3月11日、東日本大震災から2年が経過したこの日、大震災の記憶を風化させないため、公用車に「釜石の奇跡」で注目を集めた津波避難3原則を記したマグネットステッカーを張り、市民への周知と注意喚起を行っています。これは、1、想定にとらわれるな、2、最善を尽くせ、3、率先して避難せよという岩手県釜石市の防災教育の基本方針である3原則です。日ごろからの備えとして適切な判断と行動ができるよう、今後も引き続き津波防災対策に万全を期すよう努めていきたいと考えています。
3月27日、臼杵市防災拠点施設となる新消防庁舎の開庁式を行いました。当日は、市議会の皆様を初め多くの来賓の方々にご出席いただき、改めてお礼を申し上げます。
この新消防庁舎は、海抜21.1メートルの高台に位置し、震度7にも耐えられる耐震構造の鉄筋コンクリート3階建てで、大規模災害が発生した際には、指揮拠点となる災害対策本部機能や災害時用備蓄倉庫なども備えています。今後は、ドクターヘリの離発着や災害時の避難スペースを兼ねた多目的広場、また、119番通報の際の通報位置を示すことができる統合型位置情報発信装置、消防救急無線のデジタル化、太陽光発電の蓄電設備などもあわせて整備していく予定となっており、より一層防災体制の強化を図っていきたいと考えております。また、昨年度誕生した407名の防災士のネットワーク化や自主防災組織の強化など、今後もさまざまな防災・減災対策に取り組み、関係機関とのさらなる連携を深め、有事における防災対策を盤石なものにしていきたいと考えております。
この新消防庁舎は、海抜21.1メートルの高台に位置し、震度7にも耐えられる耐震構造の鉄筋コンクリート3階建てで、大規模災害が発生した際には、指揮拠点となる災害対策本部機能や災害時用備蓄倉庫なども備えています。今後は、ドクターヘリの離発着や災害時の避難スペースを兼ねた多目的広場、また、119番通報の際の通報位置を示すことができる統合型位置情報発信装置、消防救急無線のデジタル化、太陽光発電の蓄電設備などもあわせて整備していく予定となっており、より一層防災体制の強化を図っていきたいと考えております。また、昨年度誕生した407名の防災士のネットワーク化や自主防災組織の強化など、今後もさまざまな防災・減災対策に取り組み、関係機関とのさらなる連携を深め、有事における防災対策を盤石なものにしていきたいと考えております。
4月1日、臼杵市まちづくり基本条例が施行されました。市民が幸せを実感できるまちの実現を目指し、臼杵市の特性を生かしたまちづくりを自主的に行うことを目的としています。今後は、この条例の理念や精神が、市民の方々にしっかり根づくよう周知し、市民の方々と議会や行政がともに連携・協働しながら、市民が主役のまちづくりに取り組みたいと考えています。
4月8日、三浦按針ゆかりの4都市連携事業として、神奈川県横須賀市で行われた「ANJINプロジェクト・パートナーシップ宣言」に署名しました。このプロジェクトチームは、臼杵市、神奈川県横須賀市、静岡県伊東市、長崎県平戸市の4市が連携して、日本の国際交易の礎を築いた三浦按針の功績を顕彰し、内外に発信することで、按針の偉業を未来へ伝えるとともに、各市の魅力の新たな発信源として地域活性化を進めることを目的としています。
また、4市で連絡協議会を立ち上げ、今後、毎年「ANJINサミット」を4市持ち回りで開催することとし、第1回ANJINサミットは、5月25日に平戸市で開催されました。当日は、イギリス総領事やオランダ総領事、また、按針のふるさとであるイギリス、メドウェイ市から元市長が参加する中で、4市の市長がそれぞれ按針にまつわるエピソードの披露や、各市の魅力をPRしました。私からは、臼杵の歴史や文化、観光を含めた魅力を紹介するとともに、オランダ船リーフデ号が漂着した地であり、ごくわずかしか臼杵に滞在していなかったけれども、佐志生の人々を初め多くの人たちが手厚く看護し、当時の臼杵のおもてなしの心が、後の按針の活躍につながったということを伝えました。
今後のANJINサミット開催は、来年が伊東市で、再来年が横須賀市、臼杵市は平成28年度に行う予定です。臼杵市は日蘭交流発祥の地であり、また、三浦按針が初めて臼杵の地を踏みしめ、歴史の物語が始まった地として、このサミット開催に向けて準備を進めていきたいと考えています。また、このような臼杵の歴史についても改めて市民の方々へお知らせしていきたいと考えています。
5月12日、上浦・深江両地域合同による地域振興協議会の設立総会が開催され、5月23日には認定証を授与し、市内で10番目となる地域振興協議会が誕生しました。両地域は海岸線に位置し、漁業が盛んで海の幸に恵まれた地域ですが、一方では台風などによる道路損壊やがけ崩れの影響を受けることが多く、また、津波の影響を受けやすい地域でもあります。この上浦・深江地域振興協議会の設立により、両地域がますます発展し、住民一人ひとりが元気で、子供からお年寄りまで安全に安心して暮らせるような活動や防災訓練などに取り組んでいただき、地域のきずなを深めていただきたいと考えています。
5月24日、臼杵公園への避難路整備につきまして、昨年度から3ルートの整備を進めておりますが、このたび臼杵税務署横の卯寅口ルートが完成し、有事の際の避難が可能となりました。残る洲崎口と城南口の2ルートにつきましては、8月末完成予定であります。これら全ての避難路が完成することによって、周辺住民の津波災害などによる避難がスムーズになります。
5月27日、株式会社伊藤園との災害時の飲料水提供に関する協定を締結いたしました。この協定は、災害時に同社の水やお茶を緊急輸送し被災者に提供するほか、被災対応型の自動販売機を設置し、無料で提供するという内容です。市町村では九州で初めての協定となりました。同社とは茶産地育成に関する協定を結んでおり、臼杵市内で70ヘクタールの栽培面積となっています。この災害協定により、被災した場合の飲料水が確保できることとなり、感謝するとともに心強く感じているところであります。
6月2日から、OBSラジオで、臼杵市の魅力的な観光や文化、イベント情報などを県内外に広く発信するため、毎週日曜日の午後1時から1時間の生放送番組を始めました。この事業は、緊急雇用創出事業で、OBSとの委託契約により、OBSが番組制作班3人を雇用し、臼杵での取材を通して番組をつくるというもので、来年3月まで放送を行います。番組は、「すき!すき!うすき!!」というタイトルで、放送エリアは、大分県内はもちろん愛媛県、福岡県、山口県や広島県までカバーできると聞いています。イベントなどを通して多くの市民の皆さんに参加していただき、臼杵の魅力を発信し、市内への誘客を図り、地域活性化に結びつけたいと考えています。
以上、3月定例会以降の市政関連事項について報告を終わります。
-------引用ここまで
こうして3ヶ月おくれの市長の行政報告を掲載しなければならないのは空しい。
武雄市の取り組みの先進性には敬服させられます。9月議会の様子がユーストリームで実況中継。その後いつでも見ることができます。見習いたいです。
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