2011年5月20日金曜日

藤沢市事業仕分け

神奈川県藤沢市の取り組みをご紹介。市のHPより
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市民参加を拡大し、平成23年度「藤沢市事業仕分け」を実施します!

平成21年7月に、国における取組みに先駆け、26事業を対象として、本市で最初の「藤沢市事業仕分け」を実施し、昨年度は、44事業を対象として、第2回目の事業仕分けを行いました。本市では、この結果を参考として、事業の見直し・再構築を図ってまいりました。例えば、平成21年度には、仕分け対象事業であった「高齢者入浴助成事業費」、「高齢者医療助成費」については、他の高齢者施策である「高齢者はり・きゅう・マッサージ治療事業費」や「高齢者バス等利用助成事業費」等と一体的に事業の見直しを行いました。そして、健康増進や介護予防の観点から70歳以上の方を対象に公衆浴場、はり・きゅう・マッサージのみではなく、新たに老人福祉センターや、市のプール等にも利用拡大した形で助成を行う「高齢者いきいき交流事業費」、藤沢浴場組合に高齢者の利用料割引日などの設定を委託する「ふれあい入浴事業費」、老人福祉センター等を巡回するバスを運行する「福祉バス運行事業」へと、スクラップ・アンド・ビルドの視点により事業の再構築を行いました。
また、平成22年度の対象事業では、「市民電子会議室運営事業」や「子育て情報ネットワーク事業」について、今まで培ってきた「市民力」を活かし、「新しい公共」の視点から、本市が行ってきたこれらの事業を、NPO団体が主体となった運営へと平成23年4月から移行を図ってまいりました。
なお、これまで2回の事業仕分けによる財源効果額は、平成21年度につきましては、約5千4百万円、平成22年度につきましては、約1億4千2百万円であります。
本年度は、より一層市民の目線から事業を検証するため、さらに改善を図ってまいります。
「平成23年度藤沢市事業仕分け」は、7月16日、17日の2日間を予定しており、秩父宮記念体育館メインアリーナを会場として行います。
実施事業数は、概ね、35事業程度を予定しており、市民評価員による意見表明の時間を、昨年度よりも長くとることとし、1事業あたりの実施時間を拡大します。
また、事業仕分けの実施にあたっては、市民の仕分け人を昨年度までの3人から4人に増やし、1班あたりの構成を昨年度までの6人から7人と増やします。市民の仕分け人は、藤沢市行政経営改革協議会委員、藤沢市外部評価委員会委員及び学識経験者に参加していただきます。また、市民の声を取り入れるために、引き続き、「市民評価員制度」を取り入れてまいります。
なお、「市民評価員」の構成につきましては、市内13地区から各1名ずつ、本市と包括協定を締結しております、慶應大学湘南藤沢キャンパス、日本大学生物資源科学部、湘南工科大学、多摩大学グローバルスタディーズ学部の学生から各1名ずつ、公募による7名に加え、今年度は、子育て世代の市民2名、障がい者の方2名に加わっていただき計28名程度で、1班あたり7人程度を予定しています。
また、より多くの市民に傍聴いただけるよう、手話通訳、保育ボランティアによる対応を図ってまいります。
事業仕分けの対象となる候補事業のリストアップに際しては、昨年度は、仕分け人や市民評価員として参加していただく市民に参画していただきました。今年度は、これに加えて、新総合計画の策定にあたってご協力いただきました地域経営戦略100人委員会の経験者の皆様にも参画いただきます。
こうしたことにより、一層、市民の目線による「事業仕分け」の実施を図って参ります。
「平成23年度藤沢市事業仕分け」につきましては、市民参加による市民との協働により実施することで、市民の目線にたった事業の検証を行います。今年度は、一層、多くの市民の皆様に関心を持って、参加いただけるように工夫をし、秩父宮記念体育館メインアリーナを会場に実施してまいります。この結果を今後の事業の見直しの参考として活用するとともに、市民に市の事業を理解していただく良い機会にしたいと考えております。

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