会場に集まった保護者の方々、地域の方々の発言は「地域の防災力を高め、今の位置で、子供たちの命は私たちで守る!」と宣言された印象であった。ほとんどの意見が移転には賛成しかねるという発言であり、全体の雰囲気もそうであった。
PTAを始め地域の方々の意見を最大限尊重して最後は市長が判断するとのことである。もしこれまでの意見交換会を踏まえても「移転」との結論ならば、移転しなければならない納得のできる理由を説明する責任があると思う。
どうしても移転しなければならない理由があるならば、この5回ほどの意見交換会の中で説明がなされ、その上で意見交換会が行われるべきである。
今回の移転の提案は、「今の位置でも学校と地域、行政が果たすべき役割を果たせば命を守ることができる。しかし、高台に移転すればさらに安全である。いかがお考えか?」との前提でなければならない。もし、今の位置では命は守れないと考えるならば「移転」しかない。
結論が「移転せず」となれば、今後は学校と地域、行政が連携して子供の命を守る不断の努力を行っていくことになる。大きな津波に襲われることを前提とした「まちづくり」の始まりである。
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