2013年4月20日土曜日

「道の駅」設置要望に関して

コメントいただきました。
(以下引用)

野津といえば、青年部さんが市長と話をした中で、道の駅を要望したとか。
青年部の皆様は会社を経営されているようですが、全国の道の駅の殆どが累積赤字だと聞きます。しかも、現在の国道10号線沿いで集客が見込めるとも思えません。
よほどの計画を立てなければ赤字補填に市民の税金が湯水のように投入されるのは火を見るより明らかでしょう。

-------引用ここまで

匿名さんのご意見、もっともなことと思います。

「道の駅」に関しては、平成22年3月定例会において内藤純孝議員の「道の駅もしくは直販所を開設することができないか?」に対して市長は次のように応えています。

「道の駅もしくは直販所の開設についてでありますが、現在、県下には21カ所の道の駅と203カ所の直販所があります。直販所の運営形態別の割合は、数人で組織をするグループが4割、個人が2割、農協が2割、法人形態が1割、その他として第3セクターが1割となっています。また市内には15カ所の直販所がありますが、その運営形態はほぼ県下の状況と同じであります。

 臼杵市といたしましては、直販所等の開設を合併当初、国の事業を活用して建設を目指し、協議を重ねてまいりましたが、用地確保等の問題から事業実施には至りませんでした。しかしながら、現在臼杵市が進めております有機農業や地産地消等の推進を考えますと、直販所等の充実は必要であると考えています。 今後は、野津地域の中心市街地活性化等を含めまして、有機農産物等の生産、加工、流通、消費といった課題を総合的に考えながら検討していきたいと考えています。」

また、平成25年3月定例会で同議員は「国道10号線に面した場所に道の駅もしくは直販所を開設することができないか伺う。」との問いを行いました。

これに対して市長は、匿名さんからご指摘のあったような観点を踏まえた的確な答えを行ったと記憶しています。答弁の詳細な内容はまだ議事録として公開されていませんが、5月中には公開されるものと思います。市はこの答弁を踏まえた判断をするものと考えます。

14 件のコメント:

  1. 建設するとなれば、多額の税金が投入されます。それだけでなく赤字も税金でとなると市民の負担は少なくありません。
    議員は臼杵市に道の駅は必要とお考えですか?それとも不要ですか?

    返信削除
    返信
    1. 必要と思いますが、経常赤字を税金で埋める仕組みはダメです。

      東九州自動車道の開通を考えれば、通常の「道の駅」や「直販所」では、10号線沿線での黒字経営は大変難しいと思います。

      「なずなのお店」があの立地で営業を続けているのは「本物」ゆえでしょう。

      責任ある運営が期待されるならば「道の駅」若しくは「直販所」の建設の可能性は検討されなければなりません。

      削除
  2. 質問なのですが、内藤議員は道の駅建設に関しての発言の際、売上高や償還計画等の数字的根拠を出したのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. そのような数字的根拠の提示はなかったようです。詳しくは、下記にて「道の駅」をキーワードとして検索してご確認いただければ幸いです。

      臼杵市のホームページ「市議会情報」会議録検索
      http://www.gijiroku.jp/gikai/uski/index.html

      削除
    2. 平成22年3月定例会会議録を見ましたが、確かに発言にはありませんね。同会議にて内藤議員が関連しているとした堀議員の発言にも同じく具体的な根拠がありません。

      抽象的すぎるし、「こんなのありますけどどう?あとはそちらで調べてください」のように感じられます。
      議員の提案って全部こんな感じなのですか?通常、提案者が具体的・数値的根拠を提示すべきではないかと思うのですが。

      削除
    3. 全てがそうという訳ではありません。具体的・数字的根拠を示しての提案もあります。

      今回の「道の駅」については、一般的に経営が成り立つための通過交通量などの統計データもあるようですが、具体的・数字的根拠を示しての提案はなかなか難しいと思います。

      私としては、直感的に「採算を取るのは難しい」と思いますので「道の駅」についてはいまのところ考えていません。しかし、今後「有機栽培」に本格的に取り組む機運が高まれば「本物」を扱う「直販所」或いは「道の駅」的なものも考える必要はあると思います。

      その際には、施設の設置主体や設置方法、運営主体や運営方法、採算性やリスク負担の仕組みなどを総合的に検討する必要があります。一議員の能力を超えるものがありますので、市役所挙げての取り組みになると考えます。

      削除
  3. 議員提案には具体的・数字根拠の裏付けなく提案・意見できるなんて、なんてゆるいシステムなんでしょうか!
    市民への説明責任を果たしていないし、なんのための調査費なんでしょうか?
    提案する以上は、根拠が必要です。根拠のない意見を発表するのであれば、調査費はカットですな。

    返信削除
    返信
    1. 現在は「政務調査費」は認められていません。費用が潤沢にあり、国会議員のように「政策秘書」がいれば随分違うのでしょうけれど。
      与えられた条件の中で精一杯、期待されるところを果たすのみです。

      削除
  4. 若林議員の『直感的に「採算を取るのは難しい」と思いますので「道の駅」についてはいまのところ考えていません。』
    同じ事を他の議員や市役所の職員が言ったら、即座に叩くんだろうね。
    あんた、自分に思いっきり甘いよ!もっと脇を締めてブログを書いた方がいいと思うよ。

    返信削除
    返信
    1. 臼杵市の発展にとって様々な施策が考えられる中、全てについて数字的・具体的根拠をもって実現可能性を考えるのは正直難しいです。

      他の自治体で行われている施策でも、臼杵市に適用できるかどうかふるいにかけなければなりません。

      10号線沿いで、通常見かける「道の駅」を建設し、運営し、採算がとれるかを考えたときに難しいと判断されるということです。

      直接には採算が取れなくても、間接的効果を期待する場合もあるでしょうが、現在はそれを期待することはできないというのが私の判断です。

      他からも「脇が甘いと言われたことがあります。このことについては気をつけたいと思います。ありがとうございます。

      削除
    2. >同じ事を他の議員や~

      臼杵市の他の議員がこのようなことをしていないでしょう?上記のように批判しようにも批判する場所さえないです。他の議員って普段全く顔が見えないです。

      内容に関しては確かに少し行き過ぎた部分もありますが、こうして様々な情報を発信するだけでも、今までの臼杵市議にはなかった流れを作っているのではないかと思います。

      削除
    3. ブログ上で、的確な答えをするのはなかなか難しいですが、躊躇していては書けません。

      今後も発信し続けていきます。全ては、少しでも臼杵が良くなるためにです。

      コメントありがとうございました。

      削除
  5. 今回の件は非公式な場での市長への要望ですし、「道の駅」というものをあくまでも第三者的に思う時に、「直感的」という言葉を使ったのでしょう。
    若林市議のことですから、正式な形で臼杵市の事業計画としてであれば、「直感的」という言葉ではなく、精査してそれこそ根拠を挙げてくるでしょう。

    しかし、上記コメントに名前が出た議員のように、議会の一般質問で確たる根拠も無く、地元住民から頼まれたからとりあえずとか、誰かと話した際に共感したからとかそのような理由づけで一般質問の時間をさくのはいかがなものかと思いますが。

    返信削除
    返信
    1. 臼杵市が「道の駅」のような事業をやるという提案であれば、その採算性などについて精査し、その賛否を皆さんに表明しなければなりません。

      「道の駅」の設置についての問いに、臼杵市は慎重な姿勢を示しましたが、数字的根拠を示して回答したわけではありません。

      「直販所」若しくは「道の駅」的なものについては、現時点では数字的な根拠を示し、その可否を論じるまでには、機は熟していないということだと思います。

      削除