2013年3月27日水曜日

市役所から広告掲載のお願い?

コメントいただきました。
(以下引用)

零細企業の経営者です。
先頃、公文書(市長名)で広告掲載のお願い文書がきました。
聞けば、市役所が作りたい冊子を作成するのに民間の業者が広告募集をしていると。
当社にも営業担当者が来て、市役所から言われて営業しているそぶりでした。
最近、サギまがいのニュースが多くて困っています。
これも公文書であれば強制力は「絶対」なのですか。
分からずにネットで検索してたらこちらのブログにたどり着きました。
お願いの公文書でしたら、断る事で何か市から罰則がありますか?

-------引用ここまで

この件については「情報」があり、市役所の担当者に問い合わせをしました。

市役所は、広告募集についての「臼杵市『くらしの便利帳』発行のご案内とご協力について」という「公文書」を作成しています。この「公文書」を広告業者(今回は㈱サイネックス)が広告依頼先に伺う際に利用することを認めているようです。

ただし、どこに広告掲載依頼をするかは広告業者に任せているそうで、市役所から情報は出していないそうです。公文書に「あて先」が記載されていると思いますがこれは広告業者が作成したものです。

よって、広告を出すか出さないかは各企業の判断となります。また、「広告掲載依頼したが広告を掲載しないことについて断ったこと」は市役所に情報は渡りませんし、渡ってはならないと考えます。市役所では断ったかどうかは判りません(判らないはずです)ので「罰則」を適用しようもありません。万が一にもこれにより不利益を生じるようなことがあれば、極めて重大な問題です。

しかし市長名の「公文書」を誰に出すか判らないまま使用を認める、市章の利用も認めるという「やり方」にはななはだ疑問があります。今回のように「広告募集」して、必要な冊子を作成するという方法を今後も行うようであれば、あたかも市役所が広告募集を行っているような誤解を生じさせないような、十分な配慮が必要であると思います。

コメントいただいたことで私なりの整理ができました。ありがとうございました。

21 件のコメント:

  1. 以下、この記事に関して質問があります。

    ①臼杵市は「臼杵市くらしの便利帳」なるものを作成するにあたって、なぜ市内の業者を使わないのか?
    ②株式会社サイネックスの名刺に、なぜ臼杵市の市章が印刷されているのか?
    ③上記業者は「同業他社様は何口ご加入いただきましたが、御社はどうされますか?」という営業話法で来訪してきたが、これは個人情報保護法に抵触した営業ではないのか?また、それであるならば、臼杵市にも何らかの影響があるのではないのか?

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    1. ①同様の提案があれば、市内業者にも機会は与えられるものと思います。

      ②サイネックスとの協定により「広告募集活動において(中略)市章等を使用することができる。」とされています。

      ③個人情報保護法では「『個人情報』とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」とされています。この種の他社情報がこれに抵触するかどうかはわかりかねます。

      「同業他社」と比較して広告の大きさや位置などを競わせる方法を一概に責めるわけにはいかないとは思いますが、今回は「市役所」が深く関わって製作されるものだけに、そのあたりが特に神経質にならざるを得ないものと拝察いたします。

      市が必要とする冊子を「税金」ではなく、任意の広告料で作成しようとするこの方法は、見かけ上「有利」と見えます。しかし、市長との調印式が大々的に行われ「市役所」が深く関与していると見える広告掲載を要請される事業者は大変困るものと思います。

      参考までに「情報公開」により入手した「臼杵市『くらしの便利帳』の共同発行に関する協定書協定書」をお示しします。
      http://usuki.blogspot.jp/2013/03/blog-post_1912.html

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  2. 市内で商売をやってるものですが
    こういった文書が市長名で送られてくると大変困ります。
    憂鬱になります。二度とこのような文章を送るのは止めて下さい。

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    1. コメントありがとうございます。市役所に問い合わせました。

      「くらしの便利帳」の製作については、いろいろな意見が寄せられ、現在は広告募集活動を含め「中断」しているそうです。

      2年ごと(隔年で)に更新(製作)する予定だったようで、その時にまた今回同様の広告掲載依頼が行われる手はずだった様子です。

      皆さんからの意見もあり、現在取り組み中の「くらしの便利帳」の製作についても「検討する」とのことですから、何らかの改善措置がとられるものと思います。

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  3. 任意とはいえ、市の仕事を請け負っている企業にとって、これは無言の「圧力募集」も同然です。
    それがわからないのはおよそ「公務員」と名のつく方のみでしょう。いえ、わかってるのかもしれませんね。

    広告を入れたら電話が鳴り止まないと思ってますか。
    企業の費用対効果はどれくらい見込まれてますか。
    そんなこと考えたこともありませんか。
    勿論臼杵市役所関係の情報も掲載されるんですよね。
    それに対して職員の皆様はいくら払うんですか。

    市はお金遣いませんからいいでしょうって、まず今回のようなことや協賛と名のつくものに、個人的に毎回1万円ずつでも払ってみたらわかりますよ。

    少し「共有」しませんか?

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  4. 「くらしの便利帳」の発行、もうやめたほうがよいのではないでしょうか。これまでも無かったものですし、今回製作できても2年ごとの更新などできようがありません。

    市報に年に1回「情報満載特集ページ」のような「保存版」を掲載すれば足りるのではないでしょうか。今は「インターネット」も普及していますし、ホームページも「スマホ対応」にやりかえるのですよね。そちらの情報発信に精力を傾けたほうがよいと思います。

    今回の「くらしの便利帳」の発行、臼杵市の負担はなくても、臼杵市の事業者の負担があります。どの程度の「広告費」が集められるかも事前情報としてはあったはず。今回の取り組みはどう考えても「よい結果」を残すとは思えません。

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  5. http://www.scinex.co.jp/wagamachi/loco/prf/pc/oita.html

    ↑に県内市町村の暮らしの便利帳が載っていますが、なかなかおもしろそうだとは思いますけどね。一家に一冊あると便利そうに思えますが。

    確かに今までなくても、問題なかった物を市が予算を充てて発行するとなれば、若林議員もいつも通り反対するでしょうが、財政の厳しい市で発行せずに民間業者(有志であり強制ではない、しかも広告もかねる)が必要・不必要を判断し、お金を出し、作るのであれば一市民としては問題ありません。

    もちろん、事業所をされている方は金額はわかりませんが、突然「便利帳作るけん、金出せ!」と言われれば良い気はしないと思います。でも載せなくて良いと判断すればお金を出さなければイイし、私は広告が載っていなくてもなんとも思いません。電話帳と同じ会社みたいですが、電話帳に事業所の広告がなくても、別に気の留めません。もちろん広告があれば気に留めます。

    強制ではないのでしょ?嫌ならお金を出さなければイイ話じゃないんですか?

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    1. 確かに、民間業者が広告を出すことについて純粋に「費用対効果」を考えて「任意」で出すのなら何の問題もありませんね。しかし「臼杵市」からの要請となればそれ以外の要素が加わってくると察します。

      今回、通常の広告募集と次の点が違います。「市章の利用を認めていること」「市長名の文書の利用を認めたこと」です。

      それにより要請が「臼杵市」からである、或いは「出した」「出さなかった」という情報が「臼杵市」に伝わるという事実誤認を生むのではないかということです。広告業者としてはそういう結果を期待してのことであるとも言えます。

      事実、今回の要請に「圧力」を感じる方々が少なからずおられるであろうということです。ですから私としては単純に「問題ない」と言えないと思うところです。

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  6. 臼杵市って広告依頼を断ったら、具体的に市役所が報復措置をするんですか?
    必要な通知を送らないとか、そこの店の商品は買わないとか、その店の税金だけ値上げするとか?
    どんな被害があるのですか?議員、具体的に想定される被害を教えてください。

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  7. >臼杵市って広告依頼を断ったら・・・

    人間には「心象」というものがあります。
    自分の「お願い」を聞いてくれた人と、断られた人とでは、心象はどうでしょう?
    人間、聞いてくれた人に良くしてあげないと、と思いませんか?
    それだけならともかく、「あの業者名前が載ってない」と思う人もいらっしゃるでしょう。
    罰則はないでしょうが、少なからず影響はあると思いますよ。

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    1. このことについては「別立て」とさせて頂きましたが、私も影響があると思います。

      市役所の仕事は全てルールに則っている訳ではありません。「心象」を完全に廃することはできませんので「影響が出る」と考えるのは自然と思います。

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  8. 暮らしの便利帳の件ですが、本当に必要なものは
    通常の予算計上の形で議会に予算要求し、市議会で決定することが望ましいと考えます。
    予算も無く、よいものを作りたいと考えるのでしたら、優先順位を考えるべきです。
    今年はこれに使って、来年はこれに使おう!などです。
    それでも、市民の為に重要なもので必要と考えるのであれば、やはり市議会に議案上程し、
    総務費(職員給与)を削減し、市民の為に必要なものに充てるべきだと考えます。
    それをしないで、一般企業の広告料で作成しようと考える神経が理解できません。
    予算を使わない事(議会を通さなくよい)で、執行部一任で事が進んでいくことは先般のトリニータ借金肩代わりの件で証明されています。これでは議会軽視も甚だしいと思いますが
    いかがでしょうか。

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    1. 昨日の「市報綴り」が配布されました。これも「広告費のみで製作」となっています。しかも「サイネックス」。

      必需品とは思えませんが「市費は使っていない」となれば文句はなさそうです。「広告要請」に市役所からの「圧力」を感じず、あくまで任意ならば。

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    2. 議会を通る通らないに関わらず、市費であろうと広告収入であろうと、必要なことに使われるべきですね。

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  9. サイネックスがあたかも役所からの圧力をちらつかせて
    広告を取っているかのような印象を受けるのですが
    名誉毀損とか大丈夫ですか?

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    1. 今のところ「名誉毀損」というお話はありません。そのようなことにならないよう注意します。

      返事遅れて申し訳ありません。「スパム」に自動分類されて気がつきませんでした。

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  10. 行政サイドの議会軽視は今に始まったことではないですし、それに対して憤りを感じているのは若林市議のような極々少数の市議でしょう。
    保守系の皆様方は大概「異議なーし」のようですから。

    ただ、若林市議がどれだけ市民の賛同を得たとしても、議会の中では「一票」にしかすぎません。
    若林市議も少しずつでも市議の中で味方を作るべきではないでしょうか。

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    1. いろいろな場面や方法で「発信」し続けて、皆さんの賛同が少しずつでも広がればいつかは「味方」ができると思って行動しています。

      今は「一票」にしかすぎません、数が必要なことは何も仕掛けられません。しかし、一人でもやれることは多いです。

      「お役に立てること」があればぜひ声を掛けてください。よろしくお願いします。

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  11. なにかで市議はそこの市民レベルを表している。
    県議は県民のレベルを表している。
    国会議員は国民レベルを表している。と聞いた事があります。

    そういった方々が選挙で当選するのは、議員のせいではなく、
    市民のレベルが低い事が原因だと思います。市民レベルを上げる為には、
    それぞれが自覚を持つしかないように思います。

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    1. 右肩上がりの時代(ちょっと古い言い回しですが)は、特に議会や行政に目を向けずとも、市民生活レベルは年々向上していった時代です。今は、高齢化・少子化とともに財政も縮小していく「下り坂」。事業の廃止や縮小が必要になります。痛みが伴う改革も。

      このような時代には「議会」や「市役所」の力量が問われます。市民の皆さんの目線が注がれるだけで大きく変わってくると思います。今後ともよろしくお願いします。

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  12. 福岡市の随意契約が取沙汰されております。
    市長は「妥当」との認識だとか。
    どの自治体も同じですね。

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