このことについては新聞紙上でも写真入で紹介され、各方面からご意見をいただきました。何点かについて、疑問がありましたので担当課に出向き、確認しました。
1 まず、スロープの勾配。スロープ長さは100mとされ、標高差が12から13mとすれば結構急な勾配です。ハートビル法によれば1/12以下が望ましいとされています。
聞けば、別大国道に設置されている歩道橋のスロープを参考に1/8勾配で考えているとのこと。これでは車椅子の自力での走行は困難。しかし、車椅子の避難対象者は3名から5名程度とのこと、皆で協力して押して上がるとなりそうです。
スロープ設置の考え方としては、多くの人が上る場面において、階段よりもスロープのほうが高齢者などにとっては避難しやすいと考えてのスロープ設置、費用の面を考えて1/8とするとの考えです。
2 スロープの幅は2mで計画されています。車椅子やリアカーなどで歩行困難な方を運ぶかたわら、たくさんの人がこのスロープを登っていくことが予想されます。その中には高齢者もおり大変混雑することが予想されます。その幅については十分な配慮が必要です。
3 臼杵城は大分県指定史跡となっており、スロープの設置にあたってはその文化的価値を損ねないよう配慮する必要があります。スパイラルスロープ設置については、大分県及び臼杵市の文化財関係の委員会などに諮り了解済みとのことです。文化財保護や景観上からは好ましいとは言えませんが「命が大事」ということです。
4 市内の他の避難場所についても、必ずしもスロープが整備されているわけではなく、歩行困難な方々への対応については苦慮している状況があります。他の避難場所へのアプローチについても状況把握を行い対応が必要です。
このことについては、既に地元と協議を行っているとのこと。生コンや手すりの材料支給で対応、必要があれば市での整備も行うとの回答です。
以上により、今回の調査・設計委託料に関する議案については、反対をせず承認しました。
このことについては、既に地元と協議を行っているとのこと。生コンや手すりの材料支給で対応、必要があれば市での整備も行うとの回答です。
以上により、今回の調査・設計委託料に関する議案については、反対をせず承認しました。
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