2011年11月4日金曜日

三重県職員給与 引き下げ勧告

県職員給与:月給0.09%引き下げ勧告 総人件費1億5000万円減に /三重

県人事委員会は1日、30歳未満の職員らを除いた県職員の月給を、今年度分から0・09%(352円)引き下げるよう、知事と県議会議長に勧告した。3年連続の引き下げ勧告で、勧告通りになると、年収は平均(43・3歳)で0・1%(6000円)減となり、今年度の総人件費は約1億5000万円減る。

このほか、持ち家に対する住居手当(月額2700円)を今年度限りで廃止するよう求めた。廃止されれば、年間約2億7000万円削減される。

一方、東日本大震災の復興支援や防災対策のため、県幹部職員や公立学校の管理職員に対し、特例的に実施されている月給の10~8%の削減については「特例措置による減額措置は、地方公務員法に規定する給与決定の原則とは異なるものだ」として、早期に解消するよう要請した。

鈴木英敬知事は「勧告制度の趣旨を尊重しつつ、厳しい財政状況や経済情勢などを見極めて検討したい」とする一方、特例措置については「財源を確保しなければならないので理解いただきたい」と述べ、1年9カ月の特例期間中は解消措置を行わない考えを示した。
【田中功一】〔毎日新聞 三重版〕

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