2011年6月18日土曜日

環境保全型農林振興公社の収支決算

従来型の農業公社になりつつあるのではと述べましたが、理由はその収支の状況にあります。

収支決算報告書。まずは収入の部。
収入は、事業収入が主なものですが、事業収入だけでは経営は成り立ちません。臼杵市は会費190万円、補助金約700万円を公社に支出しています。

次に支出の部
収支は拮抗し、数字上は赤字はないように見えます。

しかし、印刷製本費・旅費交通費・光熱費・消耗備品費の支出は0円。公社は「ほんまもんの里農業推進センター」内にあり、そちらで賄われていると思われます。さらに、臼杵市から職員3名が業務援助で公社の業務を行っていますが、その人件費相当額は公社の支出には計上されません。

将来は、公社職員で運営するようにしたいとの意向のようですが、決算書から見るに困難であると思います。公社の真の収支がどのようになっているか適格に把握しなければ将来計画は描けません。今年度は人件費などを含めて報告していただくよう要望しました。

公社を「事業仕分け」し、農事組合法人などに任せられないか検討すべきです。

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