2011年2月24日木曜日

12月議会 市長の行政報告 

12月議会での市長の行政報告がやっと市のホームページに掲載されました。
9月議会までは議場で文書が配られていましたが、ブログに掲載したことで配布されなくなりました。

-------以下、ホームページから引用

12月定例市議会の開会にあたりまして、議員各位には、ご参集をいただき、付議議案のご審査をいただけますことを深く感謝申し上げます。
さきの9月定例会以降、現在までの市政関連事項についてご報告申し上げます。

9月1日、子育てに役立つ情報を携帯電話で得ることができるインターネットサイト「すこやか臼杵っ子」を開設しました。妊娠や出産のこと、乳幼児健診日程や子育ての悩み相談窓口、子ども手当に至るまで、子育てに関する情報を満載しています。臼杵市公式ホームページから携帯電話で手軽に閲覧できます。利用者も徐々に増えていますが、多くの方々にご利用いただきたいと思います。

9月27日、野津町鍋田のワタミファーム大分臼杵農場で、初めての収穫祭が行われました。ことしの5月に作付したサツマイモを収穫し、ほんまもんの里で試食会が行われました。ワタミファームは現在、7ヘクタールでサツマイモ、里芋、大根などを栽培しており、将来的には10ヘクタールを目指す予定です。臼杵市で栽培された有機野菜を全国に発信でき、雇用の創出にもつながるとともに遊休地対策にも効果があると期待しています。

10月1日から新しいコミュニティバスが実証運行を開始しました。一つは、臼杵駅から海添、塩田、中洲住宅などを経由してコスモス病院や江無田を運行ルートとする市内循環線です。東中3年生の伊藤美奈さんから「ふぐバス」と名づけていただき、平日5便、運賃は200円で運行しています。10月の実績は、座席数9に対して平均5.7人が乗車していただき、目標値の2人を上回っていますので、買い物や病院への利便性が向上していると考えています。
2つ目は、南野津線と東谷線です。従来のコミュニティバスを変更し、車両を10人乗りのジャンボタクシーに小型化して、電話予約をいただければ幹線から離れたあらかじめ設けた7カ所の地点までお迎えに行けることが大きな特徴です。東中3年生の杉山景子さんから「うすきち号」と名づけていただき、毎週火曜日、木曜日の平日に運行しています。10月の実績は、南野津線が平均0.28人、東谷線が平均1.31人となっており、目標値であります1.5人を下回っていますので、利用率の向上に向けて広報に努め、改善策を検討する必要があると考えております。
その他のコミュニティバス9路線につきましても、要望が多かった時間帯や乗り継ぎなどを考慮した変更を行いましたので、利用を促進してまいりたいと考えています。
臼杵と大分空港を結ぶ県南高速リムジンバスが10月31日から、片道2,300円が2,000円、往復4,000円が3,400円と安くなり、さらに利用しやすくなりました。愛称も、佐伯の佐と臼杵の臼をあわせ、県南のサウスに掛けて「佐臼ライナー」に決まりました。運賃の値下げは、東九州自動車道の無料化に加え、臼杵市からの乗降率がおよそ35%の高い数字を維持していることも要因であります。私も利用に努めていますが、引き続き、利用促進を呼び掛けてまいりたいと考えております。

10月1日、臼杵市で5番目となります地域振興協議会として、上北地区地域振興協議会が発足しました。三世代ふれあい祭りや囲碁ボールなどを通じて青少年健全育成や高齢者の生きがい創出を実践しています。これを機に地域活動の一層の盛り上がりを期待しています。

10月27日から11月1日にかけて、臼杵市敦煌市友好協会が主催する敦煌親善友好訪問団「臼杵市民の翼」に参加しました。友好都市となって以来、人的交流を深めていますが、最近は両国の偉人の言葉を刻んだ石碑の設置や農業交流などに発展しています。地域と地域の草の根交流が両国の親善に寄与すること、今後、両市にとってさらに意義ある交流に発展させたいことなどについて、敦煌市役所を公式訪問した際に話し合いをいたしました。今後もさらに交流が深まることを感じる訪問となりました。

また、11月8日から9日にかけて、敦煌市から議会として初めての訪問団7名が臼杵市を訪れました。敦煌市人民代表大会常任委員会主任 楊生梅(よう・せいかい)さんを団長とする訪問団であります。交流の継続が重要であることや、臼杵市の皆さんが敦煌会を組織してくれており、敦煌市側も敦煌臼杵会をつくりたいとの抱負を語られるとともに、今後の農業交流のあり方について話し合っていくことを確認しました。

9月27日から11月20日までおよそ2カ月間、敦煌市から農業技術者の劉生虎(りゅう・しぇんふう)さんと呉徳雄(う・どぅしょん)さんが研修で臼杵市に来られました。この研修は、臼杵市・敦煌市農業研修職員派遣協力合意書締結により実施したもので、ことしが2年目となります。臼杵市のハウス野菜栽培や企業的農業、有機農業等について学んでいただきました。お二人は、臼杵市で学んだブドウ、ニラ、トマトの栽培や土づくりについてなど、多くの技術を敦煌市での農業指導に生かしたいと語っていました。お二人には、農業という新しい分野の交流を通じて両市のかけ橋になっていただけるものと期待しています。
敦煌市が所属する甘粛省が主催する国際交流員派遣事業に招かれ、9月1日から11月16日までの間、市役所の職員を派遣しました。2カ月半にわたり、省都蘭州市にあります蘭州大学において中国語を初め甘粛省の文化、政治、経済を学び、国際感覚を養わせることができました。
日本と中国が尖閣問題で揺れる時期において、臼杵市と敦煌市、また甘粛省が順調に交流を進めていることは、両国の友好にも寄与するものと考えています。

10月21日から22日にかけて、愛知県東浦町で行われました第11回介護保険推進全国サミットに出席しました。2日間にわたり、介護保険の制度改正に向けての諸問題について学ぶとともに、来年の第12回介護保険推進全国サミットを臼杵市で開催することが正式に決まりました。全国各地から介護、医療、福祉の関係者およそ1,000人が臼杵に集い、介護保険制度のあり方や高齢者福祉の充実について議論し学ぶことになります。サミット開催を福祉の充実に結びつけるとともに、臼杵のよさを体感していただき観光振興にも貢献させたいものと考えています。しっかりと受け入れ態勢を整えたいと思っております。

10月23日、24日にかけて、長崎県の平戸市で平戸くんち城下町秋まつりが開催され、観光宣伝を兼ねて訪問しました。臼杵市からはふぐの郷臼杵や臼杵チャレンジ塾有志の方々が参加され、2日間臼杵市を売り込みました。平戸市は、1600年に臼杵市佐志生に漂着したオランダ船リーフデ号の航海士ウィリアム・アダムス、日本名三浦按針が亡くなった場所です。臼杵市が日蘭交流の発祥の地に対して、平戸市は日蘭貿易の発祥の地と言えます。観光客が年間150万以上という平戸市と今後とも交流することで、観光振興などに生かしていきたいと考えております。

11月6日、7日、うすき竹宵が行われ、県内外から2日間に9万人が訪れました。ことしも、うすき竹宵の永続を願う方々が集って結成されたうすき竹宵サポーター倶楽部の会員から3万個のロウソクを寄贈いただきました。およそ30カ所に飾られた竹オブジェは、ボランティアの皆さんの創造力によって毎年進化し、その表情を変えていますが、この進化により、訪れる方々は毎年、竹宵の新鮮な魅力に引かれているものと思います。関係者の皆様、ご協力をいただいた皆様に心よりお礼を申し上げます。

11月21日、認知症市民フォーラムを臼杵市医師会と共同で開催いたしました。大分大学医学部の木村成志講師が「認知症地域ネットワークを目指して」と題して基調講演し、鳥取大学医学部の浦上克哉教授に「認知症への正しい理解と効果的な予防」とのテーマで講演をしていただきました。パネルディスカッションでは、認知症予防のできるまちづくりについて様々な意見、提言をいただきました。予定人数を大幅に上回る1,600人もの市民の皆さんにご参加をいただきました。認知症に対する市民の関心の高さに驚くとともに、認知症対策については、引き続き臼杵市の主要施策として取り組む必要性を痛感いたしました。

11月22日、臼杵市出身の塩屋 俊監督の映画「たびびとの詩」が市内でクランクインしました。主演は農林水産省の職員役の陣内孝則さん、ヒロインは田中麗奈さんです。地域の再生や農業をテーマにした映画で、クランクアップは12月19日の予定です。臼杵市の主要施策である有機農業や安心・安全な食の取り組み、また農村風景や二王座歴史の道、城下町の町並みなど、臼杵の景観を全国に向けて情報発信できる大きなチャンスと期待しており、市を挙げて協力していきたいと考えています。
以上、9月定例会以降の市政関連事項について報告を終わります。

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