2015年9月3日木曜日

「サーラ・デ・うすき」の改装について

9月議会補正予算案に、「まちなかにぎわい創出事業費」が計上されています。「サーラ・デ・うすき」を「臼杵の台所」として改装するものです。

「地魚を味わえるレストラン」と「二王座からの通り抜け通路」を先行整備するための費用、4030万円(設計料250万円・工事費3780万円)が計上されています。

「(株)まちづくり臼杵」の事業提案によるもので、臼杵市が整備し会社が指定管理者となって運営することになります。過疎債を活用、地方創生の交付金も期待できる意欲的な事業内容となっています。

説明を受けましたが、以下のとおり気になるところがあり、これらの点が明らかにならなければ予算計上は時期尚早と思われます。

①全体事業費が示されていないこと。

②資金計画及び経営計画(収支計画)が示されていないこと。

③予算計上された部分以外、例えば「ほんまもん農産物レストラン」などの詳細が不明なこと。

④施設利用に関しての「家賃」の取り決めや施設管理の委託料など、臼杵市と(株)まちづくり臼杵との間の指定管理料及び指定条件が整っていないこと。

19 件のコメント:

  1. 見直しは重要なことだと思いますが、4千万もの多額の費用がかかり、完成して10年そこらで莫大な予算を計上して改修するのは、建設前の検討ができていない証拠です。
    市役所移転問題も、きちんと検討できているのか心配です。

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    1. 「サーラ・デ・うすき」は、ほぼ100%国のお金を得て建設されました。国のお金を得るために十分に検討する時間がなく、「器」をとりあえず整備し、中身は後で検討する覚悟で建設されたものです。

      今回活用に向けて動き出すことは良しとしても、全体計画も定まらず、指定管理条件も整わず、指定管理者も運営事業者も正式には決定していない中、「地魚を味わえるレストラン」のみが先行するやり方では、10年前と同じ轍を踏むのではないかと心配します。

      「市庁舎」については、「きちんと検討できていない」という判断で結論を先延ばししました。それこそ「きちんとした検討」を進めなければいけませんね。

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  2. 市長(市役所)の役割(仕事)とは何か、
    どれも今に始まった問題ではありませんね!常にアンテナを張り巡らしどのようにつなげると臼杵が良くなるか?前向きに行動していくことでは、ありませんか?
    サーラにレストランやほんまもん野菜----------それも良いかも知れませんが、その周辺には地本の飲食店がたくさんあります。まずそちらへの影響を配慮しないといけないのは言うまでもないでしょう。
    抜本的対策として
    まず、一番有力な観光客を増やして行こうと言う姿勢が全く感じられません。
    ほんまもん野菜に関しては、その素晴らしさや、大切さを地本飲食店の方々に認識して頂きそれを使ってもらうための取り組みに補助金を出す事などは考えていないのでしょうか?

    私は中央地区で福祉委員をしていますが、地域振興協議会を設立するにあたり、その事務局をサーラの一角にと市役所から話しがあると聞いています。

    こんな状態では、臼杵市の将来を本当に真剣に考えて下さっているとは思えません。

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    1. 事業内容の説明を受けて、「民業圧迫」ではないかという質疑が出されました。計画に「料飲店組合」の関係者も加わっている、必要とあれば今後説明をするとのこと。

      しかし、指定管理の条件(事業内容、費用分担、家賃や収益の配分、撤退条件など)が整えられている様子はありません。民業圧迫となるのかどうか、同業者に理解を得られる説明となるのかどうか、疑問です。

      本来は、事業提案があった時点で、指定管理条件を整え、指定管理先を決定、運営する業者が決まって「設計」となるべきです。

      ところが、指定管理先が決定するのは12月議会。それまでに設計は完了し、工事も進捗してしまいます。既に内定しているのでしょうか、指定管理の条件が整えられていないのに内定はいけません。

      大事な課題を先送りしては、お互い(市とまちづくり会社と運営業者)に話が違うということになりかねません。

      指定管理条件を整える中で「海鮮レストラン」「オーガニックレストラン」の経営が成り立つような経営計画(市とまちづくり会社、運営業者の役割分担)や周辺整備などの課題が浮かび上がってくると思われます。

      周辺にふさわしい施設は何か?

      地域振興協議会事務局や「加工試食室/会議室」「加工チャレンジセンター」「商いチャレンジコーナー」などの具体的内容をつめ、魅力ある空間となるようにしなければなりませんね。

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    2. つまり、(まちづくり会社)は管理運営はしないと言う事ですか?

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    3. 「サーラ・デ・うすき」の全体の管理を「まちづくり臼杵」を指定管理者として行わせる方向と認識しています。

      「地域振興協議会事務局」を置くことに違和感を覚えます。施設の一部を地域振興協議会の管轄化に置くならば、全体の用途・目的を考慮すれば好ましくないと思います。

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    4. また、とりあえず箱物か?ってイメージですね。

      (まちづくり臼杵)には、現在の臼杵の状態が見えていないのではありませんか?
      レストランやカフェはもう足りています。
      そこに人があふれて入りきれない。と言う状況ではありません。
      金銭の問題解決出来てからは当たり前ですし、大きなリスクを背負っての提案である事は間違いないですね!

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    5. 計画では「地魚を味わえるレストラン」「ほんまもん農産物レストラン」「カフェコーナー」そして「ポルト蔵」と4件のお店が集中するエリアとなります。

      「地魚を味わえるレストラン」が先行オープンする計画ですが、市内の同種の飲食店と競合します。例えば「臼杵みなと市場」「吟」「かわ村」「木屋寿司」「ぶんご寿司」などでしょうか。市役所は「全体のパイを増やす!」と説明していますが、容易ではありません。しかし、成功に向けて全力を尽くさねばなりません。

      できるなら「ほんまもん農産物レストラン」も同時オープンが望ましいです。また、物販・加工の店も魅力あるものにしなければなりません。芝生広場の使い方にも工夫が必要です。それらが取り揃えられたとしても、多くの人を惹きつけることができるかどうか、勝負となります。

      大きなリスクを背負っての提案ですが、そのリスクを誰が担うのかわからない状況です。「臼杵市」のリスクなのか、「まちづくり臼杵」のリスクなのか、出店業者のリスクなのか、お金を取り巻く仕組みが明らかになっていない中での出発となりそうです。

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    6. 市役所は「全体のパイを増やす!」と説明されたとのことですが、そのための具体的な方策はどのようなものか、説明はありましたか?

      趣旨は結構、でも具体的な方策がなければ意味がありません。

      ほんまもん農産物についてもこれまでロクな取組みがされて来ておらず、結果としてブランド立上げに失敗しているように思えます。

      若林さんがおっしゃるとおり、誰が大きなリスクを背負うのか,不明です。
      こんなことに税金を費やすのはやめてほしいですね。ほんとに無駄な支出に思えます。

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    7. 具体的方策の説明はありませんでした。他のスペースの具体的展開が示されない中で「地魚を味わえるレストラン」を経営するについては、一般的には大きなリスクを負うことになると思われます。それでも「地魚を味わえるレストラン」を先行的に開店するということ、よほど有利な条件が提示されたものと考えます。しかし、その仕組みについては説明されていません。いったい誰が責任を負うのでしょうか?

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    8. 誰もがたじろぐ条件下、男気を見せてやる覚悟なのか?
      誰もがうらやむような条件下で開店するのか?
      それすら明らかされない進め方です。

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    9. 古くから、質素倹約の誠心が培われてきた臼杵、財布の紐は硬いです。自ら、パイオニアになろうと考える商売人はまずいないと思います。
      先行オープンの為の内装工事や設備を整えるための費用は全て、(まちづくり臼杵)が負担する。それくらいの条件を提示しない限り無理ではないか?と思います。


      後でオープンする店舗に対しても同じ条件でないと不公平になりますね!
      また、簡単に、ほんまもん野菜のオーガニックレストランと言っても、
      アトピーやアレルギーを持つ人が安心して食べられる食事でなければいけませんから、並大抵の事でないでしょうね。

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    10. 「まちづくり臼杵」の資本金は約1200万円。二つのレストランの内装工事や設備を整える費用がまかなえるでしょうか?

      「臼杵の地魚が味わえるレストラン」には、「活魚生簀」や加工のための凍結機や冷凍庫・真空包装器を市が設置する計画となっています。出店のための内装や設備は出店業者負担なのかもしれません。

      「ほんまもん農産物レストラン」は事業内容が明らかになっていませんが、内装や設備を負担して出店してくれる業者がいるのかどうかが心配です。「条件次第」ということになりそうですね。

      いずれにしても、全体の施設計画を整え、指定管理条件を明らかにし、市とまちづくり会社と出店業者の役割分担を明確にしなければ先々混乱することは必至と思われます。

      最後に「負担」が回ってくるのは臼杵市つまり「税金」からではないかと心配されます。

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  3. 国からのお金だろうが、市だろうが税金に変わりはない。
    取り急ぎのようですが完成直後はにぎわっていたようですがその後は十分な活用はされていないようです。
    今回の市役所につきましても今更白紙にって、十分な検討がされていなかった事を露呈したように見受けられるのは私だけではないと思います。
    何故にこのように同じような事が繰り返されるのか?
    サーラ・デもプラザも、そして市役所も・・・
    何故有意義な検討がなされないのでしょうか?

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    1. 「補助金」や「交付金」「有利な起債」など、国からのお金を期待しなければならない地方の現実があります。「補助があるから事業を実施する」ということが全国で行われてきました。その結果、地方の自主性は失われ、不要不急の事業が行われてきました。

      有意義な検討がなされないのは、国県の補助を前提とした事業組み立てとするために、「オープンな議論を避けたい」「主導権を市で持っておきたい」という意識が働くことが一因と思います。

      物事をオープンにし、その時々に最善の方策を練っていけばよいと思われます。その前提としては「説明責任」を果たせるような行政運営が必要となります。それが出来るかどうかにかかってくると思います。

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  4. 臼杵に今、足りないものは何か、と考えたときにあったらいいなと思うのは、
    宿泊施設です。現在の雰囲気を利用して共同の調理場などを備えたキャンプ場に近い施設にして、食品加工の体験コーナーを津久見高校(旧海洋)の高校生が中心となって運営する。
    周辺の飲食店などの利用も促せるので、街中の活性化に多いに役立つのではありませんか。

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    1. たくさんの方々が関わって議論してきた様子。「宿泊施設」の提案もあったかもしれません。最終的には「まちづくり会社」の提案で「地魚を味わえるレストラン」「ほんまもん農産物レストラン」を中心とした施設展開に落ち着いたようです。

      ただし、まだ全体計画や出店条件が整っていません。本当に経営が続けられるのかどうかも心配です。

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    2. 料理屋さんがたくさんある臼杵で、どうしてわざわざ公金つかってレストランなんでしょうか。地元の飲食店とどう住み分ける予定なんですか?地元の料理屋さんに地場品使用した場合の助成をしたほうが安上がりで同じ効果なんじゃないですか。

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  5. 「予算委員会」

    予算案の採決。反対討論を行う者3名。採決では「サーラ・デ・うすき」の改修予算に対して反対者が6名でした。私が議員になって最多の反対票が投じられました。きわめて異例です。しかし、予算案は「賛成すべきもの」として25日の本会議に提案されます。

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