2014年7月3日木曜日

臼杵市魅力発信人材育成事業

臼杵市魅力発信人材育成事業についてコメントいただきました。

-------以下コメント

「臼杵市魅力発信人材育成事業業務委託を公募型プロポーザル方式で行います」について臼杵市のホームページ上に新着情報としてアップされていますが、臼杵市の意図、大分県の意図が理解できません。
緊急雇用創出事業(地域人づくり事業)「臼杵市魅力発信人材育成事業」とありますが、「テレビジョン放送業の人材育成」に限定したものです。公募する意図が見つかりません。その辺に、多くのテレビジョン放送業を営む会社があると考えているのでしょうか?
また、昨年に引き続きだとは思いますが、前回緊急雇用を申請した会社のその後は追跡調査していますか?一年毎に失業者を作っているようにしか見えません。

-------コメントここまで

臼杵市事業の元になる「緊急雇用創出事業」が県のHPに掲載されています。雇用情勢の改善のために国がお金を出して、県で基金を積み、市町村が企画する委託事業に補助を行うという仕組みです。
今回の事業は一口で言えば「観光情報番組の制作委託」として組み立てられています。委託先は「放送事業者」となります。OBS・TOS・OABそしてOTCが候補として浮かびます。

事業者は6名を雇い入れることが条件となります。その費用2298万円は臼杵市が負担しますが、全額基金から補助されますので実質の臼杵市の負担はありません。そのほかに制作された番組を放送する費用として1320万円計上されています。こちらは全額市費です。制作される番組は今年の9月~来年3月にかけて放映されるとのことです。

緊急雇用創出事業は、一年限りの事業となっているようです。一年毎に失業者を作っているようにしか見えないとのことですが、長期の雇い入れに税金を使うことは困難かつ好ましくないと思われますので、今回のような「人材育成」や「短期的に結果の出るもの」とならざるを得ないと思われます。

2 件のコメント:

  1. 委託先として臼杵ケーブルテレビは入らないのですか?

    それにしても、民間のテレビ局に人材派遣的な事を行政が進める事は癒着にはならないのでしょうか?
    他のものに費用を掛けて人材育成と地域振興に結びつけることは
    できないのでしょうか?例えば、放課後教室など。
    放送より大事なことがあるように思えてなりません。

    返信削除
    返信
    1. ご指摘の通り、委託先として「臼杵ケーブルネット㈱」も考えられます。先ごろOCTの子会社となった記憶が新しく、「OCT」のみを掲載してしまいました。

      今回「緊急雇用創出事業」の条件を満足し、なおかつ臼杵に有益な人材育成の仕組みをと考えた結果、今回のような「放送番組制作委託」となったと思われます。

      全額国からの交付税でまかなわれますので、雇用された方は番組制作や放送局での業務を通じて経験や知識を取得することができ、放送局にとっても臼杵市にとっても有益な事業とはいえます。

      ただ、ご指摘の通り本当に有効なお金の使い道かと言うとそうではない気もしてなりませんね。国のひも付きの事業にはこのような側面がついて回ります。

      補助があろうとなかろうと、本当に臼杵市にとって有益な事業にお金は使われるべきです。しかし、現実は補助があれば「する」なければ「できない」という短絡的発想の元におこなわれることが間々あることが現実です。

      放課後教室のことを挙げておられますが、具体的なニーズがあれば教えてください。研究してみます。

      削除