2018年5月29日火曜日

新臼杵庁舎について(「各プランに対する市長の講評」より)

講評のなかで目を引いた点、旧臼杵商業高校案は「農業振興地域であることから周辺開発の可能性が低い地域(庁舎の孤立化を懸念)」とされています。まさに私が旧臼杵商業高校案に賛同できるポイントといえます。

旧臼杵商業高校周辺が開発の可能性が高い地域であれば、市庁舎の移転に伴い開発が進むことが予想されます。将来的には臼杵市の人口は減るなかで、新市庁舎周辺の開発が進むということは、既存市街地からの事務所や住宅の移転が進むいうことを意味します。

市街地が元気であることが臼杵の魅力につながっているという考えから、既存市街地が寂れることは絶対に避けたいと考えていますので、市庁舎が移転しても周辺開発の可能性が低いことは重要なポイントなのです。

周辺開発を容認せず、市役所機能が果たせるか。旧臼杵商業高校のエリア内だけで必要最小限の「市役所及び関連施設」を配置することができるかどうか、この点については臼杵市及び臼杵市役所の将来を見据えた検討が必要です。

また同時に、既存市街地、例えば「観光交流プラザ」で日常の市役所に出向く用事を済ますことができる「サービスカウンター」を準備するための人員配置と費用を検討する必要があります。この点はサービスレベル(サービスカウンターでの受け持ち業務内容・相談内容、待ち時間の容認や曜日の限定、ICTやAIの活用など)を想定する必要があり、市民と市役所との十分なコンセンサスが必要となります。

この2点が合理的に解決されれば「旧臼杵商業高校案」の可能性は高まります。その場合、現在地に建設するよりも安価にできるとされていますので、その差額で「健康増進施設」を整備することができるのではと考えています。

12 件のコメント:

  1.  正直、もうどこでもいいからさっさと決めてくれと感じますね。今は文句が出ても、建設してしまって時間が経てば慣れそうな気がします。

    ところで、臼杵市は過疎化、少子高齢化の最前線にあると考えていますが、高齢化に伴う対策と言うのは議会で話し合ったりなどはあるのでしょうか。
    特に、認知症は介護現場の人や実際に家族に発症した人が出ないと大変さが分からない病気だと感じるのと、症状によっては警察や地域を巻き込んでしまい、介護を担う方や、高齢者だけでなく若者にも負担が大きいのではないかと感じています。
    今年4月に臼杵市では、高齢者ができる限り住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすことができるよう「臼杵市高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画」が策定されたようですが、若林議員はこれから先の臼杵市における高齢者・認知症などの諸問題についてはどうお考えでしょうか。

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    1. 新市庁舎をどこに建設するかは重要課題、知見を集めての十分な検討が必要と思います。一年かけて「市民会議」で検討しましたが、市役所や専門家の意見を聞く場面もなく「市民だけ」で検討、7案が、お互いの議論をする場面もなく、横並びに提示されたのみとなりました。残念です。

      高齢化に伴う対策などを議会で話し合うかという問いですが、臼杵市議会は「政策提言」を行っていますが、高齢化問題への提言はなかったように思います。
      http://www.city.usuki.oita.jp/docs/2014020300727/

      高齢者・認知症などの諸問題については、大変多岐にわたる課題です。認知症については「なるほど認知症講座」が頻繁に開催され理解が進んでいると感じます。また、介護施設についても介護計画において「費用対効果」の観点を含め十分な検討がされていると思います。ただ、高齢者の社会参加や介護予防の観点での取り組みが弱いと感じます。年齢を重ねてもいきいきと暮らせるための「集いの場づくり」「移動手段の確保」などに課題があると思います。

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  2. 同感です、
    これは若林さんにではないです、市役所にです、
    以前に市民対象に、全案の説明会、資料展示もありました、
    意識のある市民、関係者も行きました、
    あの時も思いましたが、全部投げるのではなく、この案とこの案に絞る、理由は云々…、となぜハッキリ言わないのか、と思ったくらいです、

    現在、議会でもまだこのような段階なのかと、本当に疑問です、
    やるならもう少し、役所の考えを遠慮なく反映して、やらないのなら、やる気がないとハッキリ言えばよい、
    考えもないのなら、関係者は、役目、役職を、早く辞めて、異動願いしてほしいです、
    時間がもったいない、経費がもったいない、いつ来るか分からない大災害の為の取り組みです、
    やらないのなら、その為の災害時の、他の対策を真剣に模索すれば良い、


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  3. 長文になったので分けました、
    大地震はどこにいても、大事です、津波だけではない、
    重要なのは、市民に関する情報や諸々の書類、の保全と思います、
    現在のネット時代、方法はいくつもあり、どうでもなると思います、
    臼杵の先人の様に、もっと根元的に、哲学的に、実行して下さい、
    市民は味方です、反対はしません、見ています、

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    1. 同感です。

      明日(5日)の「会派代表者会議」において「新市庁舎について」が話し合われる様子です。今後どのように進められていくのか、できれば傍聴したいと思っています。

      6日は「一般質問」の通告締切日。明日の状況を踏まえて「新市庁舎について」質問するかどうか決めます。

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    2. 「会派代表者会議」では、新臼杵庁舎について市長提案がなされた場合の検討を行うための「特別委員会」の設置について提案がありました。「特別委員会」は、市長提案についての賛否を協議する場となります。

      市民の代表としての議員ですが「市役所の役割や仕組み、都市計画や建築」の専門家ではありませんから市長提案に「否」とはなりそうにありません。

      それ故「市長提案」は重いものがあります。十分「市役所の役割や仕組み、都市計画や建築」の専門家の意見を踏まえて提案していただきたいもの。それにしても、新市庁舎を検討し始めてから長い時間が経過したものです。

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  4. 若林議員、書き込み有難うございます、
    臼杵市役所にネット投書箱のようなものがないので、こちらの書き込みは、よく見ています、
    午前中も、臼杵市民として、かなりの大勢の仲間と、サントリーの閉鎖、たばこ産業の閉鎖、その弊害、
    現在の味噌、醤油、醸造業や、造船業の現状、外国の労働者、その他諸々、現状の臼杵など多岐にわたり話していたところです、
    観光客はかなり、臼杵を離れ、他に行ったようです、←タクシー現職の方、
    臼杵に引っ越して来てくれる方も、わずかですがいます、良い町だからです、
    単純に、昔を懐かしがっているのではありません、しかし、かつての町の賑わい、飲み屋の活気を知っているので、現在のありようは、淋し過ぎます、
    税収がなければ、大きな工事も何も出来ません、空洞化は全国的な問題ですが、新市庁舎の市役所の取り組みひとつ見ても、本気度が分かります、
    こうやりたいのだ...、と、見せてください、
    地震の前に、臼杵は地盤沈下していますよ、
    市民の方が良く分かっていますよ、
    以前はここが良かった、ここが駄目、現在は??...
    専門職の皆さんが、こんなテンポとは、驚きです、
    本当に良い町です、
    しかし、地元に仕事がなさ過ぎです、
    全員公務員になるのですか? そんなの無理でしょう、
    先人の知恵のある良い町です、能動的に何かやっていますか?
    市民や民間の方が真剣ですよ!!!

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    1. 眼の前の今やるべきこと。

      新市庁舎を「旧臼杵商業高校」に建設、できるだけ費用を抑え(抑えた分を市役所移転後の跡地利用に振り向ける)、建設にあたっては地元企業に利益還元されるよう計画する。

      中心部に「日頃困らない市役所の窓口」を整備、併せて駐車場を整備し、商店街の振興に寄与するよう配慮する。

      市役所跡地に市民にとって魅力のある「市民の憩いの場・健康増進施設」を整備する。こちらもできるだけ地元企業に利益還元されるよう計画する。

      市役所移転に伴う市街地への影響を最小限に抑え、新しくできる「辻の分庁舎」と「跡地にできる施設」を活用しての活性化を図る。

      ここに向けて最大限の知恵を出す、そういう時期と思ってます。「今のところに丈夫で荘厳な市役所を建設する」では何も変わりません。

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    2. 考えがある、それが見える、素晴らしい、
      ありがとうございました、

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  5. 若林さんの、このブログ、情報発信はとても大切ですね、
    けっこう盛り上がっていますね、

    ↓ 統計学で見る現実です、
    市報の人口減、以前に比較し極端に減りました、
    町は、交通事故だらけでしょうね、
    若林さん、臼杵市は何か手を打っているのでしょうか、


    『日本の将来像』
    2020年(2年後) - 女性の半数が50歳を超える
    2021年(3年後) - 看護離職が増大 企業の人材不足懸念
    2024年(6年後) - 全国民の3人に1人以上が65歳以上に
    2025年(7年後) - 2025年問題
             ・大きな病気を患う人が増加
             ・社会保障費が膨張
             ・介護施設の不足
    2027年(9年後) - ・輸血用血液の不足
    2033年(15年後)- ・3戸に1戸が空き家
    2040年(22年後)- ・自治体の半数が消滅する
            ・志望者が激増、火葬場が不足

    2042年(24年後)- ・高齢者人口がピーク
             ・無年金、低年金、貧しい高齢者が町に溢れかえる、
              生活保護受給者の激増、
              財政がパンクする
             「ダブルケア※」の時代
              ※育児と看介護を同時に行なう

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    1. 考えさせられます。目先「臼杵への移住者が増えた」と自慢してみても、大きな流れには逆らえませんね。

      人口は減って、仮に「臼杵」が日本一小さな「市」となっても
      「心がけ次第で、生涯現役を目指せるまち」
      「思いやりの行動で、地域で支え合うまち」
      「健康は食から、ほんまもんで健康長寿を目指すまち」
      「歴史と伝統を大切に、日本の心のいきづくまち」
      を目指したいものです。

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    2. こんな言葉が直ぐに出てくる。
      若林さんにはビジョンがありますね。
      本当に良い発想です。応援します。してますよ!

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