2017年4月17日月曜日

区費のことについて

コメントいただきました。

-------以下引用

こんにちは。もう桜祭りも終わり暖かい日差しが気持ち良い時期になりました。

この時期に憂鬱なことが一つあります。区費などの町内会費です。臼杵はただでさえ給料も低めのとこが多いのに、私の区では年間一万二千円、そして盆と祭りの時は別途徴収、また駐車場としている場所は、固定資産税を払うためにという名目で年一万二千円ほど払っていますが、実際には駐車している車が合計100台近くに対し、年間の固定資産税は40万前後でおかしいのではないかと思っております。

このような中で、果たして都会の若者は臼杵へ移住などするでしょうか。若者を定住させるには、確かに大きい事も必要ではありますが、こういった小さい事を変える必要があるのではないでしょうか。

正直、区について文句が言いたいですが、文句を言った場合村八分になりそうなので、ここから引っ越すかどうか考えています。

-------引用ここまで

納得できない点があっても、区費のことについて物申すのは、はばかられるものですね。ましてや、使いみちの細部が示されていなければ、納得できない点を論理的に説明するのも困難です。筋道の通った指摘でなければ区に「いちゃもん」をつけていると捉えられかねませんね。

私も江無田区長を3年間務めました。その当時は市会議員でしたし「ガラス張りの市政へ」を掲げていますので、区長になるにあたって、運営の透明性の確保、説明責任を果たすことは区を運営する上での絶対条件と考えていました。区民に説明がつくよう、私なりに全てのことについて見直しを行いました。

区民の信頼を得るためには「区長手当て」を透明化する必要があるとも考えました。就任時は、区から頂く区長手当てとは別に、市から区長に支払われる「区長報償費」があり、その額は区民には明示されていませんでした。それを全額、区の会計に一旦繰り入れて、役目に応じて各役員に配分するようにしました。これにより「区長手当て」は透明化できました。

しかし、そのことが「市議会議員が区に寄付を行ってよいのか?」という指摘を受ける結果を招きました。区長に支払われたお金を区に繰り入れるのが「寄付」にあたるのではという指摘です。法に抵触するかどうか「弁護士に相談してみては?」との助言もありましたが、市議会議員としてそのような疑念をもたれてはいけませんので区長は辞任しました。

話がそれました。それぞれの区で事情は違うでしょうが「ガラス張りの運営」が行われれば、納得もできるでしょうし、論理的な指摘も行われ改善されていきます。「ガラス張りの運営」「説明責任を果たす」そういう運営が、住民の「参加意識」や「愛着」につながり「定住」につながっていきます。小さなことですが大事なこと、区政も市政も同じですね。

3 件のコメント:

  1.  引用及び、意見をありがとうございました。自分の書いたコメントを省みれば、区の説明にただ高いと反感を持ち、感情的になっており、、恥ずかしく思います。
    しかしながら、もし移住者の促進及び若者の定住化を図るのであれば、推進事業の中で区費への説明ページを設けること、その中で地区の区費が他地区に比べて高い理由、地区によっての活動も記すべきではないかと思います。
    近年のメディアにおける移住促進などの後、こういった町内会費トラブルが多いとの情報もちらちら載っておりますので、役所と区がうまく連携し、こういった問題への対処なども行えれば移住を希望する方が多少なりとも増えるのではと思います。

    また余談ではありますが、引用コメントを書き込んだのち、自分の地区の歴史を調べました。すると民俗学では多少名の知れた集落であり、移住してきた人々で独自の風習を持っていたという記述を発見しました。絶えた風習も多いですが、それでも今まで続いていることなどが中にはあり、絶やさぬようにするための区費なのかなと個人的に納得しました。
     

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  2. 現状では「区費」について、役所が介入することは難しいと思います。

    いろいろな事情や経過を経て決まっている「区費」。区民全員が納得する使途では無いかもしれません。説明しづらいかもしれません。

    それでも、きちんと説明し、その上で意見があれば拝聴し、必要があれば総会で協議することが大事ですね。

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  3. 移住定住を推進しているようですが、市役所は地域の実情を知っていますか?移住した後、共益費が高いなどで移住者と地区民がもめていると聞きました。

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