2013年8月10日土曜日

課題の残った臨時議会でした

コメントいただきました。
(以下引用)

この件については市の上層部での専決事項でしょう。一般の市職員に責任はありません。市職員は日々臼杵市の為に職責を全うしていただいていると思います。

それに引き換え、有力者に睨まれるのが怖くて意見一つ言えない議員は臼杵市にとって「必要」なのでしょうか?

今回意見一つ言わず議決をしたのは市議の皆様です。近い将来、市民の声が大きくなった際、議会の一般質問に於いて何食わぬ顔で「博物館の状況や入場者数はどうなってますか?その対策は?」などと全責任を市側に転嫁するようなことだけはご勘弁願います。

-------引用ここまで

今回の買収劇、値引きを迫るあまり「買えなかった」となるリスクを考えれば、一般職員では荷が重過ぎます。そのリスクをとれるのは「市長」だけです。買収額は理論的に考えうる最高額となりました。これ以上の高値で買う論理は組み立てられないと思います。値段交渉をしなかったに等しい結果です。

議会においては事前の「議員全員協議会」でただ結果(金額)だけを示されました。交渉経過の説明もなく、調べようにも公文書も残されていませんでした。

「臨時議会」においても、慣例により「委員会付託」が省略されたため「教育民生委員会」での審議も無く、結果として「審議経過」の説明も「賛成若しくは反対すべきもの」なのかどうかの「委員長報告」もありませんでした。

採決の前に行われる「反対(賛成)討論」もありませんでした。「反対(賛成)討論」するためには「前日の午前中までに通告する」ことが議会の申し合わせになっているため、何の情報も得られない中「反対討論」を「通告」することは大変困難なこともひとつの要因です。

結果として、今回の買収劇については議会からは何の質問も意見も反対もなかったという結果を残しました。こんなことでよいのでしょうか?議会の存在意義を揺るがしかねない課題が残った「臨時議会」であったと認識しています。

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