2011年3月22日火曜日

行財政活性化推進委員会について

行財政活性化推進委員会を傍聴された方からコメントをいただきました。
http://usuki.blogspot.com/2011/03/blog-post_6691.html

私も、これまで3回傍聴しました。

1回目は、総合計画について説明、委員の方々のご意見拝聴といった内容。政策全般を示す内容のもので、総花的な内容でつっこみようが無いという感じ。

2回目は、総合計画26政策分野を実現する手段としての施策54分野についての評価。
施策についての市民アンケートと市役所の内部評価に基づき意見を述べ評価を下します。
短い時間の中で行うのは無理があり、よほど行政施策に長けた者でなければ評価は大変困難。
いずれの施策も有効なものばかりであり「強化・維持・見直し」とはなれ、廃止とはなりません。

今回3回目は、今後5年間の行財政改革実行プランについての意見を拝聴する内容。
「市民のお役に立つ”感動お届け市役所”の実現」
「効率的・効果的な行財政運営を行う”持続可能な市役所”の実現」
「市民との協働による”響働市役所”の実現」
以上の3つの基本方針を掲げ、具体的取組事項と削減効果についての説明を意見聴取です。

正直、これまで3回の審議内容と委員の人選はミスマッチと思います。
政策・施策についての評価や意見聴取となれば、行政の専門家でなければ困難な内容。
ましてや短い時間の委員会となればなおさらです。
委員長が行政評価の専門家として加わってはいますが、市役所側の司会役といった役回り。
他の委員さんをリードして評価や意見を出すようなことはありませんでした。

しかし、これが「事務事業評価」を行うとなれば話は別。
今回選出された委員は、それぞれの市民生活の分野に関しては専門家。
どのような費用をどこにかけ、どのような方法で、どのような効果を上げているか。
事務事業についての評価や意見聴取であればどんなにかすばらしい審議となったことかと残念に思います。
実際、個別の事務事業に関わる部分では突っ込んだ有意義な議論が展開されていました。

現在は市役所内部限りで行われている「事務事業評価」。
「事務事業評価」を委員会で行わなければ意味がありません。
そうして初めて「事業仕分けは、行財政活性化推進委員会で行う」約束が果たせます。

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