2010年11月22日月曜日

旧稲葉家別邸の整備・利活用シンポジウム

現在、旧稲葉家別邸、通称「稲葉家下屋敷」の約1億円をかけての保存修理工事が行われています。
最近も追加の設計委託が行われ、西側の増築部分の改修及び周辺整備が計画されるとのこと。
ときどき「いつまでかかるの?」との質問を受けますが、全てが完了して公開に至るのは来年4月30日以降になる様子です。

旧稲葉家別邸は、約20年ほど前に約3億5千万円をかけて市が取得。
その際の保存修理工事にも5千万円を超えるお金をかけています。
今までは観光施設として入場料を取って公開してきました。
今回保存修理するに当たり、観光施設として公開するだけではもったいないとのことから臼杵デザイン会議主催でこの催しとなったようです。

今、市の中心部は、大手門周辺(大分銀行跡)をどのように整備するかが大きな課題となっています。
併せて、この旧稲葉家別邸や既存のサーラ・デ・うすき、平井家(武家屋敷)、久家の大蔵などの建物の活用策も考えていかねばなりません。
今回このような取り組みが行われたことは、大変意義があります。
様々な意見を持つ方々が一同に会し、自分の意見を出し合いました。
4班に分かれてのワークショップ。
私はA班の「発表者」に指名され、「これは頑張らねば」と昔かじったKJ法での意見集約につとめました。

それぞれの意見を出し合ってみると同じような意見が多く、概ね一つの方向にまとめることができました。
各班の成果を整理し、市役所に提言するという運びとなるようです。

旧稲葉家別邸のみならず、臼杵の中心部をどのように整備・活用していくのか。
衆知を集めて、きらりと輝く「東九州の真珠」を実現していかねばなりません。

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