2022年9月13日火曜日

リウマチ学会でワクチン接種後の自己免疫疾患発表のオンパレード

https://ameblo.jp/drminori/entry-12763807554.html

-----以下引用

リウマチ学会でワクチン接種後の自己免疫疾患発表のオンパレード 内容詳細
2022-09-12 07:00:00
テーマ:新型コロナウイルスに関する記事

先日、学会でワクチン接種後に発症した自己免疫疾患の発表が多いという話をブログで書きました。

『学会でワクチン接種後に自己免疫疾患を発症したという報告のオンパレード』皮膚科の学会誌にワクチン接種後の皮膚病変に関する速報的論文がたくさん報じられていましたが、他の領域でもワクチン接種後の症例報告が花盛りのようです。 有志医師の…ameblo.jp

出席された先生から抄録の一部を頂いたので掲載します。




ワクチン接種による発表だけ採り上げ、知り得た情報をまとめました↓
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S4-1-1 コロナワクチン接種後に発症した抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎の一例

症例は71歳女性。

2回目のファイザーワクチン接種後翌日から症状が出現。下腿の疼痛が出現し、全身に広がり最終的に大学病院に紹介。ステロイド治療で改善。近年、コロナワクチン後の特発性炎症性筋疾患を含めた自己免疫疾患の報告が複数なされている。

S4-1-3 COVIDワクチン接種を契機に血球貪食症候群を伴う低補体血症性蕁麻疹様血管炎を発症した一例

症例は61歳男性。

コロナワクチン1回目接種して2週間後に発熱、多関節痛、市販、蕁麻疹で発症。2回目接種後に症状悪化。血液検査と皮膚生検で低補体血症性蕁麻疹様血管炎(HUVS)と診断。ステロイドパルス療法にて改善。本症例はCOVIDワクチン接種後にHUVSを発症した初めての症例報告。ワクチンに起因する免疫学的恒常性の破綻によりHUVSや血球貪食症候群を発症したと推察。

S4-1-4 SARS-CoV-2 RNAワクチンで発症し、COVID-19罹患にて増悪したIgA血管炎の一例

症例は16歳女性。

ワクチン2回接種後に両下腿に紫斑が出現、皮膚生検でIgA血管炎と診断。ステロイドにて改善。その後、家族がコロナ発症。腹部症状や市販が増悪したため再入院。PCR陽性と判明。尿蛋白・潜血が出現。難治性ネフローゼ症候群合併IgA血管炎と診断。リツキシマブにて改善し退院。

ワクチン接種後に発症し、その後コロナに感染して病態が増悪した報告はない。

この症例では腎臓や皮膚組織中の新型コロナRNA陰性と抗原陰性を確認しており、組織へのウイルスの直接的な感染よりも、ワクチン接種および気道感染によって誘発された過剰な免疫応答に伴う3型アレルギーによる病態が示唆された。

S4-2-1 Coronavirus disease 2019 ( COVID19 )ワクチン接種後に間質性肺疾患を発症した関節リウマチ(RA)の一例

症例は66歳女性。

もともと間質性肺疾患(ILD)合併のRA(リウマチ)があったが治療により寛解し経過良好だった。3回目接種直後より咳嗽、呼吸困難感あり、胸部レントゲン及び肺CTで両肺にすりガラス影が出現。他疾患鑑別の上、ワクチンによるILDと診断。大量ステロイドにて改善。

ワクチンによるILDは接種直後に肺CTで「びまん性の斑状すりガラス影」を特徴とする。

SARS-CoV2ワクチン接種後に発症した成人発症Still病の一例

症例は58歳女性。

3回目接種翌日より38.5度の発熱、5日後より皮疹、咽頭痛が出現。ステロイドにて症状軽快したがステロイド減量後に症状再燃。発熱、サーモンピンク疹、白血球増加、咽頭痛、リンパ節腫脹、肝機能障害、高フェリチン血症を認め成人発症Still病(AOSD)と診断。

ワクチン接種後にAOSDを発症した報告は複数あり。

ファイザーとアストラゼネカワクチンでも報告されている。

mRNAはToll様受容体を介して自然免疫を活性化するため、AOSD発症の誘引になっていたかもしれない。

S4-2-3 SARS-CoV-2ワクチン接種後に関節リウマチを発症した2例

症例1:70歳女性

3回目の接種翌日より両肩、両肘、両足関節の疼痛、朝のこわばりが出現、諸々の検査で関節リウマチと診断。

症例2:73歳男性

3回目の接種1週間後に、両肩、両肘、両手の疼痛が出現、諸々の検査で関節リウマチと診断。

S4-2-4 SARS-CoV-2ワクチン接種後に発症したリウマチ性多発筋痛症の2例

症例1:73歳男性。2回目接種の4日後に右肩の疼痛が出現し、左肩や下腿、腹部にも疼痛が出現。検査にてリウマチ性多発筋痛症を診断。ステロイドにて治療。

症例2:56歳女性。初回接種の5日後に38度の発熱と多関節痛、頭痛が出現。その後も両上腕や股関節の疼痛が持続。検査にてリウマチ性多発筋痛症と診断。ステロイドにて治療。

S4-3-4 COVIDワクチン投与後に自己免疫異常を呈した4例

4例とも膠原病疾患の既往がなく、ワクチン接種後に自己免疫異常を呈した。

症例1:80歳男性。3回目接種して3日後より全身痛、炎症所見、急性腎不全を認めた。

症例2:68歳男性。2回目接種後より体重減少を自覚。1か月後より朝のこわばりや両肩痛を認めリウマチ性疾患が疑われた。

症例3:48歳男性。初回接種翌日より倦怠感が持続、抗菌薬が効かない発熱、関節痛、咽頭痛が出現。成人発症Still病を疑われた。

症例4:44歳女性。初回接種直後よりそう痒性皮疹が持続、尋常性乾癬と診断。3回目接種後から多関節痛が出現し、乾癬性関節炎と診断。

S4-3-5 関節リウマチ患者ではCOVID-19ワクチン接種を契機に関節炎の再燃や免疫関連疾患の発症が見られる

ワクチン接種後の関節痛は関節リウマチ(RA)患者の3.6%で増悪がみられ7日間以上持続。関節痛出現頻度は有意にRA患者で多かった。

ワクチン接種後に関節痛が出現及び増悪したRA患者のうち、RAが再燃し、治療強化を必要とした症例は76%に及んだ。

間質性肺炎急性増悪、低補体血症性蕁麻疹様血管炎、胸水貯留、リウマトイド結節、結節性紅斑を併発する症例を認めた。

RA患者ではワクチン接種後にRA再燃や免疫関連疾患を来すことがあるので診療上注意が必要である。
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ワクチン接種後、すぐに症状が出現している症例が多いことに驚きました。

ワクチンを接種してから数ヶ月経ってから何か症状があっても、ワクチンのせいだと思わない患者さんも多く、医師もワクチンとの因果関係を疑うことは少ないです。

これだけ早く症状が出現すると本人も診察した医師も分かりやすいですね。

私の患者さんの中にもワクチン接種後に持病が悪化している人が多かったのですが、この学会の発表内容を知って納得できました。

やはり「気のせい」や自分の「思い込み」ではなかった。

最初からワクチン接種後の自己免疫疾患が懸念されると井上正康先生や岡田正彦先生、宮澤孝幸先生などが指摘され警鐘を鳴らしておられただけに残念です

大学病院や地域の大きな基幹病院の先生方が、このような発表をされていることに敬意を表したいですし、今後も同様の症例が蓄積されていくことで、ワクチンの副反応や接種後死亡が医学的に解明されることを期待します。

やはり真実は現場にある。

臨床現場で私たち医師が見聞きしていることが事実であり真実。

現場で起きていることを発信し続けようと思います。

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