2022年8月30日火曜日

私が見た新型コロナワクチンの実態【勤務医有志の座談会・第1回】

最前線の現場で医療にあたってきた勤務医たちの「本音」が垣間見えます。これからワクチン接種を検討している人の参考になると思われますのでご紹介します。
https://www.news-postseven.com/archives/20220825_1786995.html?DETAIL

-----以下引用

“第7波”によって日本の新型コロナウイルスの新規感染者数は激増して世界最多となっている。しかし、その一方で感染拡大や重症化を防ぐためのワクチン接種率もまた最も高い国の1つだ。

 4回目どころか秋には5回目接種が始まり、政府は7回目までワクチンを購入済みとの報道もある。にもかかわらずなぜ感染拡大は続くのか、このまま打ち続けることでリスクは生じないのか──ワクチンの大規模接種が始まって1年が経過したいま、最前線の現場で医療にあたってきた勤務医たちが本音で語った。【全3回の第1回】

【座談会参加者】
A男さん:リウマチ・膠原病が専門の内科医。関東の大学病院に勤務する。外来患者や入院患者の診察、治療にあたっている。

B子さん:総合内科医。中部地方の総合病院に勤務する。主に入院患者を対象に診察や治療にあたっている。

C夫さん:総合内科医。関東の総合病院に勤務する。外来患者を中心に、急性期の患者の診察や治療にもあたっている。

D介さん:感染症が専門の内科医。関東の大学病院に勤務する。病院内の感染制御業務に加え、外来患者や入院患者の診察、治療にあたっている。

※今回の座談会に参加した医師はいずれも病院に勤務して診察や治療にあたっている。4人のなかには、ツイッターアカウント「勤務医団の本音」に参加して情報発信を行う医師もいる。対談は8月上旬に都内某所にて行われた。

 * * *
〈新型コロナやワクチンを取り巻く問題について取材を重ねるジャーナリスト・鳥集徹氏の司会のもと、全国から集まった勤務医4人が医療現場の現状を語り尽くす〉

鳥集:8月上旬現在、テレビや新聞では連日、第7波の到来で発熱外来や救急に患者が殺到していると報じられ、日本感染症学会も「受診を控えてほしい」と要請しています。皆さんが勤務する病院の状況はどうでしょうか。

A男:正直、この2年間、うちの病院は何をしてきたのか……と暗澹たる気持ちです。うちは大学病院ですが人手がまったく足りておらず、そのせいでPCR検査すらまともに行えない。かかりつけ医から発熱患者の受け入れを打診されても、ほかの病院に回してもらう状況で、診療しているのはもともと入院中だった基礎疾患のあるコロナ患者ばかりです。

B子:うわぁ……どこも大変ですね。私の病院は発熱外来があり、かつ近くの介護施設から陽性者が次々と搬送されてきていて、現場はかなり疲弊しています。

 ただ、施設から搬送される患者の多くが軽症です。肺炎の患者もいますが、よく調べるとコロナじゃなくて誤嚥性肺炎だったりする。なので集中治療室が満床になるようなことはありません。確かに感染者は多いですが、重症化する人はオミクロン株になってからかなり減っているという印象です。

D介:同感です。そもそもインフルエンザであっても、体が衰弱している高齢者は、抗ウイルス薬や抗生剤を使っても助からないことがあります。比較してコロナが特にひどいとは思えません。デルタ株までは若者でも重症の肺炎に罹患することがありましたが、いまは違う。

A男:私もインフルエンザと差があるようには思えないというのが正直な印象です。私はリウマチや膠原病などの自己免疫疾患が専門ですが、こうした基礎疾患を持っている患者さんでも、オミクロンに感染して重症化することはまれです。C夫先生の総合内科には、重症の患者さんがいますか?

C夫:総合内科専門医の立場からしても、いまのウイルスは明らかに弱毒化しています。オミクロン株以降、重症の人はほとんどいません。「これまでにない症状」として喉の痛みや発熱を訴える患者さんもいますが、慣れない症状に戸惑っているだけの人も多く、自宅療養すれば回復するレベルです。

 だからぼくは、この状況で抗原定量検査はまだしも、PCR検査をし続け、陽性判定が出た患者を隔離するいまの診療方法自体、間違ってるんじゃないかと思ってるんです。

A男:微熱だからと検査したばかりに陽性となって、長期入院を強いられている高齢者も多いですよね。

B子:うちの病院でも基礎疾患があってコロナは陽性だけど症状は微熱程度の高齢者が、ベッドで一日中寝ている光景をよく見かけます。

A男:あれはまずいですよね。病床が埋まったり人手が足りなくなったりする医療逼迫の問題以前に、患者本人にとってデメリットが大きい。どんなに元気でもコロナ陽性だと院内感染を防ぐ必要があるため満足なリハビリができず、高齢者はみるみる衰えていく。

D介:しかも陽性判定が出ると、過去の感染の名残が出ているだけかもしれないのに、手術や治療を予定していても延期せざるを得なくなる。それから、うちはPCR検査能力に比較的余裕があるから、患者はもちろん職員も何度も受けていますが、その結果1日に20〜30人ほど陽性判定が出て、病院業務を休む人が続出。常に人手不足です。ただ、PCR検査は単価も高いですし、すればするほど儲かるというのが病院の本音です。

鳥集:陽性者の増加はしばらく続きそうですね……。
ワクチンの効果は机上の空論

〈2021年4月、高齢者への優先接種を皮切りに「感染拡大防止のため」をスローガンに約1年半にわたって全国で推奨されてきた新型コロナワクチン。その効果を現場の医師はどう感じているのか〉

C夫:毎日50人以上の患者を診ているぼくの体感から言いますと、いま病院に来ている陽性者の9割は3回目まで接種しています。

B子:私のところの入院患者も、一度も打っていないという人はごくわずか。8割以上が3回接種していて、残りのほとんども2回までは打っている。

A男:そうなると現場としては、「打つことが感染拡大を防止する」という説には首を縦に振れませんよね。公衆衛生の専門家は、臨床試験データを根拠に「ワクチンは効く」と主張する。しかし、現実の社会はあまりに複雑で、臨床試験データのような“理想的な環境”なんてどこにもない。ワクチンの効果は理想論としか思えないんですよ。

鳥集:国内外の統計や論文を見ると、感染を予防するどころか、ワクチンを接種した方が感染しやすくなっているのでは?と思うようなデータも出ていますが、実際のところ皆さんは、どのように感じておられますか。

D介:確かにウイルスが変異を続けるなかで、最初に蔓延したウイルスの型に対応するワクチンを何度も打てば、変異株に感染しやすくなることは理論的にあり得ます。ただ大前提として、世界各国でこれだけ感染状況に差があるので、外国の特定の集団のデータはあくまで参考にすぎません。日本独自の生のデータを見て判断する必要があります。

B子:そうなんですが、「ワクチンが効いたかどうか」をデータで検証するのはすごく難しいですよね。「ワクチンが重症化を防いだ」という専門家もいますが、臨床現場の高齢者はほぼ100%が接種済み。比較対象となる非接種者がいないので、打たなかったら本当に重症化していたかを知る術がないんです。

D介:コロナ禍初期は欧米よりはるかに感染者数が少なかったのに、接種が進んだ現在は欧米の感染者数を追い越している。この現実を目の当たりにすれば、ワクチンの効果を疑うのが当然です。

A男:そもそも弱毒化しているウイルスにワクチンを打つ意味がどこまであるのかも疑問です。そういったことも含めて、新型コロナやワクチンに付随する問題を検証し、反省するには正確な統計データが必須です。でも、日本にはコロナ陽性者とワクチン接種歴をひもづけるまともなデータがありません。

 現在、新型コロナ感染者のデータは厚生労働省の『HER-SYS』というシステムで管理されている。感染者の年齢や性別、ワクチンの接種歴を入力することになっているが、当初は“ワクチンを接種したが正確な接種日時などが不明な新規感染者”を未接種として分類していたなど、その集計方法には疑問の声も上がった。

C夫:厚労省のデータはあまりにも問題が多い。集計方法のあいまいさに加え、8月4日に、医療機関や保健所の負担軽減を名目に、ワクチン接種回数を記載することも不要にすると発表しました。

A男:意図的かどうかを別にしても極めて杜撰。これでは検証も反省もできません。彼らは結局、うやむやにするつもりなんでしょう。

(第2回に続く)





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