2012年11月19日月曜日

臼杵小学校の移転計画に関してのコメント

コメントいただきました。
http://usuki.blogspot.jp/2012/10/blog-post_11.html
(以下引用)

中央防災会議のデータを見ると、昨年3,11の東北三県、宮城、岩手、福島の犠牲者は、92%を越える方が溺死です。なくなった方の内、90数%が成人です。
この数字は、何はともあれ、津波からの避難は高台に逃げることを最優先しなければならない、ということではないでしょうか。
1596年の慶長地震では、二王座の香林寺前まで潮が来たそうですが、これは、瓜生島が沈んだといわれる地震です。香林寺の前には、標高5.2mの表示があります。
そうしたことを踏まえて、臼杵小学校が現在地に在った場合に、どれだけの防災上のメリットがあるかの議論はされていますか?
子供達を津波から守るというばかりですが、登下校の時間が増加するリスクや、放課後や土日に先生も保護者も目の届かない時間が増えるリスクなど、保護者は子供が家を出たところからが問題になるのではないでしょうか。
そして、地域の高齢者など含めて考えた場合に、臼杵小学校が現在地に在った場合とない場合、行政コストを含めて、どのような対策を講じるのが本当に市民のためだと言えるのか、結果的に子供を守ることになると言えるのか・・・・・
何かの前提で想定を作り上げている行政の手法は、最悪の事態が生じても「想定外でした」で終わりでしょう。地域の住民や保護者は、昨年の3,11があったからこそ、真剣に考えています。議会の皆さんはどう思われますか?

-------引用ここまで

ブログに書きましたが、議会へは新聞報道があって後報告がなされたのみです。保護者や地域の方にどういう説明がされたか報告されませんし、どう説明をするかも事前には知らされていません。

通学路のことや行政コストのことなどは、教育委員会に出向き聞き取り調査を行いました。他の議員さん方がどのような情報収集をし、どのように判断しているかはわかりません。
いずれにせよ様々な条件を加味して判断すべきことです。早急に議会として説明を求めるべきであると先の「全員協議会」で要求しました。

「想定外」で子供たちの命を失うことは許されません。福良が丘小学校と統合移転すれば、少なくとも学校にいる間は安全です。しかし、それ以外の時間は危険にさらされる点では移転しようがしまいが同じです。

つまりは、津波が予想される場合に正しい避難行動が取れるかどうかに尽きると思います。それは、学校にいるときでも自宅にいるときでも同じことです。臼杵城までの距離は約400m、昼間避難するのにそう困難な距離とは思いません。むしろ夜、自宅から避難するほうがよほど困難を伴うと思います。

大地震時における「安全」を求め、臼杵小学校を移転することが本当に臼杵市のためなのか。「行政」「保護者」「地域」が一緒になって真剣に考えるべき問題、当然のことながら「議会」もです。

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