2016年11月7日月曜日

南津留地区コミュニティーセンター建設の経緯(変更に至る経緯)

変更に至る経緯です。赤字の部分は市長判断の部分です。

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南津留地区コミュニティセンター建設に関する経緯

平成27年4月に地元住民より市へ電話連絡有り

南津留地区コミュニティセンターの建設について
・南津留連絡事務所の建て替えは必要ない
・特認校の臼杵南小学校の設備など少子化対策に予算を使うべき

その後、7月に地元住民と話し合いを行う

(地元住民)
・コミュニティセンターは高齢者ための施設ではないか。学校施設は子どもたちのために使うべき
・臼杵南小学校はグラウンドが狭く、子どもたちが遊ぶスペースがないので南園舎を早く壊して、子どもの遊び場を広くすればよい
・小学校の駐車場が狭いので園舎を壊して駐車場にすればよい
(市)
・建設は長年にわたる地元からの要望に応えるもので、地域の様々な団体の皆さんが使用するコミュニティセンターとしての建て替えである
・各区長から各地区住民へセンター建設については周知をしてもらっており、理解されていると認識している。
.・コミュニティセンターでは、世代を超えた取り組みが可能となり、地域で子どもを育てる環境づくりができる
・区民を対象としたコミュニティセンター建設の説明会を行いたい

7月14日 地域振興協議会役員と話し合い

コミュニティセンター建設に対して一部の地元住民から反対意見が出ていることを伝えセンター建設について説明会を行いたい旨を伝える

7月23日 南津留連絡事務所においてセンター建設の説明会を実施

市からセンター建設の経緯及び施設の概要を説明
(出席者からの意見)
・南園舎跡地では浸水の心配がないか(アスファルトから50cm上げる予定)
・敷地への入り口が直角で狭く、車が通りづらい
・できるだけ早く3月中には完成してほしい(予定通りに年度内の完成を目指したい)
・日当たりが良い向きにしてほしい(部屋は南向きにする予定)
・センターの駐車場は十分確保できるのか

8月以降、センター建設に反対している地元住民や地域振興議会役員との話し合いを継続

南園舎跡地でのセンター建設について合意には至らず

9月3日 市長にこれまでの経緯を報告

・南津留地区コミュニティセンターの南園舎での建設について、地元地域の中で意見が分かれている
・コミュニティセンターを地域を活性化させる活動拠点にするためには、地域の総意が必要だと考えられるので、建設については慎重に進めてほしいと指示があった

10月22日 地域振興協議会役員ら7名が市長を訪問

(地元役員)
・市として早期にセンターの着工をしてほしい
(市長)
・センターの建設は、当初、地域総意の要望として受け止め、準備を進めてきたが、この段階になって地域の中で反対が出るのはどうしてかという思いがある。
・センターは地域の皆さんに喜んで使っていただくことが一番なので、今一度、建設について地域の中でよく話し合ってほしい

平成28年1月12日南津留・中臼杵・東神野地区区長会総会

市からこれまでのセンター建設の経緯について説明
平成24年に南津留地区コミュニティセンター建設の要望をいただいて以来のこれまでの経緯を説明
平成27年に地元住民から
・学校用地に隣接した敷地は、子どもたちの教育施策の場所として活用すべき(特認校としての施策もあるはず)
・駐車場の確保が難しい
等の反対意見があったことについて説明を行った。

(市としての考え方)
コミュニティセンターは地域が一体となって喜んで使っていただく施設であると考えており、地域内の問題となることは望ましくなく、南津留地区コミュニティセンターの建設について、地域の中で地域振興協議会としての活用のあり方や建設場所についてどうあるべきかを再度検討していただきたいと考えている。市としても検討にあたっては地域に協力したい。

(地元役員)
(出席者からの南園舎でのセンター建設が現候補地で困難であるならどこが良いのかとの問いに)
区長会役員としては、連絡事務所横のJA野菜集荷場の土地が適していると考えており、JAに譲渡が可能か確認したいと発言。

地元地域振興協議会では、新たにコミュニティセンター建設委員会を作り、今後センター建
設の方針と具体的な活用方法の検討、地元住民への周知、総意の集約を委員会で取り組むことにした。

1月15日 JA関係者と話し合い センター建設委員会3名

(建設委)
・JA南津留野菜集荷場について現状を聞き、センター建設候補地として譲渡が可能かどうか教えてほしい。
(JA側)
・JAとしては、できるだけ地元地域のために協力したいという考えはある
・集荷場内は現在農林公社に農機具用の保管場所として無償で貸与している
(市)
・現在の集荷場の土地の状況や利用状況を知りたい
.仮に集荷場の土地を譲渡する場合は何か条件が必要か

2月15日センター建設委員会と市担当者で、コミュニティセンターの活用についての打合せ

・KMN盆踊りのようにセンター活用について皆で何度も意見を出し合って考えたい
・地域が広く健康教室の開催が2箇所になる。登録者は多いが交通手段がなく、実際は参加者が少ない
・以前のように男性の料理教室が再開できれば
・料理教室も中臼杵と南津留で別々の開催になっている
・他の地域と違うお金や手間をかけずにできる取り組みをしたい
今後は地域で色々な団体で話し合ってもらい、センターの活用方法を市に提出してもらうこととした

4月5日 JA側と協議

(市)
・土地全体ではなく、部分的な購入は可能か
・集荷場の建物や土地の図面や地質データはあるか
(JA側)
.土地の部分的な譲渡については検討する
・集荷場の建設年が古いため図面やデータは見つからない

4月12日南津留地区地域振興協議会が市に要望書を提出

・地元ではJA所有の南津留野菜集荷場の敷地でのコミュニティセンター建設を要望

市として、地元の要望を受けて、JA側と今後正式に譲渡に関する協議を行うことを検討する





5 件のコメント:

  1. 殿、ご決断を!

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  2. それで、若林さんはどうお考えなんでしょうか?

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  3. 市長の決断は重いです。
    この経過説明からは「地域の総意」を重要視したことが読み取れます。
    「臼杵小の移転」「市役所の移転」など、地域の総意が得難い案件は全て先送りされました。
    加えて今回は、決定に至る説明責任も果たされているとは言いがたいと考えます。

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  4. 若林さんなら、何を判断基準にして決断しますか?

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    1. 地域の核施設となるものです。「周囲の土地利用」「敷地の広さ」「近隣施設との連携」「交通アクセス」「駐車場」などを比較検討します。もちろん「費用」も重要な点です。

      なおかつ、これまでの経過、賛成・反対両者の考え方などを考慮して、総合的に市の判断として提示すると思います。

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