2013年3月25日月曜日

人事案件に反対した理由

教育委員会の委員任命について反対した理由は次の考えによるものです。

「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に教育委員会の委員の任命について次のように規定されています。

-------以下引用

(任命)
第4条 委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育、学術及び文化(以下単に「教育」という。)に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命する。

-------引用ここまで

市長の提案理由説明は「教育委員として選任することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。」という説明でしたので次の点について説明を求めました。

「どのような観点から人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有すると判断されたのですか?」

「経歴と実績から判断した」との回答でした。手元に配布された「経歴」によれば市職員としての経歴が掲載され、その内3年間教育委員会勤務の経験があるとされています。

市職員であり3年間教育委員会勤務の経験があることを持って「人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有する」と判断することはできません。昨今の「教育委員会」に求められる職責の大きさを考えるとき、現職の市職員をもって「教育委員」に充てる人事がふさわしいとは考えられませんので反対しました。

7 件のコメント:

  1. 他に人材がいなかったのでしょう
    とりあえずの人選は市長のカラーですかね・・・?

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    1. 市長の説明では教育委員としてふさわしい「人物」かどうか判りませんでしたので反対しました。判らないのに賛成することはできませんでした。丁寧に説明して頂ければ賛成もできたと思いますが残念です。

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  2. 市職員であり3年間教育委員会勤務の経験があることを持って「人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有する」と判断することはできません。とありますが、どのような経験があればよいですか?学校出身者ですか?教育委員はどんな人たちですか?

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    1. 現在の教育委員は下記の方々です。

      荘田 啓介
      垂井美千代
      野上美智子
      神田 岳委
      吉田 純雄

      http://www2.city.usuki.oita.jp/kyouiku/iinkai/meibo/iinmeibo2012.htm

      今回、荘田氏と吉田氏が任期満了を迎えるための選任事案でした。

      どのような経験があればよいかは選任について責任を持つ市長が考えること。今回の人選はどのような観点から「人格が高潔で、教育、学術及び文化に識見を有すると判断したのか」そのことを聞きたかったのです。

      特に今回は、現職の市職員を任命するという(多分)過去に例のない人事案であったこともあり、きちんと説明を受けて判断したかったのです。

      経歴を示されて「経歴と実績からです」といわれても「賛成」できませんでした。

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  3. 臼杵市では近年「人格が高潔で、教育、学術及び文化に識見を有する」方が教育長にはなっていませんよ。近年の学校は自浄能力がありません。〇〇連盟と同じです。教師経験者が教育長になると、守るのは学習能力のない教師のみ。子供たちは可哀そうに変な先生でも耐えるか、不登校になるか、何も感じない子、になるかです、基本的に間違いを正す能力がないので、誰でも同じです。かえって学校や日教組に借りがない分いいかもしれません。お手並み拝見というとこですかね。

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  4. 臼杵市で、近年「人格が高潔で、教育、学術及び文化に識見を有する」方が教育長になったことはありませんよ。教師経験者が教育長になって守るのは、やはり学習能力のない教師。学校には自浄能力はありませんから、子供は可哀そうなものです。かえって、学校や日教組に借りがない分いいかもしてません。お手並み拝見ですかね。

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  5. 匿名さんのご指摘のような状況について「識見」を有していて欲しいものです。そういう観点から、教師経験者ではない「人格が高潔で、教育、学術及び文化に識見を有する」現職「部長」を専任したのであれば、大変識見を有する市長であると評価します。そのあたりも「答弁」していただきたかった点です。まさにお手並み拝見というところです。

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