①現庁舎位置・・・一階部分をピロティにするなど市庁舎を津波から守る(減災)は考えられるが、津波の際の市民生活への支援に支障が生じる恐れが大である。
②臼杵公園・・・市庁舎は津波から逃れられるが、①と同様の恐れは免れない。文化財としての制限がきつく、期限までの完成が憂慮される。十分な施設や駐車場が確保しづらく市民サービスの低下につながる恐れがある。地盤に不確定要素がある、建物移転を伴うアクセス道路の改良が必要など事業費がかさむ恐れがある。
③江無田公有地・・・周辺に開発の余地が少ないため、将来にわたり市庁舎以外の都市機能の集約が期待できない。周辺道路は朝夕には混雑する状況にある。改善方策として「都市計画道路」の築造が期待されるが、多額の期間と費用を要する。くぼ地であり、市庁舎建設用地としてふさわしいかどうか見解が分かれる。代替グランド整備が必要。
④旧臼杵商業・・・周辺の農地は、原則として農地転用が認められない土地である。市庁舎以外の都市機能の集約は進まない。
市役所が存在することによる「まちづくり」への寄与は大変重要ですが、災害時の救助活動や避難生活への支援、市民サービスの継続のためには、出来るだけ安全なところに建設する必要があります。事業費にあてる「合併特例債」の発行限度額は22億5千万円、これを超える金額は全て市費からの支出となります。出来るだけ建設事業費は少なくすべきです。
以上のことから、次のように提案します。
『建設地は「旧臼杵商業」。新築する規模は、将来の人口減少などを見越したものとし、不足するスペースは旧臼杵商業の校舎を改修し利用する。市役所機能はここに集約し効率化を図るが、臼杵中心市街地及び野津地域の「まちづくり」及び「市民サービス低下」への配慮から、「観光交流プラザ」及び「野津庁舎」に出先機関を設置する』
ご意見をお寄せください。
お願いがあります。
返信削除市役所が出している、概算額41億の細かい内訳を始めに掲載して頂けませんか。
本当にこんなに必要なのか?と思っています。
こちらにアップしております。不明な点がありましたらお尋ね下さい。
削除http://usuki.blogspot.jp/2015/07/blog-post_10.html
41億円の内訳です。(1億円未満は四捨五入しました)
削除基本設計・実施設計 1億円
庁舎工事費 27億円(全て新築で計算。既存を改修すれば低くなりそう)
付帯工事費 7億円(舗装・植栽・排水など)
解体費 1億円(現臼杵庁舎)
アクセス道路 4億円
これとは別に旧臼杵商業の土地購入費が2億円とされています。ただし、この用地はどこに市庁舎が建設されようとも必要な費用となります。
以上総額で41億円とされています。現庁舎位置での新築が38億円となっています。また一番安いとされる現臼杵庁舎で東棟を改修し、西棟だけを建替える案が26億円とされています。
現庁舎の位置に建てる場合には1階をピロティにし津波に耐える強固な建物としなければなりません。それに比較して、旧臼杵商業に建てる場合には、構造上の制限がありません。木造も可能です。既存の旧臼杵商業の建物を改修して利用することも考えられます。
外構工事はやり方によっては安価に抑えることができそうですし、アクセス道路についても既存の道路改修と考えれば事業費からは割り引いてもよさそうです。
一方、現庁舎位置での建替えについては、事業費が膨らむ懸念がありますので、事業費の開きは現実にはもっと少なく出来ると思っています。また、東棟は改修しても津波には脆弱なままとなります。
加えて、旧臼杵商業に建設すれば、現臼杵庁舎の敷地が空きますので、臼杵の活性化のために活用できる資産として計上できると思われます。
以上のように考えれば、実際の事業費の差はさほど大きくなくなると考えられます。
委員長、すみません。私の拙い知識では、やはり、メールが精一杯のようです。ですから、身の丈にあった発信をさせて頂きます。
返信削除旧臼杵商業はいちばん困難が少ない前向きに考えられる場所と思います。
これからの臼杵、どうしたら豊かな暮らしができるかを考えると、心も体も健康であることが基本です。周辺が農業振興地域である事は臼杵がこれまで取り組みをしている、ほんまもん農業も、もっと良い方向に導いて行けるのではないですか?
いろいろな人が体が喜ぶ旬の食べ物、食の大切さ、を考え語り合えるようになる。
そんな、臼杵の風土を生かせる取り組みが必要なのでは、ありませんか?
ご意見ありがとうございます。「健康」は何より大事ですね。市庁舎がどこになろうとも市民が健康になる施策は積極的に行いたいもの。市庁舎移転後のスペースの活用についても「健康」がポイントになりそうです。
削除現位置に建替えることで市街地の衰退に歯止めがかかるなら移転すべきではないと思いますが、50年後の臼杵の人口は現在の半分の2万人程度になると推計され市役所も縮小されます。市庁舎の存在に頼らない中心市街地の活性化策が必要です。
市役所が移転しても中心市街地が衰退しないような施策をあわせて講じる必要があると思います。市庁舎移転に関してはその議論もあわせ行う必要があると思います。
なぜ「江無田公有地」が唐突に候補地として挙がったのかとの質問をいただきました。
返信削除専門家委員会で「却下」された「旧臼杵商業」と「江無田公有地」ですが、市民委員会で「旧臼杵商業」が復活したこともあり、それならば「江無田公有地」も候補に挙がるべきとの考えから、市議会の「検討委員会」が挙げたものと思われます。
しかし、市議会「検討委員会」の報告書からは、「現庁舎位置」と「江無田公有地」に絞り込まれた必然性を感じることができません。
http://usuki.blogspot.jp/2015/07/blog-post_28.html
「何か利権が絡んでいるのでは?」との問いをいただきましたが、臼杵の将来にとって大きな課題。一部の「利権」からそのような提案がなされたとは考えたくありません。
あくまでも、市民にとって最良の「市役所」はどうあるべきか。純粋にその思いから市民の皆さまを含めた広い議論の元に決めていかねばならないと考えます。
「そんなに大きな津波はこない。市役所は移転しなくても大丈夫。」という意見の方がいらっしゃいます。私も、津波はできことなら小さなもので終わってほしいと願っています。しかし、市役所としては最悪の事態を想定しなければならないと思います。
返信削除現庁舎位置に建設した場合には、大規模な津波時には、孤立することが予想されます。「市職員は無事であったが、ライフラインが途絶え、当座の市民への支援は大変な困難をきたした。消防庁舎と支援学校に災害対策本部を置かざるを得なかった。」というような事態が想定されます。
できるなら、大規模な津波に際して、市役所は無傷で、その後の市民生活の支援に支障がない状況となるよう、市役所の建て方については考えるべきと思います。