2012年10月2日火曜日

日田市の外部評価を傍聴して感じたことなど

日田市の外部評価、見てきました。用事が出来て最初の方だけでしたが。
http://usuki.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6643.html

前回と比較すると、事業仕分けの草分けである「構想日本」が仕分け人から外れ、大学教授をコーディネーターとする仕分けチームになっています。そして、市民代表として10名の仕分け人が選任されていました。

前回と比較すると。
http://usuki.blogspot.jp/2012/01/blog-post_4333.html
http://usuki.blogspot.jp/2012/01/blog-post_20.html

短い時間の傍聴でしたが、誤解を恐れずに言えば、前回と比較して仕分け人の力量がなかったと思いました。故に議論の焦点がボケてしまっています。これでは「廃止(民間)」などの思い切った判断はできません。ましてや市民委員としては、これまで市が取り組んできた事業にNOを突きつけるのは至難の業。最終結果を見ていませんのでどのような結果となっているかわかりませんが・・・。

今回は「事業仕分け」まがいの代物と言えます。日田市は今回は「事業仕分け」という言葉を使わず、「外部評価」と言っていますが、今回の「外部評価」を傍聴して感じたことは、とにかく仕分け人の力量次第であるということ。仕分け人の力量があれば、市民委員を募らずとも、仕分け過程をオープンにすれば市民にとって納得のいく結果が得られると感じました。また、そのためには事前の事業仕分けの焦点を市役所と仕分け人との間で事前に十分絞り込む必要があるとも。

「事業仕分け」は正しく行われれば、自治体における外部評価の決定版と言えますが、民主党のそれや今回の日田市のように中途半端に実施すれば、単なるパフォーマンスに終わってしまいそうです。これでは「事業仕分け」の名折れとなってしまいます。残念です。

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