2012年6月22日金曜日

観光交流センターへの思い

臼杵観光の起爆剤としての「観光交流センター」の設計状況の説明が全員協議会でありました。

訪れる方に、判りにくい臼杵の隠れた魅力を知って頂くこと、それこそがリピータを増やし、口コミで来訪者を増やす唯一の方法です。そのための仕掛けが、臼杵城下にできることは大変喜ばしいこと。その位置たるや申し分ありません。これまで、よき城下町の風情や道筋、町並みを守り育ててきた者としては「画竜点睛」の思い。

しかし、行政の常とはいうものの、設置主体と運営主体が別々であり、計画段階においてよほど丁寧にことを進めなければ、運営主体不在の計画となってしまいます。残念ながら計画案は、とりあえずスペースは設けたがその使い方は今後の活用次第という感が否めません。

市長の考えとして「志ある関係者が一堂に会し、情報を共有するなど、共通の認識に立ち、それぞれの役割を確認し、新たなアクションを生み出す組織が求められます。したがって、プラットホーム的機能を担う『観光戦略会議』(仮称)を設け、今年度を観光振興元年にしていきたいと考えています。」と今月号の市報に掲載されていました。

このような会議は「観光交流センター」の計画段階から設置すべきもの。これまで計画に係わってきた方々は、そういう思いで集い、手弁当で知恵を絞ってきました。それを今更「これから設置」などとは噴飯やるかたないという思いです。

これまでの計画に係わる中で感じていた「情報を共有しようとしない、本気で向き合っていない」という感覚は市長の考えに述べられているような思いが欠落していた故とはっきり判りました。しかし、この「観光交流センター」は結果が全て。よいものができて臼杵を訪れる人が増えればいいこと。今更プロセスを責めても仕方がありません。

こうなれば、少しでも早く「観光戦略会議」をよい形で立ち上げ、志ある関係者の英知を結集し、せっかくの巨費を投じて作る「観光交流センター」が少しでもよいものになるようにしていきたいものです。




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