2011年6月7日火曜日

国民健康保険財政のこと

健康保険、私はこれまで地方公務員でしたので、被用者保険(地方公務員共済組合)に加入していました。退職後は国民健康保険(国保)にお世話になります。
国保は臼杵市が保険者となり独立採算を基本として運営を行います。会社勤めを終えた方は国保に加入そして75歳以上になれば後期高齢者医療制度のお世話になります。

国保は、被保険者からの保険料(保険税)と国及び県、市の所定の財政負担で運営されますが、保険税収入は減少傾向にあります。その要因として世帯の収入の減による課税額の減、滞納額の増加、不納欠損額の増加などが考えられます。
平成18年度13億4598万円(不納欠損額3658万円、滞納額3億8950万円)
平成19年度13億9836万円(不納欠損額4564万円、滞納額4億1234万円)
平成20年度11億8599万円(不納欠損額4246万円、滞納額4億5926万円)
平成21年度11億2244万円(不納欠損額6163万円、滞納額4億7747万円)

一方、保険給付費支出は増加しています。退職者の増加、高齢化とともに診療費は増えてきています。
平成18年度 34億7637万円
平成19年度 37億9045万円
平成20年度 38億0505万円
平成21年度 39億7082万円

4年間で保険税収入は2億2千万円減り、保険給付費支出は4億9千万円増えています。
国保は独立採算が基本、赤字を避けるために臼杵市では平成16年と平成19年に税率を上げてきました。現在は3億円の基金(貯金)がありますが、このままでは近いうちに税率アップになりそうです。

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