2012年8月3日金曜日

臼杵市独自の放射能測定

放射能測定器の購入については、その必要性については懐疑的でした。
http://usuki.blogspot.jp/2011/09/blog-post_22.html

「電力会社や国の情報開示の姿勢や体制には不安がある。臼杵市独自で計測し、市民の不安を払拭したい。数値を市民に開示し、対策についてはまずは各自の判断で行ってもらう。今後、放射能に対する自治体としての対応方針や対応策が確立されれば、臼杵市独自の判断で対応することも考える。」との副市長からの説明で購入は決定。

副市長はいわき市での勤務経験があり現地からの情報や伊方原発の視察時の四国電力の説明から、国や電力会社の情報開示の姿勢や体制に不安を抱いたとのこと。だから独自で計測するといわれればそれ以上反対する理由はありません。

ところが、臼杵市のホームページに測定結果が次のように報告されています。
http://www.city.usuki.oita.jp/modules/disaster/value/value_20120725.pdf

月に2回!月に2回しか測定されていません。この数値を元に放射能対策について独自に何が判断できるというのでしょう。数値が異常を示したとしても既に一週間以上が経過していてもわからない理屈です。

大分県でも5箇所にモニタリングポストを設置して大気環境中の空間放射線量率(放射線量)を24時間連続で測定しています。
http://www.pref.oita.jp/site/jishininfo/kukan-housyasen.html

月に2回しか測定しないような漫然とした計測であれば、市内3箇所に職員が二人組みで出かけて放射能を測定する、その手間だけでも「無駄」というものです。

これまでの測定で各所の放射能の平常値は判明したわけですから、今後は遠くまで出かけて測定せずとも、毎日市役所で測定するか、いっそ測定をやめて大分県の測定値を参考にするか。いずれにせよ臼杵市の放射能に関しての対応について実効ある測定が行われなければ機器の購入費も測定するための人件費も無駄だと思います。

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