2015年8月6日木曜日

臼杵庁舎に関する説明会(中央公民館会場)

いろいろな意見が出ましたが、集約すると「現庁舎位置から離れて建設することには納得できない」との意見が多かったように思います。
様々な意見・応答を聞く中で、東庁舎を当面耐震改修して使用し、西庁舎のみを現位置で建替えるという「現庁舎位置案その2」が、最も事業費が小さく、安全面を除けば有力であると考えているような印象でした。

しかし、現庁舎位置は津波に襲われる可能性が大です。津波に襲われても、避難・復興に支障がないような市庁舎の建設は大変難しいように思われ、その点について危惧する意見も多く出されました。

市街地から離れることができないとなれば、しかも、既存の庁舎を一部利用する計画が有力となれば、市街地に位置する「臼杵公園」は有力な候補地となります。

「臼杵公園」は、事業費比較では飛びぬけて高額であるとされています。臼杵城址には防空壕が掘られ不安があるので、地下部分を10mくらい掘り下げる必要があるとされ、せっかく掘るので地下2階部分を駐車場にするという事業計画となっています。

地上部分は、木造2階で検討され一番安価な計画となっていますが、地下部分に25億円かかるということで「困難」という結論になっています。

しかし、地質調査した上で必要な改良を行えば、木造2階程度であれば、そう費用はかからずに建設できる可能性があります。また、グランド以外でも基礎部分を掘り下げずに建設すれば「文化財」を痛めずに建設することができる可能性があります。

「専門家委員会」と「市民委員会」の両委員会で候補地とされた「臼杵公園」。建設の可能性を追求する必要があると思います。

5 件のコメント:

  1. 昨日の説明会に参加しました。
    本来新庁舎をつくるコトは市民にとってたのしく夢あるプロジェクトのはず、もっと若い人に参加してほしい…この意見が印象的でした。
    昨年9月からの検討とありますが主役の市民にとっては始まったばかり。設定が画一的で検討課題もまだまだこれからのような気がします。
    9月議会で決定するのは時期尚早、いろんな可能性を探って頂きたい。

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    1. 同感です。

      現在の検討結果を元に場所を決めればよいという状況には無いと思います。市民にとって最良の市役所となるよう、あらゆる面から検討する必要を感じます。

      遅まきながら9月議会に「新庁舎基本構想策定委託料」を計上し、専門家を交えて検討を進め、計画プロセスを公開、市民に意見を求めながらまとめ上げる、そういう進め方がよいと思います。

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  2. 臼杵公園の地下を掘って埋蔵文化財が出てきたらどうなるんでしょうか。いったん始めてしまった計画が遅れると困らないんでしょうか?

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    1. かつて陥没した部分(グランド部分がそれにあたると思われる)については、掘ることについて文化財上の問題はないと認識しています。それ以外の部分については、掘ることなく上に乗せる建て方をすれば可能であるとの認識です。

      その点については「臼杵公園」が候補地になった時点で検討すべき点であり、グランド部分についての掘削は可能であるとの前提で今回の計画案は作られていると認識しています。

      その他の部分での建設可能性については、具体的協議をする必要があると思われます。既に協議を終えているかもしれません。確認が必要です。

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    2. 敷地が狭いこと、文化財関係の手続きに時間がかかりそうなこと、許可されるかどうかが不透明なことなどから、建設に向けての具体的な折衝や検討はなされていない様子が本日の説明会における説明からわかりました。「臼杵公園」での建設は「困難」な様子です。

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