2011年9月19日月曜日

リヤカー等の購入費の助成

老人ホームやデイサービス施設、乳幼児を預かる施設、地区の防災組織などが、避難時の搬送用にリヤカー等を購入する際に1/2を補助する費用が補正予算案に計上されています。リヤカー一台8万円(補助金4万円)を想定、一施設に2台を限度に補助する仕組み。予算額は800万円です。

被災地での「リヤカーがあれば救えた」との話しから整備を支援する仕組みとなったと聞いています。しかし、リヤカー等を購入する際には検討しておかなければならない点があります。

1 施設や地区のどれだけの人を搬送するのか?必要なリヤカー等の台数。
2 将来にわたって、普段から使えるように格納、メンテナンスしておく必要があること。
3 避難場所まで要援護者を搬送する(リヤカーを引っ張る)人員の確保が必要であること。

避難については、施設や地区で十分話し合う必要があります。行政は、津波情報を伝えることや避難場所の確保はできますが、いざというときの避難の支援は困難です。まずは、自分の身は自分で守る。可能ならば、周囲の人の手助けをする(手助けしてもらう)ということになります。

今回の大震災では、消防団員や市役所職員、地区の役員さんなどが多く犠牲になりました。自分の身の安全を第一に考えて欲しいと思います。もし私が自力で避難できない身であったなら、1000年に一度の大津波、できれば人を巻き添えにすることなく、できるだけ多くの若い人たちに生き残ってもらって臼杵の再興を託したいと思うからです。

0 件のコメント:

コメントを投稿