2010年9月21日火曜日

一般会計補正予算案に反対しました

反対した部分は、
■臼杵川流量観測委託料1008千円(2ヵ年にわたり全体で2216千円)
■水位計装置購入1607千円
戸髙鉱業社石灰石採掘に伴う表土雑岩等集積場建設に対し、水量調査を実施するもの。
http://usuki.blogspot.com/2010/07/blog-post_28.html

反対の理由は、
ひとつは、集積場建設に伴うもので起業者の負担で行うべきものと考えたからです。
もうひとつは、起業者も開発許可に伴う「環境アセスメント」の中で同様の計測をするのではないか、
計測を2重に行うことになり無駄であるとの考えからです。

委員会では、「臼杵市でも独自で計測し、データを持ちたい」という説明でした。
同じ内容の計測を起業者側と市側で行うとのことでしたので、企業者が観測し、市はチェックすれば済むことであるとの判断から反対しました。

今日、担当課に赴き説明を求めました。
委員会では判然としなかった点がわかりましたので報告。

ひとつは、まったく同じ内容の計測ではないこと。
水位計測は、「環境アセスメント」の項目になく、起業者としては実施する予定がないこと。
委託には流量計算を含み、市独自で計算を行い企業者側の計算をチェックする意図があること。

水位は、水質と並んで今回の開発において一番懸念される事項であり、起業者側としては他の集積場の実績からまったく問題ないとの判断であるが、市としてはつかんでおくべき数値であるとの判断であること。

流量計算は、降雨強度や洪水調整地などを含み、大変高度な内容であることから市としても独自に計算を委託して、起業者側の計算結果と照らし合わせたいとの判断です。

結果として、
水位が変化すれば洪水や渇水につながる恐れがある重要な調査項目であることから、実施することは必要と考えます。
しかし、水位計測は着工前から集積場が満杯になるまで継続観測が必要であり、今後40年くらいかかると見込まれています。
市として必要と考える調査項目であることから、起業者側で実施するよう強く要望し応じてもらえない場合にのみ市が独自で実施するようにしてほしいと要望しました。

私の反省として、
予算委員会でのやり取りでは表面的なやり取りになり限界があります。
とはいえ、委員会の場で納得できない場合はやはり反対せざるを得ません。
今後は、疑問を生じそうな箇所は、もれなく事前に説明を受けることにします。

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