2010年9月6日月曜日

臼杵市水道事業会計のこと

9月議会で水道事業会計の決算認定が議案となります。
「臼杵市水道事業会計決算審査意見書」のむすびは次のようになっています。

第5 むすび(抜粋)
経営実績は、収入68599万円に対し支出の総額は、70263万円で差引1664万円の赤字。前年度より、583万円赤字が増加している。料金改定が行われたため、来年度決算においては収益が改善される見込み。

------ここから私見

赤字の増加は、本会計が負担する退職手当が昨年度比で1812万円増額している影響です。
収支の拮抗する厳しい財政運営にあります。
安定的な水の供給に向けた経営努力が欠かせません。

気になった点に「不納欠損処分」という扱いがあります。
「不納決算処分」というのは、簡単に言えば「滞納により未収金が発生。徴収努力を行ったが、5年を経過しても徴収できないので、地方自治法の規定により、徴収をあきらめます。」というもの。

今年度、累計件数で1330件、総額で286万円となっています。

原因内訳としては、生活扶助世帯や事業不振による納入困難が103件16万円、行方不明・死亡が583件82万円、その他が644件188万円です。

水道については、「給水停止」という伝家の宝刀があり、悪質滞納者には「給水停止」を行うことができますので、この不納欠損処分(滞納)件数の多さには納得できません。

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