2016年11月28日月曜日

3ヶ月遅れの市長の行政報告

さきの6月定例会以降、現在までの市政運営事項等についてご報告申し上げます。

 まず初めに、6月18日、食育月間に合わせ、生きる上での基本である食の大切さをみんなで考え、健全な食生活を送っていただくことを目的に、第4回「うすき食育フェアwith給食フェスタ」を開催しました。「食と防災はつながっちょる!」をテーマにした講演や、別府大学短期大学部食物栄養科の皆さんによるステージ、生活習慣病の予防改善を意識した内容の各コーナーをめぐる食育スタンプラリーなどで健康的な食の普及啓発を行いました。
 小さいころからの食生活を初めとした生活習慣の積み重ねが、将来の生活習慣病や合併症からくる介護予防にもつながります。
 今後も、食にかかわる多くの関係機関、関係部署の皆さんと協力して食育を推進していくことで、健康で笑顔のあふれる家庭・地域が増えていくことを期待しております。
 次に、6月27日、男女共同参画講演会を開催しました。「ワーク・ライフ・バランス 男性も女性も自由になろう」と題して、元アナウンサーで現在タレント、エッセイストとして幅広く活躍中の小島慶子さんをお招きし、ご自身の経験や子育て、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の重要性を、そしてまた日本社会が抱えるこれからの課題について講演をいただきました。
 今回の講演会は、現在活躍中の著名な方が講師であることから、当日は悪天候にもかかわらず多くの方々に来場していただきました。男女共同参画社会実現のため、家庭、職場、地域において男女にかかわりなくその能力を発揮できる男女共同参画社会について深く考える時間となりました。今後も、市民、事業所、臼杵市が連携し、男女共同参画社会の推進に努めていきたいと考えております。
 次に、7月6日から、臼杵市歴史資料館で、企画展「いきものにまつわるエトセトラ~臼杵のひとといきもの関わり史~」を行っております。
 臼杵の山や海、川を舞台にした「ひと」と「いきもの」とのかかわりについて、臼杵市所蔵の古文書や典籍、絵画資料を中心に展示しております。内容は「獲る」「使う」「祈る」をキーワードに、臼杵でたびたび鯨が捕獲されていたことや藩が運営する牧場が設置されていたことなどを紹介しています。
 今も身近にいる生き物と人との関係を示す歴史資料を展示することで、昔から受け継がれてきた臼杵の豊かな自然への思いを深めるとともに、市所蔵の絵画等に実際描かれているものを目にすることで、臼杵の歴史に対する興味関心を高め、地域に残る文化財を保護することの大切さが伝わってくることを期待しております。
 なお、この企画展は9月26日まで開催しています。
 次に、7月13日から15日まで、東京ビッグサイトで行われました一般社団法人日本経営協会主催の「国際モダンホスピタルショウ2016」において、「うすき石仏ねっと」が「自治体総合フェア2016」の「協働まちづくり表彰」で準グランプリを受賞したことを評価され、主催者の強い依頼により、「求められる連携と地域包括ケアの充実について」のテーマのもと先進的な事例として出展し、事例紹介を行いました。
 この国際モダンホスピタルショウは、保健・医療・福祉の領域では来場者8万人を超える国内最大規模級の展示会です。「うすき石仏ねっと」は、医師会・歯科医師会・薬剤師会・介護事業所・消防署・行政が連携し、他に類を見ない官民一体となった運営が評価されて出展に至りました。当日は、出展ブースに多くの来場者が訪れ、「うすき石仏ねっと」に対する関心の高さがうかがわれました。
 また、医療・福祉施設等の参加率の高さや市民の加入率を示すカード保有率の高さも誇っており、加入者が8月中に1万人を超え、9月1日に、1万人目の加入者に対し石仏カードの交付及び記念品の贈呈を行いました。加入者におきましては、高齢者だけでなく子育て世代などにも加入していただくため、今後、母子健康手帳内容などの情報も「うすき石仏ねっと」で共有できるよう整備していくことで、幅広い世代の加入者を増やし、より多くの市民の皆さんに安全で質の高い医療・介護サービスや、いざというときの安心を提供していただきたいと考えております。
 次に7月20日から、臼杵市緊急観光振興事業として「臼杵を観食!お得や券」の食事クーポン券発行事業を始めました。この事業は、ご案内のように本年4月に発生した「熊本・大分地震」の影響による風評被害で減少した観光客数の回復とともに、キャンセルが相次いだ飲食店の誘客を目指すため、臼杵市観光情報協会、吉四六の里観光協会、臼杵商工会議所、野津町商工会で臼杵市緊急観光対策実行委員会を組織し実施しています。
 市内の有料観光施設、例えば、臼杵石仏など7カ所のうち1カ所に入館していただき、その際に専用チラシにスタンプを押し、臼杵市観光交流プラザへお持ちいただければ、2,000円分の食事クーポン券である「お得や券」と交換することができ、市内の取り扱い店舗で食事代の支払いに利用できます。さらに、交換時には抽せんで250名に「ふぐフルコースペア食事券」など臼杵の特産が当たる「Wチャンス」も行っています。
 この「お得や券」は、2,500部発行としており、期間は9月30日までとなっております。8月31日までの発券数は1,807部で、市内飲食店から事業実施への好評を得ています。また、有料観光施設、特に臼杵石仏の入館者が、お得や券交換のために観光交流プラザを訪れていただくことで、中心市街地での飲食や町並み散策などへの波及効果もあらわれています。
 また、臼杵石仏の入館者は、4月から6月までは地震の影響で前年比4割とか5割減となる厳しい状況でしたが、7月には客足が戻り、8月には前年を上回る結果となり、この「お得や券」の効果もあらわれているというふうに考えております。
 今回の観光振興事業の取り組みに際しましては、アンケート調査も行っていますので、期間終了後に分析するなど、今後の観光行政に十分に反映していきたいと考えております。
 次に、7月22日、結婚支援員「イランショワさん」の登録証を、女性10名、男性2名の12名の方に交付を行いました。これは、臼杵市で若年層における未婚率が男女ともに全国平均よりも高くなっている現状を踏まえ、昨年度より本格的に婚活事業の取り組みを開始しており、この取り組みの一つとして結婚支援員を設置し、婚姻率の向上を目指すものであります。
 イランショワさんとは、お世話やきやおせっかいに似た意味で、臼杵ではなじみのある方言で「いらんしょわ」を使った名前ですが、誰かと誰かを引き合わせてご縁をつないだり、積極的になれない方の背中を後押ししたりして、そんな素敵なよい意味でのおせっかいをやいてほしいという思いを込めています。
 イランショワさんには、結婚を望む独身の相談者に対し、出会いの機会の仲介や婚活イベントの紹介などの支援活動をボランティアで行っていただきます。
 こうした各種婚活事業の取り組みにより、婚姻率を伸ばし、少子化対策へつなげていきたいと考えております。
 次に、8月1日、臼杵市との包括連携協定を締結している大分県信用組合と連携し、大学等への就学のために教育ローンを借り入れした保護者に対し、市が利子相当分の補給を行う「夢応援教育ローン利子補給事業」の平成28年度入学者分の募集を開始しました。
 この制度は、生徒の進学への希望実現と保護者の経済的負担の軽減を目的に、子育て環境の向上施策の一つとして創設した制度です。大分県信用組合からの融資上限額300万円までの2%利子相当分を補給するものであります。対象者の要件は、本市に住民票を有し、当該世帯の所得状況が一定基準以下であること、生徒本人の高校における学業等の成績が基準以上であることなどの資格審査に適合し、その後、大分県信用組合での借入審査手続を完了した方としております。
 平成29年度入学者を対象とする募集につきましては、本年10月から12月末日までの予定にしております。また、本市と包括連携協定済みの他の3つの金融機関につきましても、本制度の連携について現在協議中であります。
 次に、8月2日、平成28年度の子ども市議会を開催しました。今年度は、市内の小学校13校より15名の小学生が議長、副議長や議員を務め、臼杵の観光や文化財の保護、防災・ボランティア活動、空き家対策など、日ごろの生活や総合学習で学んだことに、小学生らしい元気な態度で質問を行いました。
 子供たちには、この貴重な経験を生かして臼杵市の将来を担う人材になってもらいたいと期待をしているところであります。
 次に、8月17日から、昨年度に引き続き、ジュニア防災リーダー養成講座を開講し、今年度新たに20名を認定しました。
 市内の中学2年生を対象とし、防災に関する知識や技術を習得することにより、災害対応の責任感・連帯感を養い、この講座を通して、地域の防災リーダーや消防団員として活躍できる「ひと」づくりにつながっていくことを期待しています。講座では、地域の防災活動や消防団活動について学び、また応急手当の方法や地震体験、火災消火体験などによる実技指導も受けました。
 ジュニア防災リーダーの皆さんには、30年以内に70%の確立で発生すると言われている南海トラフの地震・津波を初めとして、全ての自然災害から「自分の命を守る」ことができるようになり、家庭や学校や地域においても積極的に防災啓発活動に携わっていただくことを期待しているところであります。
 また、本年10月30日に予定している臼杵市一斉総合防災訓練では、地域住民や小学生へ応急担架作製の訓練指導を行うとともに、避難所運営を体験することにより、災害時における社会貢献について訓練を通して学んでもらいたいと考えております。
 次に、昭和54年に開館し、生涯学習の拠点として年間10万人の市民に利用していただいている「臼杵市中央公民館」のホールとトイレの改修工事を6月から8月末までに行いました。工事期間中は、多くの市民の方々にご不便をおかけいたしましたが、ホールでは、つり天井の改修を行い耐震性が確保されるとともに、照明機器・音響設備のリニューアルにより機能強化された明るいホールとなりました。トイレも洋式化に加え、多機能トイレも設置されました。高齢社会にも対応できるトイレとしての改修やホールの機能強化により、今後も多くの利用者に親しんで活用していただける施設として運営してまいります。
 次に、8月24日と29日に、人権・同和問題講演会を野津地域、臼杵地域でそれぞれ開催しました。「あなたの個人情報がねらわれている~身元調査と登録型「本人通知」制度~」と題して、山口県人権教育啓発センター事務局長の川口泰司さんを講師にお招きし、講演をしていただきました。2011年に発覚した住民票や戸籍の附票などの個人情報大量不正取得事件や最近の個人情報の流出事件などの概要と、それらの事件が私たちの生活にどのように影響しているかを解説していただくとともに、これらの戸籍の附票や住民票の不正取得を防止するために、当市でも取り組んでおります登録型「本人通知」制度の意義について分かりやすく説明されました。また、両会場とも、登録型本人通知制度の制度説明コーナーを設置するとともに、『登録型「本人通知制度」の特別受付』を開設し、来場者の登録促進に取り組むなど、多くの方に人権について考える機会を提供することにより、人権意識の高揚を図ることができたと考えております。
 今後も人権尊重社会の実現に向け、各種啓発事業を継続的に実施し、同和問題を初めとするあらゆる差別の解消に向けて取り組みを行なっていきます。
 最後に、移住定住施策事業実施について報告いたします。
 都市部からの地方移住に対する意識が高まっている中で、全国の多くの自治体が移住者獲得のため、東京などの都市部への情報発信の取り組みや、移住希望者を対象としたモニターツアーなどを実施しております。
 臼杵市では、これまでの移住定住策に加えて、東京都内にあるオーガニック店舗を活用した「うすき暮らし情報発信事業」を始めました。臼杵の特色や暮らしの情景を効果的に発信していくため、都市部の人が特に注目している食、オーガニックという観点から臼杵の魅力の発信に取り組みます。店舗内において、臼杵のパンフレット、ガイドブック、オーガニックに関するPRスペースを設置するとともに、7月11日から18日の期間中には「臼杵フェア」として、ほんまもん農産物などの臼杵の素材を使ったメニュー提供のほか、臼杵のPR、移住セミナー、相談会を開催しました。
 なお「臼杵フェア」は、9月と来年1月にも開催を予定しております。この取り組みにより、年間を通じ臼杵の情報を発信することが可能になります。今後、移住に関する全国イベント、大分県主催のイベントとも連動した開催とすることで、交流が促進され、より多くの人のつながりをつくり、臼杵ファンを増やしていきたいと考えており、その中から実際に移住者が増加していくことを期待しております。
 また、7月29日から31日まで、移住希望者向け体験ツアーを実施しました。臼杵への移住を考えている方に、移住する前に臼杵市のことをより知ってもらうということと、臼杵のことを体感し理解した上で移住を決めてもらうことを目的としています。
 一昨年から開催しているこのツアーは参加者から好評をいただいており、実際に移住をした参加者も多くいます。今回のモニターツアーにも、東京都、埼玉県より3世帯4名の参加をいただき、移住支援制度説明会、相談会、グリーンツーリズムによる農泊、空き家バンクの物件見学、移住者のお宅訪問、しいたけ農家訪問といった盛りだくさんの行程を組み、臼杵を体感していただきました。その中で、移住に前向きな方もいらっしゃいますので、今後、具体的な対応を進めてまいります。また今年度、さらに2回実施する予定ですので、引き続き、地域の風土や人柄、新鮮な食を知っていただけるよう、農村民泊などを通じて臼杵の魅力を紹介するツアーを実施し、移住定住の促進を図ってまいります。
 このような移住定住施策を推進する中で、市外より臼杵へ移住を考えている方や移住した方の不安や悩みを軽減し、移住希望者や移住者に一層寄り添った支援が必要であり、また大変重要であります。そのため、行政のみではなく、市民皆さんの目線で必要な相談や支援を行っていただける「移住定住サポーター」を設置しました。サポーターは登録制として、既に移住されている方および市内の郵便局長さんの22名の方に登録していただき、8月17日に登録証の交付式と第1回のサポーター会議を開催しました。
 行政の窓口のみでは対応できない個人的なことや転入地域独自の慣習などにつきまして、気軽に相談対応できる場の設置により、移住者がスムーズに地域になれ親しんでいただけるような環境づくりを目指します。また、移住定住情報の発信や移住モニターツアーへの協力など、移住定住支援活動を行っていただきたいと考えております。さらに、移住後におきましても、交流会の開催を積み重ね、定住の定着に向けたサポートも期待されているところであります。
 また、既に導入しています空き家バンク制度では、8月末現在で登録物件数が67件、このうち成約に至った件数は30件となっています。ただし、利用希望者登録件数は増える一方で、登録物件がまだまだ不足していることから、今後あらゆる角度から空き家情報を得ることが重要であり、所有者の意向も把握した上で支障となる課題等を解決する方法を探り、物件の増加につなげていきたいと考えております。
 また、移住者の居住支援促進事業につきましても、様々な補助制度の利用実績は、平成27年度が76件の166名でした。平成28年度8月末現在、つまりこの5カ月間で既に49件の132名の利用があり、さらなる利用促進のため、引き続き情報発信に努めていきたいと考えております。
 今後とも、こうした移住定住の政策に着実に取り組み、人口減少に歯どめをかけられるよう成果を上げていきたいと考えているところであります。
 以上、報告しました「うすき石仏ねっと」やジュニア防災リーダー、食事クーポン券の「お得や券」、移住定住・婚活事業の取り組みを初め、子ども・子育て支援、高齢者対策、産業振興施策など私が市政2期目に掲げた5つの基盤づくりの各事業と、昨年から取り組んでおります臼杵市まち・ひと・しごと総合戦略による様々な事業は、いずれも市議会はもとより、市民皆さん方のご理解とご協力のもと協働で取り組んだ結果、成果としてあらわれてきているものと手応えを感じております。
 つきましては、これまで手がけてきた施策に一層磨きをかけ、臼杵市のさらなる発展、進化に向け、改めて決意を持って取り組んでまいりたいと、そういうふうに考えているところであります。
 以上、6月定例会以降の市政関連事項につきまして、報告を終わります。

2016年11月24日木曜日

討議資料(テキスト版)

一粒の真珠「臼杵」を目指して

文豪 野上弥生子先生が「臼杵小学校創立100年」に寄せた祝辞に次のようにあります。「一粒の真珠は、他のけばけばしい宝石より、より貴重なものとされます。資源や土地に乏しい臼杵とても運営しだいで、よそでは欲しくとも手に入らぬ九州東海岸の真珠に育てあげられるはずです。好ましい風土のみでなく、歴史、文化の条件においても特殊にゆたかな温床をもっているんですもの」皆さまと共に、一人ひとりの輝きは小さくとも、その輝きが増し、まち全体が希望の輝きに満ちる「臼杵」にいたします。

若林純一の掲げる政策の柱『活力』『安心』『協働』

『活 力』

◯地場産業の育成 (中小企業への支援・地元優先発注・市街地の駐車場)
◯観光振興 (情報発信・宗麟フェスティバル・滞在型観光の推進)
◯有機農業の推進 (無農薬・無化学肥料栽培の推進とブランド化)
◯市民活動への支援 (市民提案型事業への支援・ボランティア券)

『安 心』

◯まちのビジョン(将来像)づくり (市庁舎建て替えを軸に)
◯公共交通の充実 (コミュニティーバス・乗り合いタクシー)
◯健康寿命の延伸 (サロン活動の充実・うすき石仏ネットの活用)

『協 働』

◯市民の声が反映する市政 (市長だより・懇談会・電子掲示板)
◯効果的・効率的な予算の執行 (事業仕分けの実施)
◯誇りを持って市民と協働するスリムな市役所へ (持ち家手当て撤廃・給与水準を全国平均並へ)

市民の皆さまが主役の開かれた市政の実現! 【討議資料】

2016年11月7日月曜日

南津留地区コミュニティーセンター建設の経緯(変更に至る経緯)

変更に至る経緯です。赤字の部分は市長判断の部分です。

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南津留地区コミュニティセンター建設に関する経緯

平成27年4月に地元住民より市へ電話連絡有り

南津留地区コミュニティセンターの建設について
・南津留連絡事務所の建て替えは必要ない
・特認校の臼杵南小学校の設備など少子化対策に予算を使うべき

その後、7月に地元住民と話し合いを行う

(地元住民)
・コミュニティセンターは高齢者ための施設ではないか。学校施設は子どもたちのために使うべき
・臼杵南小学校はグラウンドが狭く、子どもたちが遊ぶスペースがないので南園舎を早く壊して、子どもの遊び場を広くすればよい
・小学校の駐車場が狭いので園舎を壊して駐車場にすればよい
(市)
・建設は長年にわたる地元からの要望に応えるもので、地域の様々な団体の皆さんが使用するコミュニティセンターとしての建て替えである
・各区長から各地区住民へセンター建設については周知をしてもらっており、理解されていると認識している。
.・コミュニティセンターでは、世代を超えた取り組みが可能となり、地域で子どもを育てる環境づくりができる
・区民を対象としたコミュニティセンター建設の説明会を行いたい

7月14日 地域振興協議会役員と話し合い

コミュニティセンター建設に対して一部の地元住民から反対意見が出ていることを伝えセンター建設について説明会を行いたい旨を伝える

7月23日 南津留連絡事務所においてセンター建設の説明会を実施

市からセンター建設の経緯及び施設の概要を説明
(出席者からの意見)
・南園舎跡地では浸水の心配がないか(アスファルトから50cm上げる予定)
・敷地への入り口が直角で狭く、車が通りづらい
・できるだけ早く3月中には完成してほしい(予定通りに年度内の完成を目指したい)
・日当たりが良い向きにしてほしい(部屋は南向きにする予定)
・センターの駐車場は十分確保できるのか

8月以降、センター建設に反対している地元住民や地域振興議会役員との話し合いを継続

南園舎跡地でのセンター建設について合意には至らず

9月3日 市長にこれまでの経緯を報告

・南津留地区コミュニティセンターの南園舎での建設について、地元地域の中で意見が分かれている
・コミュニティセンターを地域を活性化させる活動拠点にするためには、地域の総意が必要だと考えられるので、建設については慎重に進めてほしいと指示があった

10月22日 地域振興協議会役員ら7名が市長を訪問

(地元役員)
・市として早期にセンターの着工をしてほしい
(市長)
・センターの建設は、当初、地域総意の要望として受け止め、準備を進めてきたが、この段階になって地域の中で反対が出るのはどうしてかという思いがある。
・センターは地域の皆さんに喜んで使っていただくことが一番なので、今一度、建設について地域の中でよく話し合ってほしい

平成28年1月12日南津留・中臼杵・東神野地区区長会総会

市からこれまでのセンター建設の経緯について説明
平成24年に南津留地区コミュニティセンター建設の要望をいただいて以来のこれまでの経緯を説明
平成27年に地元住民から
・学校用地に隣接した敷地は、子どもたちの教育施策の場所として活用すべき(特認校としての施策もあるはず)
・駐車場の確保が難しい
等の反対意見があったことについて説明を行った。

(市としての考え方)
コミュニティセンターは地域が一体となって喜んで使っていただく施設であると考えており、地域内の問題となることは望ましくなく、南津留地区コミュニティセンターの建設について、地域の中で地域振興協議会としての活用のあり方や建設場所についてどうあるべきかを再度検討していただきたいと考えている。市としても検討にあたっては地域に協力したい。

(地元役員)
(出席者からの南園舎でのセンター建設が現候補地で困難であるならどこが良いのかとの問いに)
区長会役員としては、連絡事務所横のJA野菜集荷場の土地が適していると考えており、JAに譲渡が可能か確認したいと発言。

地元地域振興協議会では、新たにコミュニティセンター建設委員会を作り、今後センター建
設の方針と具体的な活用方法の検討、地元住民への周知、総意の集約を委員会で取り組むことにした。

1月15日 JA関係者と話し合い センター建設委員会3名

(建設委)
・JA南津留野菜集荷場について現状を聞き、センター建設候補地として譲渡が可能かどうか教えてほしい。
(JA側)
・JAとしては、できるだけ地元地域のために協力したいという考えはある
・集荷場内は現在農林公社に農機具用の保管場所として無償で貸与している
(市)
・現在の集荷場の土地の状況や利用状況を知りたい
.仮に集荷場の土地を譲渡する場合は何か条件が必要か

2月15日センター建設委員会と市担当者で、コミュニティセンターの活用についての打合せ

・KMN盆踊りのようにセンター活用について皆で何度も意見を出し合って考えたい
・地域が広く健康教室の開催が2箇所になる。登録者は多いが交通手段がなく、実際は参加者が少ない
・以前のように男性の料理教室が再開できれば
・料理教室も中臼杵と南津留で別々の開催になっている
・他の地域と違うお金や手間をかけずにできる取り組みをしたい
今後は地域で色々な団体で話し合ってもらい、センターの活用方法を市に提出してもらうこととした

4月5日 JA側と協議

(市)
・土地全体ではなく、部分的な購入は可能か
・集荷場の建物や土地の図面や地質データはあるか
(JA側)
.土地の部分的な譲渡については検討する
・集荷場の建設年が古いため図面やデータは見つからない

4月12日南津留地区地域振興協議会が市に要望書を提出

・地元ではJA所有の南津留野菜集荷場の敷地でのコミュニティセンター建設を要望

市として、地元の要望を受けて、JA側と今後正式に譲渡に関する協議を行うことを検討する





南津留地区コミュニティーセンター建設の経緯(当初)

南津留地区コミュニティセンター建設の経緯について情報公開していただきましたのでご報告します。以下の報告書については平成27年8月24日に起案され、課長決済の下、9月3日に市長報告された内容です。
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南津留地区コミュニティセンター建設の経緯

○平成20年4月1日臼杵幼稚園南園舎廃園

○平成23年10月25日市政懇談会
・南津留連絡事務所の裏庭が大変危険な状態になっている。
・連絡事務所が危険なので南園舎跡に移してはどうか。

○平成24年2月南津留地区地域振興協議会が設立

○平成24年3月30日南津留区長会会長より「南津留地区コミュニティセンターの建設について」の要望書が提出される。
・平成24年度から臼杵南小学校が地域と一体となった学校づくりとしてコミュニティスクールを開始。地区民をあげて学校の運営に協力したい。
・小学校に隣接した南園舎跡にコミュニティセンターとして連絡事務所を移転して欲しい。

○平成24年6月8日要望書に対し回答
・現施設の老朽化、崖下の立地状況を勘案し、区長会提案の南園舎跡地の活用も含め施設整備のあり方について、区長会と協議を図りながら検討していく。

○平成25年度 要望を受け、公共5カ年計画に事業を計上する

○平成26年度当初予算に設計委託料が計上
・南津留区長会に設計予算が計上されたことを伝え、事業の説明をする。
・設計内容について区長会と協議を重ねる。

○平成26年12月22日
「平成26年度南津留地区コミュニティセンター新築実施設計委託」契約
契約額5,076,000円

○平成27年度当初予算に工事費が計上される。
当初予算額92, 347, 000円

木造平屋建て延床面積2.53.60㎡
多目的ホール(約50畳)、調理室(約16畳)、和室1 .和室2


2016年11月5日土曜日

うすき竹宵20周年事業について

竹宵のコンサートについて様々ご意見を頂いております。これまでの議会関係の情報をお示し致します。
いよいよ、今宵と明日の宵は「うすき竹宵」。20周年記念コンサートも含め、大成功を収めますよう祈念いたします。

-------以下は、平成28年3月議会予算委員会での質疑応答

○委員(若林純一)

うすき竹宵の20周年事業補助金のうちイベント費ですが、コンサートに351万4,000円ということですが、通常コンサートは入場料金で賄うというのが普通なのですけど、この際の入場料金等の考え方はどうなっているのかということと、

もう 1つはコマーシャルで225万6,000円と聞きましたが、竹宵は毎年きちっとやっていくことでこれだけの人を集めるイベントに発展してきたわけですけども、ことさら20周年をコ マーシャルで打つという必要があるのかどうか。

これまでやってきた宣伝広告の中で20周年ですということと例えばイベントやるならばイベントを併せてきちっと広告すれば、特別に費用をかけるという必要はないんじゃないかと思うのですが、その辺りのお考えをお聞かせくだ さい。

◎産業観光課長(平山博造)
イベントのコンサートが有料か無料かでございますが、これは最終的に正式決定しておりま せん。今後、実行委員会と詰めていく予定でございます。

20周年のコマーシャル費でござい ますが、うすき竹宵も20年前に大分県で初めて開催して、今では竹楽、千年あかり、県外でもかなり竹ぼんぼりを利用したイベントが見られておりますので、ここでお金を使って改めて、うすき竹宵が元祖であるということを含めてPRを行いたいと考えております。以上でござい ます。

○委員(若林純一)
イベントですけど、イベントにどれだけ費用がかかって、どれだけ入場収入があるかがわからないと補助金の額が決まってこないと思うのですけど。それすら決めてなくて補助金の額が先に決まるというのはいかがなものかと思いますが、その辺のお考えはどうでしょうか。

◎産業観光課長(平山博造)

コンサートにつきましては、まずはギャランティーとやれる範囲のスペース、それから警備体制等を考えた場合の積み上げの金額でございまして、今後場所等決めて有料か無料かという 議論はこれからになると思います。あくまでもイベント事でございますので、安全第一によい 20周年の記念行事としたいと考えています。

○委員(若林純一)

コンサート開くわけですから、警備費も含めて普通にコンサート開くのにいくらかかるかという話が351万4,000円なのかなと気がしますけど、そうすると全部市の補助金でまるがかえになるのでイベント収入が全部どこにいくのかなという考えになるんですけど。

今のい くらかかるかわかりませんという説明だと補助金の額が適正かというのがわからないという話になるので、そこらあたりきちんとこういうコンサートでここまで補助金を出します。コンサ ートの主体と入場料がいくらでこれくらいの入場金で見込めて補助をいくらにするという仕組みがセットじゃないと、無料か4,000円かわかりませんというイベントに対して補助金の額を決定するというのは非常に難しいと思うのですけど。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

現時点の実行委員会の考えなのですけど、このコンサートについては実行委員会では無料で コンサートを行いたいと考えています。

この費用につきましては入場料金を取らなければ県の補助金も最終的に対象となります。入場料金を取るんであれば県の補助金は対象となりません。実行委員会としては無料で行いたいと考えております。

○委員(若林純一)

無料ということになると開催時期等、日にちの設定によっては外からのお客さんなのか市民なのかそこらあたりがどうなのか。

市民会館と思われるのですけど、市民会館で大丈夫なのか といういろんな心配がありますけど、そのあたりはどのようにお考えなのでしょうか。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

小室哲哉さんのコンサートについては、現時点の考えなのですけども大手門公園で開催した いと実行委員会のほうでは考えさせていただいています。

○委員(奥田富美子)

関連です。大手門公園ということは竹宵をしている当日にということでいいですね。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

竹宵の当日に小室哲哉さんのコンサートをできればなと考えています。

○委員(若林純一)

今実行委員会ということで説明を聞く範囲では、お金取るということは考えられないので、 全額補助金でほぼ賄う形ということでよろしいんですね。

◎産業観光課課長代理(山木哲男)

現段階ではそのような計画で進めさせていただいています。

-------以下は、最終日本会議における私の反対討論

平成28年度臼杵市一般会計予算のうち、うすき竹宵実行委員会補助金1,100万円、この1,100万円につきましては例年補助しております400万円に加え、うすき竹宵が20周年を迎えますことから700万円を補助する内容でございます。

700万円の内訳といたしましては、野外ステージイベントに351万4,000円、県外向けのテレビコマーシャルに225万6,000円、その他竹の加工用具などに補助するということになってございます。

反対の理由といたしましては、うすき竹宵20周年事業は打ち上げ花火的なイベントではなく、今後これからうすき竹宵が継続的に発展するような内容の事業にすべきという考えでございます。例えば、うすき竹宵の雰囲気を臼杵にいつ来ても味わえるような、そういう仕掛けづくりなどが考えられると思います。

また、県外向けテレビコマーシャルでございますが、竹宵はこれまでの地道な取り組みにより、既に多数の来客がございます。ことし限り20周年ということでコマーシャルを打つ必要はないというふうに考えますので、このうすき竹宵20周年事業700万円については反対いたします。

2016年11月2日水曜日

市庁舎の位置について

コメントいただきました。
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市長選挙は市役所の位置が争点の一つになりそうですが、若林議員の意見を教えてください。
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「臼杵商業高校跡地」にすべきと考えます。