2013年9月26日木曜日

混迷の「観光交流センター」

「観光交流センター」について話し合う「第2回観光情報協会定例会」が開催されました。約20名が参加。市役所から現時点での計画内容が提示され説明が行われました。設計を終え、工事が進んでいる中でこのような説明が行われることは異常な事態と言えます。

まず、外観についての説明が行われました。以前に議会説明があったものと同様の内容です。

コンテンツについての説明も行われ、参加者全員から意見を出してもらいました。この期に及んでも様々な意見が出されます。「3階からの眺望は素晴らしいものがあり会議室ではもったいない」「運営体制や運営方針が決まっていないのに器だけが先行して整備されるのは手戻りが生じる」「パネル展示は更新が難しい。液晶パネルなどに映し出す方法は検討できないか?」「パネル展示は見直す余地は無いのか?facebookに代表されるようにお客さまが情報発信する時代である」など。

これに対する市役所の応答は「取り入れられるものは取り入れていきたい」というもの。この返答に代表される市の姿勢が、計画についての混乱を招いた原因と思っています。「市役所側にはいろいろ事情がある。よい意見やアイデアでも取り入れられない場合がある。説明はしない、市役所に任せてもらう。」と聞こえます。

そうではなく「よい意見やアイデアは取り入れる。取り入れられない場合は取り入れられない理由を説明する」というスタンスで望んでいただきたい。意見やアイデアのある人を寄せて、よいものは取り入れる。出来ない場合は説明する。そういうプロセスがかけていた結果の混迷であると思います。

10年ほど前、臼杵市の中心市街地の計画策定時には「まちづくり協議会」という組織が作られ議論しました。そのときには「意見やアイデアのある人を寄せて、よいものは取り入れる。出来ない場合は説明する」そういう議論が出来ていました。

会議の最後に「後日、3階からの眺望を皆さんで確認して、さらに話し合いを行っていく」ことが確認されました。今回をきっかけとして、本当の意味での「官民協働」で計画が進んでいくことを心から期待します。

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