春賦」の作詞家であります吉丸一昌氏の没後100年の節目にあたり、孫に当たる末浪真紀子さんが所蔵していた大学卒論の草稿や唱歌の校正本の遺稿など20点を臼杵市へ寄贈していただきました。今回、このような貴重な遺稿などをいただき、吉丸一昌記念館に展示することで魅力がさらに高まり、今後、文化資料として調査、研究することにより、さらにその価値が見出されることを期待しています。また、吉丸一昌氏を臼杵市の偉大な先人として、改めて市民を初め多くの方々に伝え、記念館を訪れていただくきっかけをつくっていきたいというふうに思っています。

 次に、3月29日、野津町戸上地区にあります小松製作所実用試験部のご協力を得て、平成27年度臼杵市消防本部総合訓練を実施しました。今回の訓練は、集中豪雨により大規模土砂災害が発生し、住宅及び避難していた住民が土石流に巻き込まれ、多数傷病者が発生したことを想定し、大分DMATや大分県消防航空隊等の関係防災機関と連携し、集団災害における現場活動の救助及び救急技術向上を目的に実施しました。
 平成26年8月の広島県広島市北部において大規模な土砂災害が発生しました。臼杵市では、土砂災害危険箇所が1,112カ所指定されていることから、集中豪雨等により土砂災害の発生が危惧されています。そのため、関係防災機関と迅速な情報共有及び連携を行うことが有事の際には必要不可欠となることから、今後とも集団災害を想定した訓練を継続することで「安心・安全なまちづくり」につなげていきたいと考えています。

 次に、4月1日、改修中でありました国宝臼杵石仏の古園石仏覆屋が完成し、一般公開しております。
 古園石仏覆屋は、平成5年に竣工して以来、20年以上が経過して老朽化が進み、雨などの表流水が覆屋内部へ浸入することにより、コケなどの生物類の付着や冬季の凍結破砕といった劣化現象が頻繁に起きることで仏体の劣化が進んでいました。このため、覆屋内に水が浸入しないように屋根を改修し、冬季における覆屋内の気温低下を防ぐための可動壁、いわゆるシャッターを取りつけるなどの改修工事を行いました。今回の改修により、ほぼ完全に外部からの浸入水を防ぐことができるようになり、また可動壁は完全電動式で、効果的な磨崖仏凍結破砕防御ができ、保存対策面の大幅な強化を図ることができました。また、天井の照明をLEDに改修することにより、明るさを調整できることとなりました。光の温度が余り上がらず、仏体にも優しくなりました。
 今回の改修により、以前にも増して磨崖仏をより美しい姿で見学できるようになったことを多くの方々に伝えて来訪を促すとともに、恒常的な保存対策事業の大切さを広く理解していただく工夫を行いつつ、未来永劫にこのすぐれた磨崖仏を保存していきたいと考えています。

 次に、吉四六の家の老朽化により、平成26年度から平成27年度の2カ年事業で新築していました「吉四六さんの家」が完成し、4月3日の吉四六まつりに合わせてオープニングイベントを行いました。
 新築された吉四六さんの家は、休憩スペースと店舗スペース、トイレを完備しております。休憩スペースでは、これまでどおり吉四六さんばなしの口演を第2・第4の日曜日に開催し、また店舗スペースには、公募した結果、地元有志の団体である「NSKおへまハウス」が、地元の食材を生かした食事の提供や特産品の販売、野津地域の情報発信の場として出店していただきました。さきに完成したコンビネーション遊具を備えた公園とともに、1年を通して親子連れなど多くの方々に足を運んでいただけるよう努めていきたいと考えています。

 また、諏訪山の臼杵市総合公園も、「子どもの遊び場」として、新しい大型複合遊具を中心とした周辺の遊具をリニューアルし、4月14日にオープニングイベントを開催しました。オープニングイベントでは、臼杵地域の幼稚園・保育園の年長児206名の参加をいただき、園児代表によるテープカットなどの式典の後、供用開始し、新しい遊具などで楽しく遊び、子供たちの歓声でにぎわいました。リニューアルに伴い、保護者や子供たちから、楽しく遊べるとの感想や意見を多くいただいております。
 本年秋には、子供広場に併設する芝生広場と、その広場内に高低差を利用した大型滑り台の設置を予定しており、子供たちを初め家族で楽しく遊んでいただける公園となるよう整備していきたいと考えています。

 次に、4月13日、「災害時における仮設トイレ等の供給及びし尿収集業務等に関する協定」を、株式会社美幸環境、有限会社臼杵環境センター、株式会社豊肥環境センターと臼杵市の4者で締結しました。災害時の避難所では、断水等によりトイレが使用できない状態が想定され、市民の避難所生活での排せつが課題であります。そこで、避難所のトイレが使用不能または不足した場合に、仮設トイレ供給及び設置業務、そのトイレのし尿収集業務を円滑に行うため、仮設トイレの確保・し尿処理について、各社のご協力をいただけるようになりました。今後も4者で連携しながら、避難所の衛生状態を保つため、トイレ問題の解消に向けた取り組みを進めていきます。

 次に、4月18日、今年度から有機農業に従事していただく地域おこし協力隊を新たに任命しました。臼杵市が推進する有機農業において、後継者不足が課題であり、また「ほんまもん農産物」の生産者は、少量多品目で野菜を栽培しており、これらの生産者から短期間の研修で多くのことを修得することが困難であることから、地域おこし協力隊制度を活用して、全国から有機農業を目指す若者を募集し、意欲的で優秀な2名を採用しました。この2名には、有機農業の研修や将来の就農を見据えた業務を行っていただき、将来の有機農業の後継者として活躍していただけることを期待しています。
 また、このほか地域おこし協力隊の一般枠では、今年度1名を採用し、7月から着任する予定です。

 次に、5月3日から5日までの3日間、臼杵市観光交流プラザで「うすき食フェス」を開催しました。
 うすき食フェスは、臼杵ならではの食のほか、臼杵市と交流がある長崎県平戸市、海を挟んだ隣の市である愛媛県八幡浜市がそれぞれの名物を出店していただきました。また、期間中、毎日のオープニングイベントでは、市内の伝統芸能である「神楽」などでお客様をお迎えしました。今回は、地震直後の開催となりましたが、市民の方はもとより、東九州自動車道の北九州~宮崎間が直結されたことにより、県内外からも訪れていただきました。今後も、観光交流プラザを活用し、臼杵市の魅力をPRする情報発信を積極的に行い、平戸市と八幡浜市とは今後もさらなる交流や連携を深め、お互いに観光PRを行っていきたいと考えております。

 次に、5月10日、福良ヶ丘小学校新校舎の落成式典を臼杵市、臼杵市教育委員会、PTAの共催により開催しました。福良ヶ丘小学校では、旧管理教室棟が昭和32年に建築されたもので、57年が経過し、老朽化が著しいことから、平成26年度から27年度の2カ年にわたり新校舎を整備しました。新管理教室棟が昨年7月21日、そして既存の特別教室棟の改修及び新校舎と既存校舎をつなぐ接続棟が本年3月25日にそれぞれ竣工しました。
 新校舎は、耐震強度を確保した鉄筋コンクリートづくりに加え、校舎の内装に自然の温かみのある木材をふんだんに使用していることで、健康に配慮するとともに快適性についても考慮したものとなっており、またエレベーターの設置により、体の不自由な方にも対応が可能になりました。さらに、学校が高台に位置するという立地条件を利用して、災害時の避難場所として活用するため、防災倉庫やマンホールトイレを初め、太陽光設備や各教室にエアコンも配備するなど、防災機能を十分に発揮できるよう設備を充実させています。
 新しい校舎を核に、これまで以上に家庭・地域・学校が一体となって学力向上や開かれた福良ヶ丘小学校として発展していくことを期待しております。

 次に、野津小学校が「平成28年度子ども読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受け、5月17日に受賞報告がありました。野津小学校では、子供が本を選んで保護者へ伝える「逆読み聞かせ」や、保護者による「読み聞かせボランティア」など、学校とPTAが一体となった読書活動が評価され、大分県では1校のみの受賞でありました。3年前にも市浜小学校が受賞しており、臼杵市教育委員会の「読書のまちづくり」の取り組みの成果であると言えます。

 次に、5月19日、一般社団法人日本経営協会が主催する「自治体総合フェア2016」の「第8回協働まちづくり表彰」におきまして、「うすき石仏ねっと」が準グランプリを受賞しました。この「協働まちづくり表彰」は、公と民が共同・連携して魅力ある地域社会の実現に貢献したプロジェクトを表彰するものであります。臼杵市の受賞は、行政と地域内の医療・介護関係者などの顔が見える関係を築き、ICTを活用することで地域住民によりよい医療介護サービスを提供する「うすき石仏ねっと」の取り組みが高く評価されたものであります。
 平成27年度には、「うすき石仏ねっと運営協議会」を行政・医師会などで設立し、患者情報の共有化を進め、石仏カードの登録者数は、平成28年5月末時点で9,327名に達しております。臼杵市全体の65歳以上の41.2%の方が登録しています。医療や介護に関係する情報を市内の関係者で共有することで、よりよいサービスを行うことができ、また医療費等の適正化にもつながるため、今後も普及啓発し、登録者の増加に努めていきたいと考えております。

 次に、臼杵市浄化センターの用途廃止について報告いたします。
 昭和55年、泊ケ内に建設した臼杵市浄化センターは、老朽化が進み、維持管理に多額の費用が必要となったため、平成17年に既存の終末処理場の施設を利用してし尿処理を効率的に行う「臼杵市し尿等前処理施設」を建設しました。
 このため、平成17年以降、施設の使用を休止していましたが、国土交通省、大分県ほか関係機関と協議を重ねた結果、用途廃止について同意を得ましたので、廃止手続を進めました。また、「臼杵市し尿処理場の設置及び管理に関する条例」は、地方自治法施行令第3条の規定に基づき、平成17年1月1日付臼杵市告示第106号により、市長職務執行者が合併前の臼杵市の区域に暫定的に施行した条例であるため、平成28年5月23日付臼杵市告示第68号により条例を廃止し、浄化センターとしての用途も廃止しました。

 次に、5月23日、「臼杵市人材育成市民連携会議」を開催し、臼杵の将来を担う人材の育成について議論を深めるとともに、大分県教育長への要望書提出について審議し、意思統一を図りました。その上で、2月の要望活動に引き続き、6月9日に大分県教育長に対し、臼杵市の人材育成への理解と配慮を求める要望書を提出しました。
 内容につきましては3点で、①臼杵高校募集定員6学級240人の確保について、②臼杵高校の質の高い教育内容の維持と海洋科学校の水産専門教育の推進、及び市内の小・中学校や地域との連携による教育活動の推進について、③海洋科学校を大分県唯一の水産教育を担う高校として、独立した高校としての存続についてお願いしてきました。
 また、4月6日には、臼杵市議会から「海洋科学校を独立校に再編することを求める意見書」を大分県教育長に提出していただき、後押しをしていただいています。
 その上で、今回の要望書提出により、大分県教育長からは、「臼杵は教育を真剣に考えているという熱い思いが伝わっています。臼杵高校の定員については、県内の総数が決められていく中でどのようにしていくのか考えていかないといけないと思っています。両校の環境整備については、多面的に考えていく必要があると思っています。また、教員の配置については、各地域に万遍なく配置していきたいと考えています。そして、海洋科学校の単独校化については、臼杵市議会からも要望していただいており、今後、しっかりと議論していきたいと考えています」との回答をいただきました。
 今後も臼杵市の人材育成のため、また水産振興につながるよう、関係機関としっかり連携しながら活動を続けていきたいと考えております。

 最後に、臼杵市のふるさと納税や移住・定住などに関する平成27年度の実績につきまして報告いたします。
 ふるさと納税につきましては、昨年度から、お礼の特産品を58品目に拡大するとともに、インターネットでの寄附申し込み開始とクレジット決済を導入するなどした結果、平成27年度は2,476件で1億160万2,800円となり、26年度のおよそ800万円から大幅に増額しました。
 次に、臼杵市への移住者につきましては、住宅支援や田舎暮らし体感モニターツアーあるいは全国の移住フェアに参加するなどの取り組みにより、78世帯172名、このうち県外からは32世帯59名の方々が移住されており、県内では豊後高田市、宇佐市に次いで3番目に多い人数となっています。
 また、空き家バンクにつきましては、平成26年度の制度創設以来、6月までに登録した物件数が58件で、そのうちこれまでに成約に至った物件の総数は28件となっています。その成約件数の内訳は、市外・県外からの移住が20件、残りの8件は市内での住みかえであります。
 また、第1次産業への新規就業者数が35名で、県内では佐伯市に次いで2番目となっています。
 このような実績は、総合計画に掲げる「日本の心が息づくまち」をつくっていくための重点プロジェクトを着実に取り組んだ成果であると感じております。今後も引き続き、社会の動向や時代の流れをしっかり捉えて、施策を推進していきます。

 以上で3月定例会以降の市政関連事項につきましての報告を終わります。

スリランカ キャンディ 記念事業

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姉妹都市提携50周年記念事業講演会が、平成28年9月23日(金)19時から「市民会館」で開催されます。

来春には50周年記念事業が計画されています。一時のイベントに終わるのではなく、息の長いそして実のある交流にしていきたいものです。

パンフレット裏面には記念事業の概要が記載されています。イベントばかりとなっていますが、この他の「交流」については協定を交わすことになっており、協定に内容を盛り込むとのこと、期待したいと思います。

2016年9月12日月曜日

南津留地区コミュニティーセンターについて

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南津留地区コミュニティーセンターについては、臼杵幼稚園の旧南園舎の跡地に建設するということで平成26年度に設計委託(委託料507万6千円)が行われています。

そこを建設地として、平成27年度に工事費9200万円余りが予算可決され、建設が行われる予定でした。

ところが、いまだ着工に至っていません。ついには、今議会に用地購入費2000万円が予算計上されました。当初計画した旧南園舎跡地に建設せず、新に場所を求めて建設するという提案です。

旧南園舎跡に建設すれば用地購入の必要はありません。当初計画段階において、地元の合意を得て建設計画は進められたはず。ここに来ての場所変更、しかも新に用地購入することには納得がいきません。

提案された議案について「用地購入に至った経過とその内容」を問うこととし、質疑を行うべく「通告」を行いました。議案質疑は9月14日の一般質問の後、午後の最後となります。

9月議会 一般質問

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9月議会が開会。9月13日と9月14日の両日一般質問が行われます。
通告内容は次の市役所のホームページをご参照下さい。
http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300666/file_contents/H2809ippan.pdf

若林は、くじの結果7番目。14日の午前中と思われます。

2016年6月22日水曜日

常任委員会構成表

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今期は「建設産業委員会」と「予算委員会」「決算委員会」に所属します。

◎が委員長、◯が副委員長です。

6月定例会放送日程

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私の一般質問は、6月28日(火)9時からと18時から、それぞれ約1時間です。
再放送は、7月5日(火)9時からと18時からです。

2016年6月13日月曜日

2016 6月議会一般質問

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6月議会が開会します。私の一般質問は、6月21日(火)10時からの予定です。

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1 地域公共交通網形成計画について

(1)公共交通の充実を望む声は大きい。3年前に計画された「地域公共交通網形成計画」の実績と課題は?
(2)計画は3年毎の見直しが義務付けられていると聞く。今年度の計画見直しにあたってはどのようなビジョンをもって望むのか?

2 観光客の誘致促進について

(1)熊本・大分地震の影響で臼杵を訪れる人が減っている。
(ⅰ)現状をどのように捉えているか?
(ⅱ)観光客誘致のための方策及び戦略をどう考えているか?

3 野津庁舎について

(1)野津庁舎の基本構想作成のための「公共施設整備調査委託料」として、平成28年度予算に756万円が計上されている。
(ⅰ)野津庁舎の基本構想とはどのような内容のもので、どのような過程を経て作成されるのか?
(ⅱ)将来的な市庁舎の位置によっては、野津庁舎に加え、臼杵の 市街地にも分庁舎が必要になることも考えられる。市庁舎の位置、本庁舎と分庁舎の役割が議論されない中、野津庁舎の基本構想のみを先行させる必要性は何か?

4 市庁舎について

(1)現在の「臼杵市社会福祉センター」の位置では津波の際に期待されるボランティアセンターの役割を果たせないなどの理由から旧臼杵商業への移転が検討されるとのこと。社会福祉センターが移転し被災を免れたとしても、市庁舎が現状のままで被災した場合にはボランティアセンターの立ち上げはもとより、臼杵市全体の速やかな復旧・復興に支障をきたすと思われる。社会福祉センターだけを問題にするのではなく、市庁舎についても併せて検討すべきと思うが如何か?

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6月議会、一般質問の通告内容の一覧はこちら。
http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300666/file_contents/H2806ippan.pdf

2016年6月6日月曜日

臼杵市ブースでの特産品販売

3 件のコメント:
コメントいただきました。

-------以下引用

震災による観光客減少対策みたいですが大分駅で復興応援イベントをやってました。臼杵市からも出店があり前をとおると皿うどん?とハイネケンの生ビール?が売ってましたがいつから臼杵市の特産品になったのですか?特産品になった経緯を教えて下さい。他に特産品はないの?

-------引用ここまで

臼杵市が復興応援イベントへの参加を要請され、時間がない中、出店してくれる店を探したようです。皿うどんは、地元のほんまもん野菜やえそのすり身を使ったもので、特産品として売出し中か、今後売りだす品ではないかと思います。

ハイネケンの生ビールですが、出店に際しては出店者の独立採算となっているとのことで、売り上げの一助になればということで販売したようです。他にもビールを売るブースもあるとのことで販売に至った様子です。それでも、今回は雨模様であったこともあり出店者は赤字だったかも知れませんね。

臼杵市ブースで何をどのように売っていくのか?特産品の開発も含め今後の課題ですね。市役所でも「ブランド品開発」に力を入れているようで、もうすぐお披露目できる開発中の品もあるようです。

2016年5月3日火曜日

フォトコンテストについて

17 件のコメント:
フォトコンテストについてご意見を頂戴しました。

-------以下引用

この企画の募集は市報だけですか?
もしかしたら、関係者に声をかけられて出展した人がいたかも知れませんね。市報をちゃんと見ないのがいけないと言われたらそれまでですが、できるだけ沢山の人に知ってもらい、企画を盛り上げる方法は無いのでしょうか?単発的にやるのではなく毎年恒例にするとか言う方法も有ると思います。

-------引用ここまで

臼杵市では毎年「臼杵石仏蓮まつりフォトコンテスト」が実施されています。2013年の応募は約300点、2014年が約270点。昨年2015年の応募点数は118点とのことです。

今回の新臼杵市施行10周年記念事業「おいしい臼杵」フォトコンテストの応募総数は157点。募集期間が約半年。商品が最優秀賞60,000円1名・優秀賞30,000円3名・特別賞臼杵市特産品セット(10,000円分相当)5名という豪華賞品であったことを考慮すれば、応募は少なかったと言えます。

周知方法は、市報・ホームページ・チラシ・CATVなどしょうか。市報をちゃんと見ていないのか。ホームページを見る人は少ないのか。チラシの枚数が少ないのか。CATVの視聴率が低いのか。そもそもフォトコンテストへの興味がないのか。

内容もさることながら、いかにして周知するかは大変悩ましいところ。毎年恒例にすれば徐々に知名度が上がってくることは確かですが、そうするかどうかも悩ましいところです。

2016年4月21日木曜日

新市庁舎の位置について

0 件のコメント:
コメントいただきました。

-------以下引用

新庁舎を埋め立て地にするのは、やめた方がいいんじゃないですか?

-------引用ここまで

新市庁舎を埋め立て地(現在の位置)に建て替える場合でも、強固な地盤まで杭を打ち込むなどにより地震に対する備えは十分可能です。しかし、津波に襲われる恐れがあり、その際には機能不全に陥る可能性があります。

津波に襲われる恐れのない位置に移転するほうが防災面では良いに決まっています。しかし、市庁舎移転後、市街地が寂れるのではないかという恐れから現位置での建て替えの選択肢は残されたままです。

仮に将来、市庁舎を高台に移転するとして、現庁舎の跡地はどのように活用すれば良いと思われますか?

2016年4月3日日曜日

3ヶ月遅れの市長報告

22 件のコメント:
 12月定例市議会の開会にあたりまして、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますことに感謝申し上げます。

 さきの9月定例会以降、現在までの市政運営事項についてご報告申し上げます。

 まず初めに、本年7月から9月までの3カ月間実施されました「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」における臼杵市の取り組み内容の報告をさせていただきます。

 デスティネーションキャンペーンは、JRグループ6社が地元観光関係者や県、市町村と連携し、3カ月間にわたり集中的に全国からの誘客を図る国内最大規模の観光キャンペーンであり、大分県では20年ぶりの開催となりました。臼杵市におけるキャンペーンの特徴は、様々な記念の年を生かした各種記念事業を中心に組み立てたところであります。

 1つは、野上弥生子生誕130周年記念事業です。野上弥生子先生のゆかりの地を歩く「うすきあるき」や特別企画展示、書道展、絵画展、記念ウォーキングツアーなどを開催いたしました。

 2つ目として、臼杵駅・下ノ江駅開業100周年記念事業です。記念電車「ほっとさん号」の日豊本線での運行を初め、夏ふぐ列車ツアー、観光交流プラザでの臼杵鉄道写真展と模型展、さらにミニSLの乗車体験などを開催いたしました。

 3つ目として、臼杵石仏が国宝指定20周年を迎えたことから、記念セレモニーや記念キャンペーンなどを開催いたしました。臼杵市歴史資料館では、交流都市である平戸市の松浦資料博物館の協力をいただき、大友宗麟公が松浦鎮信公に贈った甲冑など、日ごろ見ることができない貴重な資料を公開展示したキリシタン大名大友宗麟展を開催いたしました。

 また、例年7月中旬から8月上旬に行われる石仏の里蓮まつりや夏ふぐキャンペーンなども内容を充実するなどして行った結果、観光客の増加につなげることができたと考えています。

 また、臼杵市の目標として、代表的観光施設である臼杵石仏拝観者数10%増を掲げて取り組みましたところ、様々な取り組みが功を奏して、期間中の臼杵石仏の拝観者数は対前年比で24%増となりました。市内中心部の観光施設の状況につきましては、稲葉家下屋敷の入り込み客数は前年比21%増、野上弥生子文学記念館が30%増となっており、平均値は23%増となりました。

 また、臼杵駅からの2次交通対策として実施した今回の主要な事業の一つである観光タクシーは、利用台数が170台に上り、昨年までの週2台程度の利用からおよそ7倍の利用となりました。

 また、豊後大野市、竹田市、臼杵市の3市で、こうじを使った酒やみそ、しょうゆ、酒まんじゅうなどを扱う43店舗が参加したスタンプラリー「豊後三郷麹ものがたり」が開催されました。日本の食生活を支えるこうじの魅力を探り、古くから伝わるこうじ文化に触れていただくために各店舗をパンフレットを手にめぐるというもので、臼杵市からは9店舗が参加しました。期間中は3市全体で244件の応募があったということで、この取り組みにより臼杵の風土や伝統的な食文化の魅力が伝えられたのではないかと考えています。

 今後は、大分県や観光関係者と連携を図りながら、福岡方面の高速道路全線開通や2019年のラグビーワールドカップの大分県での開催などのチャンスを生かして、訪日外国人を含めてさらなる観光客誘致に向けて、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 次に、9月12、13日の2日間、下南地区の振興協議会「たていし」が中心となった実行委員会が主催する第5回となる全国禹王サミットが開催されました。禹王サミットとは、治水の神「禹」にちなんだ碑や廟を建て、地域ごとに治水の歴史や伝承を守る自治体や研究団体、地域づくり団体などが一同に会して、禹王が祭祀されている地域の歴史的背景や意義について話し合い、地域間交流と情報発信をしようとする全国大会であり、県内外から330人が参加しました。

 下南地区には、治水の神「禹」と農業の神「稷」をあわせて祭る祭壇や石碑が多く残されています。12日には臼杵市中央公民館で、別府大学豊田学長による基調講演やパネルディスカッションが行われ、13日には現地視察があり、同時に、毎年行われている下南地区の子供たちによる相撲大会も行われました。このサミットを契機に地域の歴史や宝を再認識し、これらを大切に守ることによって地域が結びつきを強め、コミュニティ活動がより活性化することが期待されます。

 次に、9月、10月に、新たに2つの地域で地域振興協議会が誕生しました。9月29日に14番目の地域振興協議会となる下北地区振興協議会の設立、また10月17日には15番目となる中央地区振興協議会の設立をそれぞれ認定いたしました。各地域における自主的な地域活動の実施と、住民同士の交流・連携により、安心・安全な地域づくりと地域の活性化が図られることを期待しています。

 次に、10月1日から125cc以下のバイクに取りつける、臼杵市オリジナルナンバープレートを制作し交付を始めました。デザインは臼杵市観光PRキャラクターの「ほっとさん」が、石畳舗装された城下町をバイクで走る姿を表現しています。11月10日現在で、一般市民の方や市内金融機関も含めて、171台のバイクがオリジナルナンバープレートをつけて市内を駆けめぐっていただいています。今後も動く広告塔として観光PRに役立てるとともに、市民皆さんからさらに地域への愛着を持っていただくために、取りつけ台数を増やしていきたいと考えています。

 次に、10月5日、大分都市広域圏推進会議が開催されました。国が人口20万人以上の中核市を中心とした新たな広域連携を進める中、平成26年度の地方自治法改正に伴い、地方公共団体間の柔軟な連携を可能とする制度が導入されました。これにより、従来の自治体間での事務を共同で行う枠組みに加え、連携協定の締結により政策面での基本的な方針や役割分担を定めて行うことが可能となりました。

 大分都市広域圏は、中核都市であります大分市と周辺自治体の別府市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、日出町の7市1町で構成し、圏域人口およそ78万人、およそ35万世帯の規模となります。本年度は圏域の人口ビジョンや経済状況などの統計データ、また住民及び企業アンケートをまとめ、圏域の方向性や大まかな取り組みを示す圏域ビジョン策定作業を参加自治体共同で行っているところであります。広域によるスケールメリットを生かしながら、市民サービスの向上や効率化につながる連携を目指していきたいと考えています。

 次に、10月10日、臼杵市・常陸太田市姉妹都市交流に関する提携調印式を常陸太田市民交流センターで行いました。

 茨城県常陸太田市とは、「二孝女物語」が取り持つ縁で、市民間の交流から始まり、これを基礎として平成24年に両市で交流促進協定を締結し、交流を重ねてまいりました。このたび両市の親善関係をさらに深め、発展させるため、姉妹都市を提携することに至りました。調印式では大久保常陸太田市長と私で、両市議会議長立ち会いのもと署名し調印することができました。また、臼杵市から川登小学校の児童や市民訪問団の皆さんも参加し、常陸太田市の関係者の方々とともに調印を見届けていただきました。川登小学校の児童は常陸太田市立山田小学校を訪問し、二孝女のふるさとである臼杵市の紹介やお互いの調べ学習の成果を発表するなど交流を行いました。市民訪問団の皆さんも青蓮寺で常陸太田市二孝女顕彰会の皆さんや地元の方々と交流するとともに、名誉団長として参加した一龍斎貞弥さんの「二孝女物語」講談や懇親会を通して、さらなる強いきずなを確認し合うことができました。

 今後も「二孝女物語」を通して、支え合いや助け合いの心を大切にするという両市、両市民に古くから根づいている精神を顕彰し、この実話を後世に伝え全国に広めるとともに、両市の友好的で幅広い分野での交流・親善を深めていきたいと考えています。

 次に、大分県教育委員会が主催するイベントが臼杵市で開催されました。

 まず、10月17日に行われました大分県民フォーラムでは、臼杵市の子供たちの発表がありました。野津小学校が「キリシタンにまつわる学習」、南野津小学校が「大友宗麟についての学習」、川登小学校が「地元に伝わる二孝女の学習」ということで、それぞれ3校の児童が調べ学習の成果を発表しました。この中で、川登小学校は10月9日から11日に行われた茨城県常陸太田市での山田小学校との交流活動や、常陸太田市との姉妹都市の調印式に参加したことなどもあわせて報告し、実際の距離は遠いけれども、心の距離は近づき、きずなが深まったことを来場者に伝えていました。子供たちはこの経験を生かし、今後も地域の先哲や歴史を学ぶことで、生まれ育った臼杵を心から愛し、臼杵の歴史や文化の継承者として育ってくれることを期待しています。

 次に、11月1日には、「おおいた教育の日推進大会」が開催され、ことしは「読書でつながる ひとづくり まちづくり」をテーマに、臼杵高校筝曲部の演奏や芥川賞作家小野正嗣氏の講演などが行われました。臼杵市からは指導主事がうすき読書のまちづくりプランについての実践発表として、読み聞かせボランティア団体の活動やPTA連合会との連携、臼杵っこ検定などを紹介し、終わりに臼杵っこ検定の上級者が行う臼杵っこガイドの実演を中学生が行いました。

 このように臼杵市が策定している、うすき読書のまちづくりプランに基づく様々な活動を県下各地から来場された参加者に広く紹介することができました。今後ともこれらを契機に、幼児からお年寄りまで世代にとらわれず、家族、学校、地域をつなげる臼杵市の読書活動を推進していきたいと考えています。

 次に、10月30日、臼杵市が国に提案していました臼杵市バイオマス産業都市構想が今年度選定の12地域の一つとして認定されました。11月16日に農林水産省においてその認定授与式があり、認定証の交付を受けました。バイオマス産業都市とは、地域のバイオマス資源を活用し、経済性が確保された産業創出と地域循環型のエネルギーを強化し、環境に優しく災害に強いまちづくりを目指す地域です。

 臼杵市は、臼杵湾に注ぐ臼杵川、末広川、熊崎川は、その源流も市内にあり、山に降った雨が森を経て田畑を潤し、海につながる水の循環が1つの自治体の中で完結するという特徴があるまちです。これは水源涵養機能を高めるための持続的な林業、「ほんまもん農産物」を中心にした有機農業、臼杵湾でとれる「海のほんまもん」漁業を軸に、そこに循環する水資源を豊かにするために、未活用林材や食品廃棄物などを有効に活用し、農林業、製造業、さらには家庭と連携をして、地域内でエネルギー循環型社会を築いていこうとするものです。

 本構想は、平成26年5月に、水源涵養の森林づくりの協力に関する宣言書に調印したワタミグループの協力を得て取り組んでいるもので、本年7月にバイオマス産業都市構想の申請を行っていたところです。認定を受け、11月18日に、この事業に関連する農林水産業関係者や市内醸造業関係者などに集まっていただき、構想を推進するための協議会「臼杵のほんまもん食材とエネルギー資源の地域循環に関する協議会」の設立準備会を開催したところであります。

 現在、地方創生の各種施策に取り組む中、臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、「しごと」づくりの一つの柱として、「自然エネルギー資源を活用した循環型の臼杵づくり」という項目を掲げております。今後はこの構想の実現に向け、正式に協議会を立ち上げ、市民、事業者への構想の理解を深めていただき、また事業への参画を促進していく場とするとともに、具体的な事業の方策を検討するため、部門別検討会を設置し進めていくことを予定しております。

 次に、10月31日、「臼杵の地元の酒で乾杯セレモニー」が「醸造の町臼杵 四社合同蔵開きイベント」とあわせて開催されました。これは9月議会で議員提案され可決されました大分県初の臼杵の地酒による乾杯条例が10月1日に施行されたことを受け、条例の趣旨であります地酒による乾杯の習慣を広めることにより、地酒の普及促進、その他関連産業の発展及び郷土愛の醸成を図ることを目的に行われました。当日は市民およそ400名の方々が地酒で乾杯し、その後行われました市内酒造4社の蔵出しイベントに参加していました。

 また、臼杵商工会議所、野津町商工会におきましても「臼杵の地元の酒で乾杯!キャンペーン」を実施しており、協力店舗には乾杯の際、地酒を使用していただくことで、地酒の普及促進、地域経済の活性化につながればと期待しているところであります。市といたしましても、今後、生産者や料飲店などの関係者の方々と連携を図り、臼杵の地酒のPRを積極的に行い、地酒による乾杯や普及促進の取り組みを推進していきたいと考えています。

 次に、11月1日、南部地区を主会場として平成27年度臼杵市一斉総合防災訓練を実施いたしました。今回の訓練は、南海トラフ巨大地震等の発生時の災害対応力を高めることを主眼として、20の防災関係機関等と連携し、762名の方々に参加をしていただきました。住民避難訓練では、避難場所の確認、防災士による避難誘導、また大分県では初めてとなる自衛隊・警察による孤立集落救出実働訓練や、臼杵消防団と野津消防団による津波火災を想定した消火訓練など、実践的な訓練を行いました。

 また、本年8月にジュニア防災リーダーに認定されました市内の中学2年生12名が、応急担架の説明や避難所を想定した体育館で炊き出しのおにぎりを住民の方々に配給するなど、防災啓発にも取り組みました。災害対策本部訓練では、平日を想定し、市幹部職員が臼杵市役所から消防本部まで徒歩で移動を行い、実践に即した災害対策本部を設置し、情報収集活動などを行う本格的な訓練を実施しました。訓練を通じて、それぞれの役割を理解し、関係機関との連携強化及び地域住民の防災意識の高揚が図られたと考えています。また、少子高齢化が進む中、ジュニア防災リーダーとして中学2年生が小学生や地域住民に防災啓発を行うなど、災害発生時には次世代のリーダーとして、今後の活躍が期待されるところであります。

 次に、11月3日、JR下ノ江駅の開業100周年を記念した事業が、下ノ江地区ふれあい協議会の主催で行われました。下ノ江駅には鳥越稲荷神社がありますが、これは開業から十数年間、鉄道事故や付近住民の災厄が頻発したと言われ、昭和5年、1930年11月3日に鉄道の安全を祈願して建立したというエピソードがあります。今でも犠牲者の供養のため、建立した日に合わせて毎年11月3日に安全祈願祭が行われていると聞いています。

 今回の事業は、下ノ江駅と稲荷神社と地域が古くより密接なかかわりがある日にちなんで開催されました。参加した地元の子供たちからは、下ノ江の駅舎は開業当時のままなので、この駅舎を次の100年も残し続けていけるような提案もありました。地区住民が一体となって工夫を凝らして実施することで、地域の活性化や住民同士の一体感が生まれたと同時に、地域内ではもちろん、地区外からも多くの方が訪れたこともあり、下ノ江地区の取り組みをモデルとして他地区へ波及していくことを期待しているところであります。

 次に、11月7日、8日の2日間、うすき竹宵が行われ、県内外から多くの観光客が訪れました。2万本の竹ぼんぼりや30カ所に飾られた竹オブジェはもとより、般若姫行列や篠笛の演奏など、訪れた方々はその幽玄な世界に魅了されていました。

 また、ことしは7日に「第9回全国あかりサミットINうすき」が、NPO竹宵や歴代竹宵実行委員会の皆さんによる実行委員会が主催して開催されました。県外からは延岡市、熊本市、遠くは美濃市、福井市、松江市、奈良市からおよそ30名の方が参加していただきました。明かりをテーマにまちづくりの活動に取り組まれている全国の団体が集結し、明かりの魅力や地域活性化への思いを議論することができ、今後のまちづくりに大変有意義なものになったと考えています。

 また、昨年に引き続き、このたび臼杵市と姉妹都市となりました茨城県常陸太田市と、三浦按針のつながりが縁で交流しています長崎県平戸市から、それぞれ特産品の販売で参加していただき、竹宵を盛り上げていただきました。うすき竹宵は、大分県を代表するイベントとして成長を続けています。来年は20回目を迎えますので、これまでの歴史を振り返るとともに、今後のさらなる発展につながるような記念事業を実行委員会を中心に計画していくよう協議を行っていきたいと考えています。

 次に、11月7日、8日の2日間、第2回生活困窮者自立支援全国研究交流大会が福岡市で開催され、生活困窮者自立支援法の施行に伴う自治体の自立相談支援事業の取り組みについて、臼杵市の活動実績を発表してきました。今日の全国的な社会事情を見ますと、生活保護受給者は増加をし続けております。雇用状況につきましても非正規雇用労働者が増え、またニートやひきこもりも増加傾向にあることから、早期に自立を支援する制度が必要であることが背景にあります。臼杵市はこの法律が施行される前に、厚生労働省からモデル指定を受け、平成25年度から社会福祉協議会に事業委託し、任意事業の家計管理支援、就労準備支援、就労訓練と一体化し、協働で実施してきました。

 モデル指定以降、市民からの総合相談は大幅に伸びております。そのうち就労準備プログラムや職場体験などにより、長期間ひきこもりだった人などの自立のめどがつき、社会復帰を果たしたケースもあり、入り口であります自立相談、そして出口であります家計と就労をセットで取り組んでいる成果だと言えると思っています。この事業の成功の鍵は、市民一人一人がこのような課題を抱えた人に目を向けるという意識にかかっています。社会や地域の支え合いや協力により、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めていきたいと考えています。

 次に、11月25日、臼杵市防災講演会2015を開催いたしました。講師には、NHK報道記者として阪神・淡路大震災と東日本大震災の2つの大震災の被災地などを取材したNHK解説委員山崎登氏をお招きし、「二つの大震災と報道~報道記者が伝えた被災地の現状~」と題して講演をしていただきました。テレビでは伝えられない被災地や避難場所の状況、被災者の声など、取材活動を通じて見えたことを語っていただき、災害現場の惨状や情報の大切さが市民の方々に十分伝わったのではないかと思います。これを契機に、市民一人一人が真剣に命を守ることと向き合い、防災意識や防災力が高められるよう、今後も継続して防災対策に取り組んでいきたいと考えています。

 次に、本年9月に行われました第70回国民体育大会の陸上競技、少年女子A400メートルハードルで見事全国優勝した、西中学校出身で大分雄城台高校陸上競技部に所属しています兒玉彩希さんに市長賞詞を贈ることを決め、11月27日に贈呈式を行いました。兒玉さんは10月にも日本ジュニア陸上競技選手権大会、女子400メートルハードルで自己ベストのタイムで優勝を果たしています。兒玉さんは小学校3年から臼杵ジュニア陸上クラブで陸上を始め、中学校時代までは100メートル、200メートル、高校に入ってからは主に400メートルハードルを専門に数々の全国大会に出場してきました。これまでは惜しいところで優勝に手が届きませんでしたが、このたび、初の栄冠を手にしました。今後は大学へ進学し、2020年の東京オリンピック出場を目指して頑張っていきたいと抱負を語っていました。兒玉さんの活躍は臼杵市民に深い感動と大きな希望を与えるとともに、努力してきた経験は臼杵の子供たちへのよきお手本となると思います。今後のますますのご活躍を期待しております。

 最後に、先般新聞報道がありました臼杵高校野球部が、来春に行われる第88回選抜高等学校野球大会の21世紀枠候補の大分県推薦に選出されました。臼杵高校野球部は、第137回九州地区高等学校野球大会大分県大会で62年124季ぶりに優勝し、九州大会でベスト8入りを果たしました。この大分県大会6試合及び九州大会2試合の成績に加え、日ごろの野球部の取り組みなどが高く評価されたものだと思っています。

 臼杵高校野球部は、これまで昭和22年、24年の夏に2回甲子園出場を果たし、九州地区高等学校野球大会大分県大会においては、昭和23年春、24年春、26年秋、28年秋に優勝するなど輝かしい成績を残しており、今回の62年ぶり5回目の優勝は野球ファンのみならず、多くの市民の方々に喜びと感動を与えてくれました。今後は67年ぶりの甲子園出場、初の選抜高等学校野球大会出場に向け、オールうすきで応援していきたいと考えております。

2016年3月29日火曜日

「うすき ANJIN MAP」について

4 件のコメント:
ANJINサミットが4月16日・17日に開催されます。いろいろなイベントなどが企画されています。「うすき ANJIN MAP」についてコメントいただきました。

-------以下引用

うすきANJIN MAPを見ました。「三浦按針にちなんだ臼杵のおいしい魅力が発見できるマップです」とありますが、どこが発行してるの?どこにも書かれてありません。

-------引用ここまで
マップは「臼杵商工会議所」と「臼杵市商店街連合会」が事業主体となり、県と市の補助金を得て作成したものです。事業費は、県が1/3、市が1/3、事業主体が1/3を負担する仕組みです。

2016年3月22日火曜日

臼杵市の「グランドデザイン」について

12 件のコメント:
臼杵市は現在、下記のような課題を抱えています。長期的な視点に立つ「グランドデザイン」が必要です。皆さんのご意見・ご要望をお聞かせください。

■市庁舎の建て替え
■旧臼杵商業高校跡地利用
■旧野津高校跡地利用
■臼杵市役所野津庁舎の活用
■臼杵港の背後地緑地の利用
■小中学校の統合

他に要望として

■社会福祉センター(社会福祉協議会)の移転
■地域振興協議会の活動拠点施設

2016年3月21日月曜日

市庁舎の「建て替え」について

5 件のコメント:
現庁舎を耐震改修する予算2億48百万円が計上されました。現庁舎は耐震性に劣っているため、大地震の際には倒壊の危険性があるとの判断です。これまで耐震性がないことも踏まえての「建て替え」でしたが、結果的に先送りされました。

先送りされたといってもどこに市庁舎を建て替えるのかという点は、臼杵市の将来のまちづくりを考える上で欠くことのできない視点です。それにも関わらず市庁舎の位置が決まらないままに、様々なことが進められようとしています。

一つは臼杵商業高校跡地の活用計画案(下記資料)。市庁舎の移転先として有力とされましたが、現在考えられている活用計画には盛り込まれていません。

また、今議会に下記のような計画策定の費用が計上されています。臼杵のまちづくりの幹となる市庁舎の位置の検討を行わずして、枝葉末節の計画策定が進められようとしています。

■公共施設整備調査委託料 500万円 公共施設整備に向けた調査費(旧高校跡地等)
■調査委託料 200万円 臼杵港緑地利活用調査検討業務委託料
■都市計画マスタープラン策定委託料 448万円
■公共施設整備調査委託料 756万円 野津庁舎の基本構想委託

2016年3月19日土曜日

市職員の給与水準について

12 件のコメント:
今議会、市職員の給与を引き上げる条例案が提案されています。内容は、期末勤勉手当を0.1月引き上げ、給料の水準を0.36%引き上げるという改定内容。提案理由は次のとおりとされています。
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国家公務員の給与に関する人事院勧告及び大分県人事委員会勧告等を勘案し、一般職職員の給与を改定する必要があり、また、地方公務員法の一部改正に伴い、職員の等級別基準職務表を条例で定める必要があるので提出する。
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結局のところ、国が引き上げ、それに準じて県も引き上げられたので、臼杵市も引き上げるというもの。その引き上げ幅も国や県に準じたものとなっています。これにより臼杵市職員の給与水準は、国のそれとラスパイレス指数で比較して100%の水準が維持されることになります。

しかし、全国でみると臼杵市と同じグループに属する類似団体の平均指数は96.6%となっています。類似団体とは、臼杵市と産業構造や人口が似通った市のグループで、約170の市からなっています。

平均で96.6%ですから、臼杵市のように100%のところもあればそれ以下のところもあるということ。国の給与水準が引き上げられたからといって、臼杵市が即それに追従して引き上げる必要があるでしょうか。

条例改正に伴う職員給与アップに充てられるお金は約540万円。そのお金は「安心して住み続けられる臼杵市」のための施策に振り向けるべきお金です。

2016年3月18日金曜日

臼杵石仏(臼杵磨崖仏)について

0 件のコメント:
コメントいただきました。

-------以下引用

石仏をプロジェクションマッピングなどで、造った時点(岩絵の具が剥落する前)の色彩に復元するイベントをやってほしいです。市民ですが、有料でも見に行きたいと思います。

-------引用ここまで

過去に同様の取り組みが提案されたことはある様子。しかしながら、具体的な検討までは至らなかったとのことです。

国宝である臼杵石仏に投影することが許されるのかどうか。作った時点の色彩を再現できるのかどうか。費用のことなど。様々な課題がありそうです。

2016年3月16日水曜日

竹宵について

32 件のコメント:
竹宵について様々なご意見を頂戴しました。
http://usuki.blogspot.jp/2016/02/331.html

竹宵は沢山の人のボランティア精神に支えられて、今年20回目を迎えます。『誰かがちょっと得をして、周りが少し羨ましくて、得した人が周りに少し還元しているであろう現状は悪くない』というご意見、考えさせられました。

「ちょっとの得」「少し羨ましい」「少し還元」の程度は個々の立場や考え方でその程度が違うところであろうと思います。お互いの尺度が違うことを突き付けあってもなかなか納得には至らないのではないかと思います。

しかし、どのような仕組みで「竹宵」が行われているのかについては、明らかにされるべきと思います。全容を把握しているわけではありません。誤解もあるかもしれませんが、できるだけ情報をお伝えし、竹宵へのより多くの方々のボランティア精神が喚起されることを願います。そのような観点から皆さまのコメントがいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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「竹宵」に係る費用

臼杵市からの補助金400万円・竹宵実行委員会が集める協賛金約500万円・雑収入約100万円、合計約1000万円については竹宵実行委員会(事務局:市役所)が管理しており、決算書は市報3月号に掲載されています。

ロウソクの支援

「うすき竹宵サポーター倶楽部」により募金が集められ、募金により購入されたロウソク2万個が「竹宵実行委員会」に贈呈されています。その運営資金に「竹宵カレンダー」の売却益が充てられています。

ぼんぼり及びオブジェ用の竹の調達に係る費用

始めの頃は「竹切りボランティア」を募って行われていた竹の切り出しですが、数年前から民間にお願いして切り出してもらっています。3mの竹9000本を用意するための委託料379万円が計上されています。また、竹の切り出しには「筍が採れる里山づくり事業」という補助制度も利用されており、こちらには321万円の予算が計上されています。なお、一時期を除き「竹宵」に利用する竹は市内の山から切り出されています。

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加えて、今年は20週年ということで「20週年事業補助金」として別途700万円が予算計上されています。聞けば「著名なアーティストによる野外コンサート」「県外に向けたテレビ宣伝」「竹の加工器具の購入」に充てられるとのこと。私としては、20週年の今年限りの「打ち上げ花火」ではなく、竹宵の期間以外に臼杵を訪れた方々に竹宵の雰囲気を味わっていただけるような仕掛け、例えば「ヴァーチャル竹宵」の仕掛け整備などに充ててほしいと思っているところです。

2016年3月12日土曜日

議会放送予定

0 件のコメント:
私の一般質問の様子は、3月15日(火)の11:00頃からと20時頃から。
3月22日の同じく11:00頃からと20時頃から放送予定です。ぜひ御覧ください。

2016年3月2日水曜日

サーラ・デ・うすき リノベーションプラン

7 件のコメント:
レストランの出店者は決まったものの、その後の計画協議に時間がかかっている様子で、オープンは遅れるとの説明です。計画協議は、市役所と㈱まちづくり臼杵及び出店者で行われている様子。来訪者に満足してもらえ、まちなかの賑わいに繋がる計画とするために、必要な検討は十分に行われなければなりません。

オープンは遅れるとのことですが、「オーガニックレストラン」と「魚食レストラン」は同時オープンが望ましいことから、そのような方向で努力して頂くようお願いしました。

また、「市民ギャラリー」の使いみちが「町並み整備資料展示」「臼杵の旬情報発信」となっており、辻の「観光交流プラザ」と被っている感があります。レストランとの相乗効果が期待できるものとなるよう十分に検討していただきたいものです。

当初は、平成28年4月から㈱まちづくり臼杵に指定管理をお願いし、魚食レストランもオープンの予定でしたが、今回の説明では、オープンは9月以降となりそうです。また、来年度は臼杵市が直営で施設運営し、平成29年4月から指定管理に出す予定とのことです。


2016年2月28日日曜日

スリランカ・キャンディ市公式訪問

0 件のコメント:
日時:1月31日(日)~2月6日(土) 7日間
公式訪問者:中野市長・日廻総務部長・首藤市長室長・大塚議長・釘宮議会事務局長
市民訪問団:キャンディ市友好協会会員他市民訪問団(25名)







3月議会 開会日は3月1日です

16 件のコメント:
一般質問する議員は、18名中8名。少ないですね。

事前に通告することになっています。質問内容は以下に。
http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300666/file_contents/H2803ippan.pdf

一般質問は、3月8日(火)と9日(水)に行われます。
私は、くじの結果、4番目。一日目の14時頃の登壇となりそうです。


一般質問「生活支援ボランティアについて」

0 件のコメント:
生活支援ボランティアについて

「生活支援ボランティア」制度について、下ノ江地区と北海添地区においてモデル事業として進めているとの答弁がされたが、その後の取組状況について伺う。

(1)モデル事業の現状について

(2)今後の展開について

一般質問「旧臼杵商業高校及び旧野津高校跡地について」

0 件のコメント:
旧臼杵商業高校及び旧野津高校跡地について

旧臼杵商業高校跡地及び野津高校跡地について、臼杵市が取得を希望する場合には、今年度末までに利用計画を県に提出する必要があるとされている。

(1)旧臼杵商業高校跡地については、その広い敷地及び既設建物を有効に利用するように計画すべきと考えるが、どのような計画となっているか?

(2)旧野津高校跡地については、野津統合小学校の敷地としてふさわしいと考えるが、どのような計画となっているか?

一般質問「小郡の森への企業誘致について」

0 件のコメント:
小郡の森への企業誘致について

(1)現在の状況について

(2)企業の進出を促すためには、造成を行い道路の築造やその他最低限必要な条件整備を行うべきと思うが如何か?

一般質問「企業立地促進条例について」

0 件のコメント:
企業立地促進条例について

企業が臼杵市に進出しようとする場合において、設備投資額及び用地取得費の合計が5,000万円を超え、新規雇用従業者が3人以上である場合に、設備投資額の1割、用地取得費の5割、合わせて最大で3千万円の助成が用意されている。また、雇用促進助成金として、新規雇用従業者一名につき30万円、1,000万円を限度とする助成が用意されている。

ソフトウェア業やベンチャー企業などの小規模の企業立地を促すために、設備投資額及び用地取得費の要件を緩和し、新規雇用従業者一名あたり額を増やすべきと考えるが如何か?

2016年1月29日金曜日

「サーラ・デ・うすき」の出店者決定

2 件のコメント:
コメントいただきました。
-------

サーラ・デ・うすきのリノベーションについては、オーガニックレストランももう出店業者が決まっているということで、その噂話も耳にします。
議会にはまだ正式発表はないのでしょうか?

-------引用ここまで

魚食レストランは「安東水産」、オーガニックレストランは「クレインビギンの経営者」との説明が、12月議会の折に開催された「議員全員協議会」の席上、口頭で報告されました。

別途、正式な報告がされると思っていましたが、いまだない様子ですね。市報やホームページ上で発表すべき内容と思われます。

2016年1月20日水曜日

地域住民生活等緊急支援事業

8 件のコメント:
コメント頂きました。

-------以下引用

昨年秋にプレミアム商品券5000円分が低所得者に配られましたが、
どのような選考基準により、選考されたのかを詳しく教えて頂けますか?同じような時期に6000円の給付もありました。それとの違いも分かればお願いします。

-------引用ここまで

国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用した事業で、以下に該当する世帯で所定の申請がされた世帯に商品券が交付されました。

1 平成9年4月2日以降に生まれた児童が三名以上いる世帯
2 生活保護世帯
3 市民税非課税世帯

1に該当する世帯には、児童の数が3名の場合は6千円、4名の場合は7千円、5名の場合は8千円、6名以上は9千円。2及び3に該当する世帯には、5千円の商品券が交付されました。