そこでグリーンツーリズムについての質問。
(1)平成22年12月定例会で「本市の資源を生かすため、関係団体とのネットワーク構築に取り組みたいと考えています」との答弁でしたが、その後の取り組みはどうなっていますか?
(2)平成24年3月定例会において中野市長は「実態はすべてを知り尽くしているわけではありませんが、まず吉四六村のグリーンツーリズムの皆さん方がどういうお考えであるのかというようなこと--といいますのは、もともと私が最初に聞いていたときには、商売として農泊をやるという発想はなかったわけです。それが今のような形でやるというのは、かなり採算を考えながら、やる家庭を増やしていくということは、彼らが今まで言っていたことの方針を変えたのかどうかというようなことも確認したいと思います」と答弁されています。確認した結果として今後どのように支援を行っていくお考えでしょうか?
-------質問に至る関連箇所は以下のとおり。ちょっと長い引用となります。
平成22年12月定例会
【若林】
昨今、都市部の小中学校を中心に教育旅行、つまり修学旅行や宿泊体験学習の受け入れ先へのニーズが非常に高くなってきております。特に北九州市の中学校から宿泊体験学習の受け入れ先はないかと、いいところはないかと、そういうニーズが非常に高くなっています。これに呼応する形で、大分県も例えば豊後高田、例えば玖珠、例えば宇佐、例えば佐伯、そういう体験学習の受け入れができそうなところについては、今一所懸命誘致を行っているところです。県外においても九州各県でそういう例えばグリーンツーリズムを活用した教育旅行の受け入れについては、市を挙げて取り組みを進めているところもあります。臼杵市においてもグリーンツーリズムに取り組んでいる団体がございますので、臼杵市も総力を挙げてそういう教育旅行の誘致に進むことができれば、その可能性も開けるのではないかというふうに考えておりまして、臼杵市においての推進体制についてどのようにお考えか、お答えをお願いします。
【部長】
教育旅行は、議員の質問にありましたように、子供の自然体験、生活体験の不足が懸念されていることから、多彩な体験活動の機会として、農林漁業を体験し、そこに住む人たちと生活をともにするといった体験学習型の旅行です。
本市では、この教育旅行の受け入れに取り組んでいる団体に吉四六さん村グリーンツーリズム研究会があります。
この研究会は、民間主導で平成14年8月に5軒の会員で発足し、現在21軒で農村民泊を行っています。国内はもとより、韓国やシンガポールなど、海外からの団体やグループなども受け入れており、年々宿泊数は増加しています。また、本市が平成21年から市内の小中学生を対象に行っている自然の中での宿泊体験事業も受け入れ、積極的に活動しています。
今回、研究会が教育旅行の誘致活動を行う中で、行政の支援の要請があり、本市としても、グリーンツーリズムの活動は、交流人口の増加による地域の活性化や、高齢者の生きがい対策の観点から、同研究会と行政のまちづくり推進課、ほんまもんの里農業推進センター、産業観光課で支援体制を協議し、まちづくり推進課が窓口となり支援をすることとしました。
早速、研究会と市が連携して小中学校向けの教育旅行誘致用のパンフレット作成やホームページの開設を行い、さらに教育旅行に積極的な北九州市の中学校にも職員が同行し、誘致活動を行ったところです。
現在、野津地域で行われている研究会の活動は、受け入れ家庭が余裕を持って、楽しみながら滞在者とのかかわりを保っていくことを目的としており、利用者の方からも好感を持たれています。今後も研究会と協議を重ねながら、関係する部署との連携を密にした行政内部の体制強化を図り、さらに本市の資源を生かすため、関係団体とのネットワーク構築に取り組みたいと考えています。
平成24年3月定例会
【課長】
(前略)グリーンツーリズムの活動では、現在、宿泊型ツーリズムと体験型ツーリズムの2つの団体があります。宿泊を主体とする吉四六さん村グリーンツーリズム研究会は、従来の一般者向け農泊活動に教育旅行を取り入れ、市も強力にバックアップして、本年度、中国から2校、関西から2校の中学校を受け入れ、非常に好評を博し、来年度も来たいとの意向も聞いております。農業体験を主体とするうすきグリーンツーリズム研究会では、春、夏、秋の収穫祭を開催し、市内外から多くの人が訪れ、交流を深め、本年度は県の支援事業も取り入れ、同研究会の方向性や新たな活動の検討などをしており、市も協力しているところです。(後略)
【若林】
先ほど、野津にはグリーンツーリズムの団体が2団体あって、それぞれ独自で活動されているというお答えをいただきました。市も強力にバックアップをしているというお答えでした。
それで、今の修学旅行の現状を言えば、すごく評判がよくて、また受け入れてもらいたいというオファーが来ているんですが、受け入れ家庭が少ないために野津で受けられない状況がございます。受け入れ家庭を増やすことができれば修学旅行の誘致が飛躍的に進むというふうに私は期待しておりまして、その方策として、皆さんにお配りしていないんでちょっと言葉で言いますが、鹿児島市ではグリーンツーリズム推進課という課をつくって、受け入れ家庭の募集も市が行っています。私は、課をつくれということではなく、要するに2団体あってそれぞれ活動していますというところでとどめずに、その2団体の連携も図りつつ、市の呼びかけで受け入れ家庭を増やすという形がとれないかと。つまり、鹿児島市が行っているように、市が少し本腰を入れて、受け入れ家庭を増やすということについて政策として動けないかと。そうすれば、ある一定規模のキャパを持てば受け入れの修学旅行が増えるという期待がすごくありますが、そのあたり、いかがでしょうか。
【課長】
確かに、野津地域におきましては2つのそれぞれ特色を持ったグリーンツーリズムの団体があります。私どもも担当しておりますが、この2つの団体のまず連携を何かとっていって相乗効果を生みたいということが一つあります。
それと、教育旅行につきましては、昨年2校、国内の中学校が来ましたが、約200人程度の中学校が来れば、今、野津では100名程度しか受け入れができません。それで今、広域で佐伯市のツーリズム団体と一緒に受け入れるようにしております。これは、野津で全部受け入れられればいいんですが、なかなかそういうわけにいきませんので、これは政策としてというところで私もちょっと答弁しにくいところはあるんですが、グリーンツーリズムの団体の方には今、加盟の運動とかされているようでありますので、なるべくそういった推進には協力してまいりたいと思います。
【若林】
要するに、鹿児島市が行っているように市主導で受け入れ家庭を募集する等をして、キャパを増やして誘致に取り組むお考えはございませんか。
【市長】
私も、細かいところは、実態はすべてを知り尽くしているわけではありませんが、まず吉四六村のグリーンツーリズムの皆さん方がどういうお考えであるのかというようなこと--といいますのは、もともと私が最初に聞いていたときには、商売として農泊をやるという発想はなかったわけです。それが今のような形でやるというのは、かなり採算を考えながら、やる家庭を増やしていくということは、彼らが今まで言っていたことの方針を変えたのかどうかというようなことも確認したいと思いますので、その辺のところは一回実態を皆様方とお話しさせていただくということでいきたいと思います。
(1)平成22年12月定例会で「本市の資源を生かすため、関係団体とのネットワーク構築に取り組みたいと考えています」との答弁でしたが、その後の取り組みはどうなっていますか?
(2)平成24年3月定例会において中野市長は「実態はすべてを知り尽くしているわけではありませんが、まず吉四六村のグリーンツーリズムの皆さん方がどういうお考えであるのかというようなこと--といいますのは、もともと私が最初に聞いていたときには、商売として農泊をやるという発想はなかったわけです。それが今のような形でやるというのは、かなり採算を考えながら、やる家庭を増やしていくということは、彼らが今まで言っていたことの方針を変えたのかどうかというようなことも確認したいと思います」と答弁されています。確認した結果として今後どのように支援を行っていくお考えでしょうか?
-------質問に至る関連箇所は以下のとおり。ちょっと長い引用となります。
平成22年12月定例会
【若林】
昨今、都市部の小中学校を中心に教育旅行、つまり修学旅行や宿泊体験学習の受け入れ先へのニーズが非常に高くなってきております。特に北九州市の中学校から宿泊体験学習の受け入れ先はないかと、いいところはないかと、そういうニーズが非常に高くなっています。これに呼応する形で、大分県も例えば豊後高田、例えば玖珠、例えば宇佐、例えば佐伯、そういう体験学習の受け入れができそうなところについては、今一所懸命誘致を行っているところです。県外においても九州各県でそういう例えばグリーンツーリズムを活用した教育旅行の受け入れについては、市を挙げて取り組みを進めているところもあります。臼杵市においてもグリーンツーリズムに取り組んでいる団体がございますので、臼杵市も総力を挙げてそういう教育旅行の誘致に進むことができれば、その可能性も開けるのではないかというふうに考えておりまして、臼杵市においての推進体制についてどのようにお考えか、お答えをお願いします。
【部長】
教育旅行は、議員の質問にありましたように、子供の自然体験、生活体験の不足が懸念されていることから、多彩な体験活動の機会として、農林漁業を体験し、そこに住む人たちと生活をともにするといった体験学習型の旅行です。
本市では、この教育旅行の受け入れに取り組んでいる団体に吉四六さん村グリーンツーリズム研究会があります。
この研究会は、民間主導で平成14年8月に5軒の会員で発足し、現在21軒で農村民泊を行っています。国内はもとより、韓国やシンガポールなど、海外からの団体やグループなども受け入れており、年々宿泊数は増加しています。また、本市が平成21年から市内の小中学生を対象に行っている自然の中での宿泊体験事業も受け入れ、積極的に活動しています。
今回、研究会が教育旅行の誘致活動を行う中で、行政の支援の要請があり、本市としても、グリーンツーリズムの活動は、交流人口の増加による地域の活性化や、高齢者の生きがい対策の観点から、同研究会と行政のまちづくり推進課、ほんまもんの里農業推進センター、産業観光課で支援体制を協議し、まちづくり推進課が窓口となり支援をすることとしました。
早速、研究会と市が連携して小中学校向けの教育旅行誘致用のパンフレット作成やホームページの開設を行い、さらに教育旅行に積極的な北九州市の中学校にも職員が同行し、誘致活動を行ったところです。
現在、野津地域で行われている研究会の活動は、受け入れ家庭が余裕を持って、楽しみながら滞在者とのかかわりを保っていくことを目的としており、利用者の方からも好感を持たれています。今後も研究会と協議を重ねながら、関係する部署との連携を密にした行政内部の体制強化を図り、さらに本市の資源を生かすため、関係団体とのネットワーク構築に取り組みたいと考えています。
平成24年3月定例会
【課長】
(前略)グリーンツーリズムの活動では、現在、宿泊型ツーリズムと体験型ツーリズムの2つの団体があります。宿泊を主体とする吉四六さん村グリーンツーリズム研究会は、従来の一般者向け農泊活動に教育旅行を取り入れ、市も強力にバックアップして、本年度、中国から2校、関西から2校の中学校を受け入れ、非常に好評を博し、来年度も来たいとの意向も聞いております。農業体験を主体とするうすきグリーンツーリズム研究会では、春、夏、秋の収穫祭を開催し、市内外から多くの人が訪れ、交流を深め、本年度は県の支援事業も取り入れ、同研究会の方向性や新たな活動の検討などをしており、市も協力しているところです。(後略)
【若林】
先ほど、野津にはグリーンツーリズムの団体が2団体あって、それぞれ独自で活動されているというお答えをいただきました。市も強力にバックアップをしているというお答えでした。
それで、今の修学旅行の現状を言えば、すごく評判がよくて、また受け入れてもらいたいというオファーが来ているんですが、受け入れ家庭が少ないために野津で受けられない状況がございます。受け入れ家庭を増やすことができれば修学旅行の誘致が飛躍的に進むというふうに私は期待しておりまして、その方策として、皆さんにお配りしていないんでちょっと言葉で言いますが、鹿児島市ではグリーンツーリズム推進課という課をつくって、受け入れ家庭の募集も市が行っています。私は、課をつくれということではなく、要するに2団体あってそれぞれ活動していますというところでとどめずに、その2団体の連携も図りつつ、市の呼びかけで受け入れ家庭を増やすという形がとれないかと。つまり、鹿児島市が行っているように、市が少し本腰を入れて、受け入れ家庭を増やすということについて政策として動けないかと。そうすれば、ある一定規模のキャパを持てば受け入れの修学旅行が増えるという期待がすごくありますが、そのあたり、いかがでしょうか。
【課長】
確かに、野津地域におきましては2つのそれぞれ特色を持ったグリーンツーリズムの団体があります。私どもも担当しておりますが、この2つの団体のまず連携を何かとっていって相乗効果を生みたいということが一つあります。
それと、教育旅行につきましては、昨年2校、国内の中学校が来ましたが、約200人程度の中学校が来れば、今、野津では100名程度しか受け入れができません。それで今、広域で佐伯市のツーリズム団体と一緒に受け入れるようにしております。これは、野津で全部受け入れられればいいんですが、なかなかそういうわけにいきませんので、これは政策としてというところで私もちょっと答弁しにくいところはあるんですが、グリーンツーリズムの団体の方には今、加盟の運動とかされているようでありますので、なるべくそういった推進には協力してまいりたいと思います。
【若林】
要するに、鹿児島市が行っているように市主導で受け入れ家庭を募集する等をして、キャパを増やして誘致に取り組むお考えはございませんか。
【市長】
私も、細かいところは、実態はすべてを知り尽くしているわけではありませんが、まず吉四六村のグリーンツーリズムの皆さん方がどういうお考えであるのかというようなこと--といいますのは、もともと私が最初に聞いていたときには、商売として農泊をやるという発想はなかったわけです。それが今のような形でやるというのは、かなり採算を考えながら、やる家庭を増やしていくということは、彼らが今まで言っていたことの方針を変えたのかどうかというようなことも確認したいと思いますので、その辺のところは一回実態を皆様方とお話しさせていただくということでいきたいと思います。
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