2011年10月2日日曜日

保育所・保育園の定員について

佐志生保育所の定員の問題について報告しました。
http://usuki.blogspot.com/2011/06/blog-post_5355.html

佐志生保育所には、定員60名に対して69名が入所しています。その内訳は、佐志生地区の園児が11名、他の臼杵市内が57名、大分市が2名となっています。これまで報告したとおり「すみれ保育園」から多くの児童をバスで送迎している現状です。

バス送迎時の事故の危険性の問題や園児の負担などの問題があり、このままの状態を続けることは望ましくありません。では、佐志生保育所を廃止するかとなると、調査によると佐志生地区の児童は25名おり、そのうち来年度は13名が入所を希望しています。廃止となれば逆に佐志生地区の児童・保護者に負担が生じます。

保育所の定員は60名以上と法律で定められていますが、「過疎地域」では特例的に20名以上の定員が認められています。臼杵市は、野津町と合併後「過疎地域」に指定されており、「小規模保育所」としての運営ができます。ただし、経営の効率が悪い点が難点。

結果として、効率は悪いが佐志生地区にも配慮して「小規模保育所」を佐志生地区で運営するという方針になりました。現在の60名が20名定員となりますので、40名分を他に振り向けなければなりません。

施設設備の許容範囲であれば、いずこの保育所・保育園に振り分けることも可能ですが、これまで「すみれ保育園」が運営する「佐志生保育所」であるからこそ、遠くまでバスで通う条件でも保護者が保育を望んできたこれまでの状況を考えれば自ずと答えは出る気がします。

2 件のコメント:

  1. すみれ保育園を定員増した後に、定員が多すぎるから「分園」という事になるのだったら、今の時点で色々な選択肢を考えておく方がいいのではないでしょうか。

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  2. 佐志生保育所の定員減の分を全てすみれ保育園に加えた場合、現在の定員100名から140名となります。

    すみれ保育園の予算計画が131名から160名の枠であることは、佐志生保育所の現在の状況(多くの園児をすみれ保育園から送迎している状況)が続かないとの考えもあってのことと推察されます。

    現在、全市の保育園の定員は750名で、各保育園は定員を若干超える園児を受け入れています。待機児童はありません。

    今後長期的には園児は減っていくことが予想されていますので、これ以上の定員増加はないと思われます。

    将来的には、園児の減少により、佐志生保育所を含め、いくつかの保育園が閉園する方向にあると思われます。

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