2013年3月19日火曜日

予算委員会で「反対討論」

二日間にわたって開催された「予算委員会」。予算案に対していろいろと「確認」やら「注文」やらしましたが、概ね賛同できる内容です。

しかし、1点だけどうしても納得できない点があり「反対討論」しました。それは、議員の「視察研修旅費」。今年度当初予算では一人当たり13万円で計上されていました。それが来年度は一人当たり14万円になるというもの。

確かに今年度は「東日本大震災」についての視察研修を行いたいとの意向から、一人当たり13万円では足りないと「補正予算」を計上しました。しかし、それは今年度に限った「特殊事情」と認識しています。視察研修旅費は一人当たり13万円のまま計上されるものと思っていました。

ところが、今日の提案。

「『会派代表者会議』で申し合わせ済みであり、若林議員も承知のはず。」と反対意見に対して咎められました。私はそのようなことは聞いた記憶がなかったので「記録を確認したい。私が失念しているなら確かに反対はできない。しかし、そうでなければ反対する」と述べました。

記録を確認したところ、私に報告のあった「会派代表者会議の結果」の中には「視察研修旅費の増額」についての記述は無く、記憶に無いのも当然とのことが確認されました。

よって反対討論。「視察研修旅費が一人当たり13万円から14万円になることは反対します」

12 件のコメント:

  1. 嘘はいけませんね。それともすぐに忘れてしまう議員なのでしょうか?
    ちなみに、説明していないことを説明したと咎めた議員は誰でしょうか?
    やはり、一票の判断材料として知りたいところです。

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    1. コメントありがとうございます。今回の「お咎め」の発言は「無理ない」ことだったかもしれません。

      「会派代表者会議」(無会派議員を除く議員)で決まった事項を事務局が無会派議員に知らせる方法として、当日配布された議案が載った文書を配布する方法をとりました。実際は、旅費のことが話題となったにもかかわらずその文書にはそのことが掲載されていなかったというのが事実です。

      誰が咎めたかのかという点については、実際には「正式発言」か「不規則発言」かわからないような言い回しであり、議事録に載るかどうかさえ不明です。実際私も「誰」が発言したのか不意に指摘された感じがあり、自身混乱して記憶が定かでありません。傍聴者でもいたなら聞いてみたいくらいです。

      議事録は、テープ起こしするのでたいそう時間がかかる様子。まずは12月議会の委員会議事録からブログ掲載したいと考えています。本議会の様子は当然ながら「市の公式サイト」にてご確認ください。

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  2. 近いところにもこのように「改革」に取り組む議会があります。行政視察旅費の上限は8万円!
    http://www.city.minamata.lg.jp/465.html

    「全国どこにでも行けるように」「3泊必要な場合もある」などとの理由で一人当たり費用を1万円上げるのは反対です。「予算があるからといって遠くを選択するわけではない」「必要な視察を行うのであるから遠いときも近いときもある、問題はない」などという意見もありました。

    本当に必要な場合は今年度のように「補正予算」を組めば足りることです。

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  3. 予算委員会って、いうのは録画していないのですか?
    予算委員会に何人が出席したのかは知りませんが、誰が発言したのかもわからないようないい加減な感じなんですね。きっと同じ顔ぶれと思うので、誰かは声でわかりそうなものですが。
    誰が発言したかもわからない内容に講義しているような自己賞賛の記載だったら必要ないし、
    単に反対しましただけの記載で良かったのではないでしょうか?
    それにしても、ある議員の発言として掲載した以上、詳細な調査をして発言議員の特定を望みます。

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    1. おっしゃること、最もです。

      「予算委員会」は議事録作成のために事務局が「録音」。その「録音」を元に委員長が「議事録」を作成します(実際には事務局が製作し、委員長が承認する)。

      「議事録」ができ次第この場で報告します。

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    2. 上記について追加説明。

      「臼杵市議会委員会条例」では次のように記述されています。

      (記録)
      第30条 委員長は、職員をして会議の概要、出席委員の氏名等必要な事項を記載した記録を作成させ、これに署名又は押印をしなければならない。

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  4. これまでの持ちつ持たれつの馴れ合いが招いた結果だと思います。
    改革が進む事を期待します。
    市長>職員>議員>市民といった力関係を市長=議員>市民=職員に変えないかぎり
    難しいと思います。
    隠れた支持者は多いです。若林議員頑張って下さい!

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  5. 市によっては「委員会」の審議状況を「中継」している議会がある一方で、臼杵市議会では「委員会」でのやりとりを公にすることに躊躇せねばならない状況にあります。

    今回のことで、議会情報として公開できるものは「全て出す」ことが必要と思いました。「改革」は簡単ではありませんが頑張ります。

    コメントありがとうございます!

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  6. >躊躇せねばならない状況にあります。

    こういうところを「どのような状況下」にあるのか教えて頂きたいです。
    こういうところが市民に不透明な部分となって結果だけが言い渡されるようになると思います。

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    1. 「議会」での言動は全てオープンと思うのですが、そうでないと思っている議員もおられる様子なので困惑します。

      議会には「秘密会」という制度もあり、そういう会議の内容は漏らすことができない仕組みです。

      またその他の情報も「内部限り」と言ってもらえば他言しないのは当然なのですが。

      いずれにしても、今後も皆さまに状況が伝わるよう一層努めます。今後ともよろしくお願いします。

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  7. >「秘密会」という制度

    制度ですか?

    罰則もあるのですか?
    議員になる時「制度を順守します」的な書類も存在するのですか?

    何だか役所も議会も謎だらけのようですね。

    ガチガチに固められたブラックボックスを開けることはできるのでしょうか?

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    1. 「臼杵市議会議員必携」より抜粋
      -------
      議事公開の原則(地方自治法第115条)
      ①本会議のみである
      ②会議の公開とは、住民の前に公明正大に議事を行うことであり、方法は傍聴の自由、報道の自由及び会議録の閲覧である。
      ③例外として秘密会がある。(どうしても団体及び市民に重大な利害を及ぼす時は、議長又は議員3名以上からの発議で、かつ出席議員の3分の2以上の多数での議決が必要)
      ④委員会については
       ・傍聴の取り扱いは(委員会条例第19条)
       ・秘密会(委員会条例第20条「委員会は、その議決で秘密会とすることができる」)
      ⑤全員協議会、委員会協議会等はその場で協議し、決定している。
      -------
      以上のようになっていて、「秘密会」の内容を漏らした場合は地方自治法に照らして「懲罰」を受けることになると思われます。

      逆に言えば「秘密会」以外の内容については公開が原則ということです。よってできるだけ「会議録」などの公開情報はお伝えしたいと思うところです。

      市民が持つ、ブラックボックスを開ける鍵は「傍聴」しかないと思います。

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