2013年1月18日金曜日

臼杵小移転 PTA9割反対票で白紙の公算

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_135846948044.html
(以下引用)

臼杵小移転 PTA9割反対票で白紙の公算 [2013年01月18日 09:35]


高台統合移転問題で無記名投票するPTA会員=17日夜、臼杵小学校

 津波リスクを避けるため臼杵市が提案した臼杵小学校の高台統合移転について、臼杵小PTA(塩崎洋一会長)は17日夜、臨時総会を同校で開いた。移転の賛否を問う投票を実施し、出席者の9割以上が反対した。市は今月末をめどにPTAの意向を尊重した上で最終判断するとしており、移転は厳しい情勢となった。

 投票は無記名で実施。会員世帯数247のうち117世帯が投票し、「移転しなくてよい」が107票、「移転してもよい」が8票、白票2票だった。81世帯は会場の議決に従う委任状を提出した。PTAとしての賛否は決めず、結果を18日に文書で市に提出する。
 塩崎会長は「市との4回の意見交換会を通じ、会員は冷静かつ真剣に考えた。いつ来るか分からない津波に対し、毎日の生活などさまざまな面から考えた際、単純に移転していいとは考えられなかったのではないか」との見方を示した。
 中野五郎市長は「文書を見ないと何とも言えない。もともとPTAの意見を尊重すると言ってきたので、PTAの真意をあらためて確認した上で今後のことは決めたい」と述べた。
 臼杵小学校は公共施設などが立ち並ぶ沿岸部の中心市街地に立地。市は昨年10月、高台にある福良ケ丘小学校の建て替えに合わせた統合移転を保護者に提案していた。

-------引用ここまで

福良が丘小学校に統合移転しなければならない必然的な理由がPTAに伝わらなかった結果として、当然の結果と思いました。「PTAの意見を尊重」との姿勢ですので、結論は見えている気はします。

臼杵小が移転してもしなくても、「地域の防災をどうするのか」「津波が襲うとされる街をどうするのか」、長期的な「防災まちづくり」の計画を進めなければなりません。

6 件のコメント:

  1. 若林市議、こんにちは。

    仮に、臼杵小学校を福良ヶ丘小学校への統合をA案、福良ヶ丘小学校を臼杵小学校か市浜小学校への統合をB案とするならば、臼杵市の小中学校の学校区再編並びに用地選定というC案がもういい加減議題に挙がっているのではないですか?臼杵市にそのビジョンがないのだとしても、市議の皆様から代替案としてそのようなものが挙がってないのでしょうか?この問題は、抜本的に見直さなければ落としどころが難しいように思います。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。

      もしC案(新設校)というものを考えなければならないなら「現位置の臼杵小学校では子供の命は守れない!」との考え方が前提になります。

      これまでの検討の進め方は「現位置でも避難は可能であるが、福良が丘小学校に統合移転すればなお安心。PTAの皆さんどのように考えますか?」という問いかけと考えています。

      ここに至って全く別の位置に移転という案が出るということでは、PTAや地区の方々に全く持って失礼千万と思います。

      しかしそれでも「やはり避難は無理」との結論ならばC案も考えなければなりません。その際は「福良が丘小」に行くか「新設小」とするかになりますが、あまりにも唐突な提案となります。それならば最初から「PTAの意見を尊重する」などという発言にはなりません。

      削除
    2. 今回の件についてだけではなく、これから先の臼杵市は、少子高齢化は避けて通れないと思います。
      10年後20年後、どこどこの小学校区にどれだけの小学生がいるのかは、現在の出生状況等を鑑みれば把握出来ると思います。
      それを踏まえて、災害だけではない統廃合を含めて複合的に建て替えや学校区の割り振りを考えるいい機会ではないかと思うのです。
      臼杵小に対してだけの降って沸いたC案であれば「失礼千万」かもしれませんが、建て替えをして数年後に児童数が少なくなった結果統廃合では予算がいくらあっても足りませんし、臼杵小ばかりがクローズアップされていますが、津波の危険にさらされている小中学校は他にもあるのではないでしょうか。

      削除
    3. 「私たちは走って逃げることは難しいが、小学生は走ることができる。臼杵小が移転することは反対です。」とのご意見をいただきました。

      コメントいただいたように、津波に対して100%安全な場所に小学校を集約することは理想と思います。旧臼杵市内で小学校は3校くらいにできそうです。しかし、地域から小学校がなくなることは大問題。だからこそ適正配置計画に基づき慎重にことが運ばれています。

      全く避難ができないような位置にあるなら別ですが、新しく土地を求めてまで臼杵小を今移転する必要はないと思います。PTAや地域もそのように判断したゆえの「90%が反対」との結果と捉えています。

      福良が丘小学校が今の統合基準に至るまで20年以上の歳月があるとのこと。学校区の割り振りの見直しを含めた「大統合」はもう少し先にしたいと考えます。その際には「防災まちづくり」の観点から「臼杵市の将来」を計画しての「大統合」としていかなければなりません。

      削除
  2. 官僚の中で出世する人間は、公務員組織に貢献する人間です。公務員組織に貢献するとはどういうことかといえば、税金を自分たちのために使う環境づくりに励んだ人間、すなわち、国民を裏切る人間のことです。彼らも、さすがに真正面からそんなことは言いません。そこで『偽善』が必要になります。「福祉向上のため」とか、「あんぜんあんしん」等と、きれい事を言って地位や税金を盗るのです。つまりカネに操られた公務員組織なのです。

     政治家は政党や派閥の抗争でまとまりがありません。そもそもおカネや社会の仕組みをほとんど知らずに政治家になり、当選を続けることを目的に政治活動をやってしまいます。社会全体をどうにかしようなどと思っても、基本がわかっていないので、つい、カネ取り合戦の選手をやってしまいます。そもそも、共産主義とか社会主義、資本主義など、主義のつくものは人々を騙すための戯言です。

    ほとんどがその調子ですから、まったく話にならない。結局、政治家のほとんどがあっちこっちから操られる人形のような存在になっています。

    -------前阿久根市長 竹原信一氏のブログより引用---------

    返信削除
    返信
    1. 私もそのように思います。

      そうならないように努めます。

      そのような公務員・政治家ばかりでないことを願います。

      削除