2013年2月2日土曜日

駆け込み退職、感謝状なし・再任用も却下と市長

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130125-OYT8T00978.htm
(以下引用)

駆け込み退職、感謝状なし・再任用も却下と市長

 自治体職員の退職手当引き下げを盛り込んだ改正条例施行前に、駆け込み退職を希望するケースが全国で相次いでいる問題で、兵庫県小野市の蓬莱務市長は24日の定例会見で、退職の意向を示している同市立学校給食センターの女性栄養士について、「定年退職者に通常出している感謝状は出さず、市での再任用の希望があっても却下する」との意向を明らかにした。

 理由は「多額の退職金をもらうことになっているのに、職責を全うせずに損得で動いている」としている。

 市によると、栄養士は県教委から同市に派遣されており、市との雇用関係はない。市は毎年、市役所や関連施設で勤務した定年退職者全員に感謝状を出しているが、蓬莱市長は同日、陰山茂・市教育長と話し、感謝状を出さない方針を確認した。

 蓬莱市長は「60歳以上の雇用が大変厳しい時代に、退職金が70~80万円少ないことだけで職責を放り投げている。そのうえ、市で再任用してくれ、では筋が通らない」と説明。ただ、今年度末まで働くと退職手当が減る仕組みを疑問視する声もある。

 定年退職を迎える13人の市職員は、駆け込み退職の希望はないという。同市は県の退職手当組合に加入しており、改正条例案は3月1日に施行する見通し。
(2013年1月25日 読売新聞)

-------引用ここまで

「市職員の駆け込み退職はなかった」。これが「普通の感覚」ではないでしょうか?
年度末まで働くと退職手当が減る制度は確かに「おかしい」です。
しかし、民間と比較して高額な退職手当であるからという理由で既に国が下げ、県も下げています。
中野市長の英断を望みます。

2 件のコメント:

  1. http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130302-00000004-yom-soci

    唖然。。。
    「再任用は3月の1か月間限定で」はまだしも、
    「現役時代の約7割の給与が支払われる」って…

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  2. この記事ですね。-------以下引用

    「駆け込み退職」281人を再任用…京都府 読売新聞 3月2日(土)

     1日からの退職金引き下げを前に、教職員や警察官を含む481人が2月末に「駆け込み退職」(早期退職)した京都府で、少なくとも281人が再任用されたことがわかった。

     減額前の退職金を手にしながら、3月も同じ職場で働き続ける格好だ。府や府警は「人手不足で府民生活に支障が出ないようにするため」と説明している。

     再任用者数は、警察官103人(早期退職130人)、府職員71人(同76人)。退職者275人の教職員は未集計だが、少なくとも107人は再任用された。再任用は3月の1か月間限定で、現役時代の約7割の給与が支払われる。

     退職者の9割以上を再任用した府は当初、他部署などからの人繰りで人手不足を補う方針だった。国の緊急経済対策に伴って年度末に追加の公共事業を発注することになり、業務に精通した職員が必要になったことなどが要因という。

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