2012年1月1日日曜日

『常在戦場』の心持ちで

山田宏からのメッセージ
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「『常在戦場』の心持ちで」

新年あけましておめでとうございます。

大きな天災と混迷の人災の中で過ぎ、「辛い門」となった辛卯(かのと・う)の平成23年から、壬辰(みずのえ・たつ)の平成24年を迎えました。「壬」は「妊」「任」。新しい命(時代)の胎動をはらみ、人々に責任を担わせる年。「辰」は「振」。時代が大きく揺れ、「今まで」が瞬く間に「過去」となって振るいにかけられる年。

おそらく来年の「癸巳(みずのと・み)」の最後の「陰」の年を経て、再来年の「甲午(きのえ・うま)」の「陽」の循環が始まるまで大変化となるでしょう。そしてその中で新しい時代を創っていくのは、付和雷同せず信じた自分の使命をひたすら追求する人。過去の成功体験をきっぱり脱ぎ捨て、「創業の精神」に立ち返る人です。

今年の半ば頃には政治も大きな変化が起きます。私たちがブレなければ、必ず新しい日本を創るチャンスが私たちに訪れます。「常在戦場」の心持ちで、「その時」には即世のため人のために役に立てるよう、切磋琢磨を怠らず気を引き締めて進みましょう。

「新しき年の始(はじめ)の初春の 今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)」(大伴家持 万葉集)

「降る雪が積もるように、めでたきことが重なっていく年になってほしい」という願いを込め、大伴家持が不遇な時代に詠んだ歌です。厳しい冬のあとには、必ず暖かい春が待っています。

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