2010年7月16日金曜日

都市計画区域マスタープラン説明会 2

先日行われた「都市計画区域マスタープラン」の説明会でもう一点、気になった点を質問しましたのでその報告。

現在、洲崎にフェリーバースがありますが、1バースしかありません。
将来、東九州自動車道が宮崎まで開通すれば、四国から南九州の玄関口としての需要が増大することが予想されます。
その対応策として、現在の港から東にいった所、下り松に2バースのフェリー発着場を作る計画が進んでいます。

この事業については、様々な方からご意見を伺っています。
「臼杵市も大きな負担を強いられる割にメリットが少ない。」というご意見です。
「事業を止めてしまわなければ臼杵市がつぶれる」という方もいらっしゃいます。
事業内容は、今後情報を得次第報告しますが、今日の話題は、フェリーを降りたトラックが市街地を通過する問題です。

現在でも、洲崎の港から平清水を通り、国道502号を走るトラックの振動問題が深刻になっています。
2バースの港ができ、現在よりも多くのトラックが通過するようになればますます、臼杵の市街地での騒音や振動の問題が生じてくることが予想されます。

「都市計画区域マスタープラン」では、下り松から臼杵駅の裏を通り、臼津バイパスに通じる、「パイパス」の構想が描かれています。
相当の高低差がありますので、その実現までには相当の期間と費用がかかることが予想されますが、このバイパスが実現すれば、港から津久見ICに向かうのに市街地を迂回することができます。

一方、既に策定済みの「臼杵市都市計画マスタープラン」においては、港からの通過交通を処理するための道路として、臼杵駅を出たところ、清流橋付近の交差点から浜の海添川沿いを抜け、今の祗園洲柳原線に繋ぐ道路を構想路線として描いています。

どちらも港の移転を意識した計画で、その二つの構想路線の整合性を図るようお願いしました。
市役所の方の説明では、パイパスの必要性を含め詳細な検討を行う予定とのことでした。

いずれにせよ、港からのトラックが市街地を通らず幹線道路に行くための道路は、国道と同じような役目をするものですから、広域的な道路網の整備という観点から国や県の負担で造っていただきたいと思います。
ただでさえ、港を造るのに市は多額のお金を負担するわけですのでこの点は強く要望していく必要があります。

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