2013年3月29日金曜日

市役所は報復措置をするのか?

「市役所から広告掲載のお願い?」に関してコメントいただきました。
臼杵市って広告依頼を断ったら、具体的に市役所が報復措置をするんですか?
必要な通知を送らないとか、そこの店の商品は買わないとか、その店の税金だけ値上げするとか?
どんな被害があるのですか?議員、具体的に想定される被害を教えてください。

-------引用ここまで

広告依頼を断ったことが市役所に知れたから言って報復措置などは無いと思います。しかし、市役所からの要請を断ることにより「影響があるのでは」と考える人は多いと思います。

「市役所とうまくやっていきたい」と多くの人は考えると思います。できれば市からの要請に快く応じたいという考えも、そういうことからだと思います。

「うまくやっていく」ことによって期待される利益とは逆の悪影響が生じる恐れを考えるとわかりやすいと思います。具体的には、以下のようなことが想定されます。

①物品調達について不利益を被る。
②市に関連する人事において不利益を被る。
③市関係の利用が減るなどの不利益を被る。
④工事受注機会が減るなどの不利益を被る。
⑤市の業務に関する手続きが厳しくなるなどの不利益を被る。
⑥補助金などの順番が後回しになるなどの不利益を被る。

12 件のコメント:

  1. ②,③はともかく。

    ①,④,⑤,⑥は明確にルール化されていますし,広告依頼をする部署とちがう部署が担当するケースが多いと思います。

    でも,わざわざこういうことをブログにアップされたということは,市議(元県職員)の立場から市役所の挙動を見ていても,そういうことが起こることがあり得る,つまり普段は横のつながりが薄いくせに,こういうときだけはちゃっかり連携がとれてしまう,ってことですか?

    でも別府市役所でも,役所を対象としたまさかの証拠保全が執行されたわけですし,案外あり得るのかもですね(大分地裁は別府市役所が関係証拠を破棄改ざんする現実的危険性を認定したってことですよ)。

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    1. ①と④は、金額が大きくなれば明確にルール化されていて「心象」の入り込む余地はありませんが、金額が小さな契約は「随意契約」となりますので余地はあると思います。

      ⑤は、申請や届出、検査などの手続きの際に「心象」により厳しくすることも可能と思います。

      ⑥予算枠に対して、希望が多い場合など順位付けの際に「心象」が影響する可能性はあると思います。

      いずれも、可能性があると言っているだけで、本当にそのようなことが行われるかはわかりません。しかし、可能性があるからこそ「心象」を悪くしたくないとの意識が働くと考えます。

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  2. 県レベルでは、あったという事なのでしょうか?

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    1. 前にも述べましたが、全てをルール化できるわけではありませんので可能性はあると思います。

      大きな案件ほどルール化できています。「県レベル」よりも小さな案件が多い「市レベル」のほうがその可能性は高いと考えます。

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  3. 県職員時代に①〜⑥までのような報復措置を、
    大分県として組織的に指示されていたのでしょうか?
    臼杵市でもそういった対抗措置を受けた事例を教えてください。

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    1. 私は「報復措置」というような思いを抱いたことはありませんし、指示したことも指示されたこともありません。

      私の述べているのは「心象」によって取り扱いが変わる恐れがある部分が行政組織には存在するということです。

      何度も申し上げますが「心象」を害すことにより取り扱いが不利になる恐れがあるとの思いがあるからこそ「良くしたい」との意識が働くと思います。

      どういう「心象」を持たれている人であれ、ルールに則って「全く同じ」扱いを受けるなら、「心象」は全く関係なくなります。

      そうであれば「広告依頼が市からであろうとなかろうと、広告を載せる・載せないは事業者の勝手。何も問題ありません。」ということになります。

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  4. 市議に対する情報公開請求の件が、心象を悪くした(一方的に困った市議だ)結果市役所側が出した結論ということになりますね。

    市役所を困らせる、怒らせる=心象を悪くする
    良くも悪くも市役所というところはとても厄介なところです。

    しかしそれでも事業者は手堅さゆえに市役所との関係を切れない、切りたくない。

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    1. 「手堅さゆえに市役所との関係を切れ ない、切りたくない。」お気持ち良く わかります。

      「心象」を良く保ちながら、契約どお りに事を運べば、お金のとりはぐれはありませんし、次が期待できます。

      たまに契約外の要求があっても「心象」を悪くするより、その場を我慢したほうが得策ですものね。

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  5. そうなんですよね、「お願い」だけど本音は「要求」。
    「市役所の要求一つくらいきいてくれてももいいだろ」てな感じかな。

    理不尽な要求されても権力には勝てませんわ。

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    1. 理不尽な要求が一度でもあれば、市役所はそういう要求をするところという印象になりますね。それも断れませんからたちが悪い。

      そういう「要求」をしないよう日々努力している市職員にとっては、理不尽な印象をもたれることになり、迷惑千番ということになります。

      そのようなことが起こらないようにするのも「市議」の務めと思うところです。

      「妙な(常識外)のことがあるのは皆知っている。そこに目を向けすぎるのはいかがなものか。よき事に目を向けてブログも書くべき」との進言もいただきました。

      自分なりにしっかりとご意見を踏まえて「市議」の役目を果たします。今後ともよろしくお願いいたします。

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  6. 「妙な(常識外)のことがあるのは皆知っている。そこに目を向けすぎるのはいかがなものか。よき事に目を向けてブログも書くべき」
    知っていても市民、個人レベルではどうしようもない。
    目を向けすぎるのではなくしっかり見据えて正しく判断し行動に移す。
    ブログ内で良き事は、それはそれで書かれていると思います。
    行財政に問題のほうが多過ぎるのではないですか?

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    1. 市役所の妙な(常識外の)ことについては、今後とも「しっかり見据えて正しく判断し行動に移します」

      その積み重ねが、市職員の意識向上につながり、市民と市役所との間の信頼関係の構築につながると思っています。

      コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

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